見出し画像

狂言「茸(くさびら)」を見に行ってきた

新宿御苑の秋の恒例行事「森の薪能」というのがあるのをご存知でしょうか。

今年の演目は
狂言「茸(くさびら)」
能「一角仙人」
とのことで、きのこ仲間がSNSでお知らせしてくれました。

狂言「茸」は有名なので、いつか観てみたいと思っていたんですよね。しかも野村萬斎さんが演じられるとのこと。平日だけど行きたいな……。
すると、DMで「一緒に行く人いませんか?」とのお誘い!便乗させてもらって、菌友さんたちと観に行くはこびとなりました。

森の薪能

実は、狂言も能も初めてです。伝統芸能はひと通り経験したいなと思っていたので、とても楽しみ!


新宿御苑は大都会の真ん中にある森が異空間を感じさせますが、夜の新宿御苑は高層ビルの夜景が不思議な雰囲気をさらに増幅させていました。

なんとも怪しげ

ワクワクしますね!


篝火に火を入れて、いよいよ開演です。

薪能ならではの篝火

狂言「茸」は、屋敷にきのこが生えて困っているところへ山伏を呼び拝んでもらったところ、さらにきのこがたくさん生えてしまって困った!というコメディです。
きのこ役の演者さんの衣装はひとりひとり違って、それぞれ別の種類のきのこを演じています。セリフのなかにも、マツタケ・シイタケ・シメジ・ヒメタケ・イクチ(イグチ)などの名前も出てきます。名前を呼ばれないきのこも、あれはドクツルタケかな?これはカラカサタケかな?などと想像を巡らせて楽しみました。


休憩を挟んで能を観る

能「一角仙人」はインド神話を元にしたお話です。
雨を降らせる龍神を逆恨みして閉じ込めてしまった一角仙人に、酒と女に酔わせて神通力を失わせて、竜を解放して恵みの雨を降らせよう、というストーリー。
能は狂言よりもゆったりじっくり進んでゆきます。はじめは静かですが、次第にクライマックスに向かうと音楽も盛り上がり、日本版のオペラやミュージカルだな!と感じました。
事前に予習したらもっと楽しめたかも。(開演時に解説はありましたが)


能も狂言も流派によっても細かい違いがあるようなので、また見に行きたいですね。


きのこ鍋で打ち上げ

終了後は一緒に行ったきのこ仲間にすごく良いきのこ鍋を出すお店に連れて行ってもらいました!とっても楽しい時間を過ごすことができて満足です。
月曜なので、みんな明日がーーーって言ってましたけどw(月曜が新宿御苑の休業日なのでイベントは全部月曜らしい)


また別の狂言「茸」を見に行く約束もしました。ひとつの趣味がいろんな方向に繋がって、興味の幅を広げていけると勉強にもなるし楽しいですね。

この記事が参加している募集

#イベントレポ

26,089件

きのこをかわいく撮れるレンズ増やしたいです🌱🍄🌿