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怪我の功名

怪我というか風邪の功名とでもいいましょうか。
体調不良が続き、仕上げにインフルエンザが来ました。

病院の薬が効いたのか、比較的軽く、一晩の高熱で症状が落ち着きました。
しかし体力も消耗していて、もう家にこもるしかない。

それまで、子どもがいることもあり、毎日「公園や児童館で遊ばせなくては…できなかったら買い物でも行ってとにかく外出しなくては」という気持ちでいました。
何か、「そうしなくてはいけない」という固執にも似た感情でした。

ところがこのたび、私の体の状況がかわり、家にいる選択肢しかなくなった。
「体力もないし、今日一日子供相手にどうしたらいいんだろう…」そんな不安がよぎりましたが、瞑想で「マイナス思考をもたない」というコツを思い出し、体調不良は体調不良のまま自分の状況を観察しながら、一日をすごしてみたのでした。

そう、偶然にも、いつもとは違う状況を過ごさざるをえなかったのですが、これがなかなか、瞑想的にいい機会となりました。

まずは外出という選択がないので、家での遊びに集中しようと意識をむけられたこと。
言わばお家が児童館。
家にいると煮詰まってしまう…という先入観があったのですが、今日は「今ここ」に集中できたので、なんだか楽しめた。

人生ゲーム、お絵かき、おままごと、ブロック、パンケーキ作り、アニメ鑑賞…

風邪気味で意識が若干フワフワしているせいなのかもしれませんが、なんかイライラしなかった。
こどもも、私の体調不良をちょっと気にしてくれたのかも。

おおむね困ったこともなく、想像していたよりずっとハッピーな一日だったのです。

むしろ今までの「外にでなくちゃいけない!」というあの切羽詰まった感情の方が、私のかんちがいだったのかも…とさえ思いました。

そこで本日の絵です。

https://www.instagram.com/p/BP4uHdKg3BG/

期待しないところに幸せがある…それがなんだか驚きのうれしさになる。

風邪は肉体的には苦しいものですが、思いもよらずすてきな時間の過ごし方を発見できました。

セレンディピティ(serendipity)という言葉がありますが、今日はそんなセレンディピティな感覚を垣間見ることができた一日だったように思われたのでした。

※セレンディピティ(serendipity)とは、素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。 また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。 平たく言うと、ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ること。 …Wikipediaより

☆まるっ!☆

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