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負の感情は、他人に吐くな、紙に書け。

今日は、ネガティブな感情、負の感情が湧いてしまったときの対処法について。私が日頃実践しているネガティブハックをご紹介します。

結論から言うと、負の感情は、手を動かして紙に気持ちを吐くべしです

上司に理不尽なことを言われたり、他人のミスを自分のせいだとされたり、些細なことで恋人と喧嘩したり、不必要なことを口にして相手を傷つけてしまったり、、、ネガティブな気持ちになるのは日常でも珍しいことではありません。

人間の悩みは、全て対人関係の悩みである

人は悩んだ時、苦しい時に、負の感情を抱くもの。

他人とのやり取りを通じて抱いてしまった負の感情をどのようにコントロールするか、この負の感情の取り扱い方で、大きく生活が変わる僕は考えています。

この負の感情を、愚痴という形で他人に伝えるのか、黙って心の奥底に感情が整理されないまま眠らせておくのか。

それとも、紙に負の感情を書き出すのか。

「ネガティブな気持ちは他人に向けることなく、紙に向けるといいよ!!」と自信をもって言い切れる理由について書いていきたいと思います。

ネガティブは伝染する。他人を巻き込むな。

まず、「紙に負の感情を吐け=他人には愚痴を言うな」ということです。

他人に愚痴を言ってしまうと、その話を聞いてくれる相手はほぼ100%の確率で不快な気持ちになってしまいます。

人のネガティブな話を聞くことが苦痛でなければ、カウンセラーという仕事は世に存在しません。

他社にネガティブな気持ちを伝えることは、その場限りにおいては、スッキリできるかもしれません。でも、長い友達付き合いを考えると、愚痴はあまり言わない方が得策だと思います。

余談ですが、類は友を呼びます。愚痴を吐いても残る友人は、あなたに負の感情をまき散らしてくる可能性が高いです。

負の感情は大きな波を起こしやすい

あと、もう一個、他人と負の感情を共有しないほうが良い理由について。

それは、負の感情は共鳴しやすいから

互いに上司の悪口を言い合う、嫌いな人の話で盛り上がるなど、愚痴を二人以上で言い合っていると、もともとあった負の感情よりさらに大きなネガティブパワーが自分にまとわりついてしまいます。

目的は、愚痴の共有だったはずなのに、そこからさらに大波ができるパターンです。飲み会とかでよくあるやつですね。

もうひとつ負の感情を人と共有するデメリットがありまして、ネガティブな感情に共感が集まると、その負の感情に存在意義が生まれてしまいます。

人は肯定されると気持ちよさを感じてしまう生き物なので、ネガティブ感情を肯定されるための手段として、残しておこうって思っちゃうわけです。そのため、愚痴を人と共有してしまうと、なかなか負の感情が消え去らない悪循環に陥ります。

ここまでの話を簡単にまとめると、ネガティブを人に伝えると、

ー相手を傷つけるか
ーネガティブ感情が増幅される

のどちらかの末路を辿ります。なので、負の感情は他人に伝えるのではなく、1人で紙に吐き出した方がいいのです。やっと、紙に負の感情を吐き出すメリットについて書けますw

気持ちを文字に起こすことで、はじめて自分を知る

負の感情を紙に書きだして、その文章を読むと、「謎にキレているor謎に落ち込んでいるAさん」に出会います。もちろんAさんとは自分のことなのですが、

「なんだお前そんなことでキレてんのか、時間勿体なくない?」

って、自分自身に問いかけたくなるような気持ちになります。

つまり、紙に感情を吐き出すことで、第三者視点で負の感情を抱いた自分と向き合うことができます

俯瞰した状態で自分を知ると、意外とスーッと負の感情が落ち着いていくものだったりします。とにかく、紙に気持ちを吐き出すだけで、とりあえず落ち着けるわけです。

日記を書けば、思考が前に進む

他人に愚痴を伝えるより、紙に日記を書き連ねた方がいい魅力的なポイントは、課題解決のために思考が前に進みやすいからです。

飲み会で愚痴を言う場合:

A:「あの上司うざいよねー」
B:「それ分かるわー!だってあの時さ~」
A:「ごにょごにょ」
B:「ごにょごにょ」
A、B:「やっぱりあの上司うざいわ!」

と結局、上司=うざい、以外の話をしないことが多いです。

でも、これが紙に気を吐き出す場合:

自分:あの上司、おれに理不尽にキレやがってマジむかつく。

自分:→次同じことがあったらどうする?
    →冷静に考えて、あの状況って回避できなかったの?
    →理不尽に怒られても、ムカつかない捉え方ってないの?

と、日記という1人完結型のコミュニケーションであれば、自分の意識一つで次から負の感情を抱かない対策や解決方法に話を持っていくことができます。

あ、もちろん、負の感情を素直に書くことが一番の目的なので、「あの上司、まじうぜえ、ぜってぇに許さねえ、マジで次同じことあったら、チクるぞ!」のように、もっと感情的に書き連ねてもOKです。

でも、自分の意識一つで、負の感情をどうポジティブ化していくかをコントロールできるのが、日記の優れているところだと思います。これを、思考が前に進むと表現させていただいています。

結論:気持ちがスッキリする

最後に、身も蓋もない結論なのですが、負の感情は紙に吐き出すだけで、メチャクチャ気分がスッキリします。

誰も自分の言葉に触れないので、心の奥底に眠るドス黒いコトバもどんどん出していきましょう。自分の気が済むまで文章を書ききると、溜まった膿が出きったかのごとく、スッキリした気持ちになります。しかも、誰も傷つけることなく。


なにかにイライラしたとき、落ち込んだことがあったとき、まずは紙に書き出してみませんか?

自分を俯瞰して見ることができる上、日記を書いているうちに解決方法が見えてくることだってあります。

人に愚痴を言うのではなく、紙に負の感情を吐き出して、解決策まで模索すること。負の感情をいつまでも抱えないためのライフハックとしてオススメです!

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