こどもはゆっくり食べるものである

ある日曜日に遭遇した親子

子育てに関する話です。

先日、新宿の南口を降りて、私はクレープを食べていました。
お店の前にベンチがあるので、そこに座って。
そしたら、隣で
幼稚園生くらい(小1?)の男の子とそのお父さんがいて、
男の子がソフトクリームを食べていたんです。

時刻は、もう18時くらいだったかな。
夕飯時だし、
小さい子がいたら帰らなきゃいけない位の時間。

そしたら
おいしそうにソフトクリームを食べる男の子の後ろから
お父さんの声。
「早く、食べなさい。もう(夕方)6時だよ。
 帰る約束だったでしょ?」

っおお??
この時間にソフトクリームを食べるのを許可したのは、
お父さんなはずやろ??
子どもがそんな早く食べれるわけ、ないやんけ。

もしかしたら、帰りが遅くなると、
奥さんに怒られるのは自分だと思ったのかもしれません。
どんな事情があるのか、分からないけど、、、でも

子どものこと分かってなくて、予測もできずに
 この時間にソフトクリーム買ってあげたのは、あなたでしょ?
 それで子どもを責めるのは違うんじゃないの?」って思った。

イライラしたこの父親の言葉・口調を聞いてて
私は心が痛くて痛くて、チラチラ横を見たけど、
あまり、響く感じもなく。
「時間内に食べれなかったら、パパが食べる約束でしょ?」
と言って、ソフトクリームを取り上げていた。
(子どもは、食べたそうに手を伸ばしていた)

なんだか、それ見て
「かわいそうだなぁ」って思った。

都会って便利だけど、
こんなに焦って行動しなきゃいけない場所なのか?
って。

美味しいものを食べたら
笑って「おいしかったね」と話せるほうがいいはずだし、
小さい子なら「全部食べれたね!すごいね!」
って褒めてあげるのもいい。
褒めたり、笑ったりできるコトって、
日常にはいっぱいあるんだよ。
それを見つけられるかどうかは、
大人の心の余裕だったり、
視点の変え方だったりする。
そして、「人を育てる」という上で
そういうことをするべき時間も限られている。


「親が悪い」と言うのは、解決にならない

私は同時に、反省もした。
子育てに、悩んでる親たちもいるだろう。
そういうことも含めて、
この場合、子どもに声をかけてやれば良かったと思っている。

たとえば
「アイス、美味しい?おねえちゃんのクレープもおいしいよ。
 でも、こんな時間にたくさんのアイス食べたら、
 おいしいママのごはん、食べれなくなっちゃうかも!
 パパもアイス食べたいみたいだし、ちょっとあげたら~?」
みないな風に。

もちろん、子どもが「うん」とは言わない可能性もあるし
このお父さんに迷惑がられるかもしれない。
でも、ちょっとした声掛けが何かを変えるかもしれないという希望もある。

その勇気をもって、行動してみればよかったなと後悔してる。


もう一ついえば、
私がこういうことを思うようになったのも、
経験と知識があったから。
子育て支援をしている母から教わったことだったり、
昨年度、小学校で低学年の担当もしていたので
「あぁ、小1の給食って、こんな感じなのか」
と実際にみて、指導方法を学んだりしたからなのです。

「せっかちで、イライラしやすかった私」が
こんな考えになれるのは、
やっぱり「許す力」があるからなんですよ。
子どもといると、
自分の思い通りになることばかりじゃないですから。
ただ、学校教育と子育ては違います。
その違いと共通点が大事。
それぞれの立場に役割がある
ので
そのバランスと関係性が大事。
これが学校と家庭の間で上手くできていると
循環的には良くなると考えています。

こういうことを、もっともっと
発信しなくちゃいけないんですよね。

昨年は、その必要性を強く感じて
今年の4月からnoteを始めたわけなんだけど、
最近はちょっと、違う記事ばかりになっていました。
ちょっとした意識で、記事も変わってきちゃうんですね。

教育や子育てに関心があると言ってるなら
「結婚してなくても、子どもがいなくても、
 出来ることはあるんだ」ってことを
自らの行動で示していく努力も必要なんだな。

次に活かそう。

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