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きのこ散歩*2024/5/25きのこついでに高尾スタンプハイク

とても仕事が忙しく、かつ職場の人にかぜをうつされ、連休明けくらいからずっと体調不良でした。多忙なのでなかなか治りが悪くて外出どころか家事も最低限やっとこなす状態・・・。

やっと歩いても大丈夫かな、くらいにまで回復したので、例年地味に参加しているこちらの企画に今年も参加することに。

本当は1日で陣馬山~高尾山まで縦走したかったのですが、病み上がりでまだ体力も喉も本調子ではないので、高尾山内だけ回ることにしました。スタンプハイクが目的というよりは、きのこ散策がメインで、ついでなんですが(笑)

私としては、めずらしく散策場所を明かすのは、高尾山が保護区域で動植物菌類の採取が禁止だからです。見回りのレンジャーさんもたくさんいますし、人目が多いので割と荒らされることが少ないんですね。(それでも荒らす不届き者はいますけど)そんなわけで、お近くのみなさんには観察に行ってみてほしいなと思います。尋常じゃないくらい人多いしイライラすることもありますけど、高尾は良い山ですよ!
なお、許可を取ったきのこ観察会の場合のみ学習と研究のための採取を行っている場合があります。


ナガエノチャワンタケorクラガタノボリリュウ

高尾山は山頂へ向かうルートがたくさんあります。多くの方がケーブルカーやリフトを使用し、薬王院から山頂を目指します。1号路から歩いて向かう方も多いですね。人も多い上にコンクリート舗装できのこ的にまったく面白くもないので、私はよほどのことがない限り避けるルートです。

できる限り人を避け、きのこが生えていそうな山道を選びます。さっそく見つけたのはナガエノチャワンタケか、クラガタノボリリュウ。この2種のきのこは非常によく似ていて見分けがつかないのです。


小さなきのこがちらほら目に入る

5月は乾燥しているので、割ときのこが少ない時期なのですが、森に入ればなんだかんだと小さなきのこが目に入ります。こちらはヒダがピンク色なので、ウラベニガサのなかまでしょう。


アリンコかわいい

かたい木の皮を破って出てきたきのこの傍らを、アリンコが通り過ぎます。生きている感じがしていいですね~。癒されます。


力強い!

こちらも木の皮を持ち上げて出ています。力強い!!


見るからにヒトヨタケ系

ふと登山道の草むらを見ると、7cmくらいの大きなヒトヨタケのなかまが見つかりました。しゃがんで撮影していると、その奥にも無数のヒトヨタケが!

ぎゃあ、かわいい!!

こんなにたくさんきのこが生えているシーンに出会うのは久しぶりです!!来て良かった~~~!

なんというかわいさ!

夢中で撮影していると、通行人によく話しかけられます。だいたい「きのこです」と答えるとへぇ~って感じで行ってしまうのですが、若者に「アミガサタケですか?」と聞かれました。
最近ネットで取り上げられることが増えたアミガサタケ、知名度が上がっているんですね。ただし名前だけが独り歩きして、その実態については周知されていないようです。「これはヒトヨタケですよ」と答えたら、「よく探さないと見つからない場所に生えているんですね」と言われました。
私的には、大きなきのこだし見つけやすい場所にいたんですけどね。「きのこ目」があるかないかでこんなに違うのか。


このヒトヨタケは液化しないみたいです

さて、このヒトヨタケのなかまは、ミヤマザラミノヒトヨタケのようです。ヒトヨタケのなかまとしては大きいこと、傘に細かいささくれがあるこkと、傘が開く前から黒い胞子でヒダが染まっていること、傘が液化しないことなどから判断しました。

そんなこんなで山頂へ着くと、大変な人だかりです。さっさとスタンプ押して下山しよう。薬王院にもスタンプがあるのでこの人混みの中行かなければならないんですが、3号路から抜ける道を通ると人が少なくて快適です。え?ここ通っていいの?って場所も通りますが(笑)

新緑がきれい


梅雨に入るともっとたくさんのきのこが見られます。スタンプハイクは6月までなので、来月予定が合えば陣馬~景信山~小仏城山を縦走したいです。景信山の野草天ぷら、小仏城山のかき氷は名物ですので、行かれる方はぜひ!おすすめです。

きのこをかわいく撮れるレンズ増やしたいです🌱🍄🌿