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2020年はインフルエンサーの新陳代謝が進まない1年だった

2020年のインフルエンサー界隈は特殊だった。

今日は、そんな話をしたいと思います。

では、このツイート内容を深堀りしていきます。

ネットの影響力は、コンテンツ×人間関係

インターネットで発信をしていると、少しずつ増えていくのが「影響力」。

この影響力について、ほとんどの人が勘違いしていることがあります。

それが、「影響力=コンテンツ力」だと思っていることです。

たしかに、影響力と発信者のコンテンツが比例しているわけですが、まだ抜けている視点があります。

それがリアルな人間関係、繋がりです。


ソーシャルメディアをウォッチしていて、例年と比べて激減したイベントがインフルエンサー同士のタイアップやインフルエンサーによる個人の持ち上げです。これ、本当に減りました。


なぜこれが重要かというと、お互いの影響範囲を共有することで、自前では届かない人たちに接触することができるようになります。要は、リーチの拡大です。

たとえば、インフルエンサーAさんはBさんとタイアップすることで、一時的にリーチ力をBさんの経済圏まで拡大することができます。

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これと同じような理屈が、「インフルエンサー×無名の個人」でも成り立ちます。こっちのほうがインパクトは絶大ですね。

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基本的に、ソーシャルメディアで知名度が上がる理屈は、「コンテンツの発見→巨大リーチを持つ人による拡散→フォロワー増」となります。


影響力を増すには、もちろん「コンテンツの発見」も重要なんですが、実は着火点は「巨大リーチによる拡散」なんです。


それで、意外と侮れないのが人間関係。

インフルエンサーもひとりの人間です。一度会ったことがある、仲が良くなってしまった人にはバイアスがかかってしまいます。(笑)

コンテンツ力で突き抜けた人を除くと、ぶっちゃけどのコンテンツもどんぐりの背比べです。なので、似たようなコンテンツが並んでいると、つい無意識のうちに友人のコンテンツをシェアしたりしまうんですね。

これが影響力ハックです。

そして2019年まで、この影響力ハックを駆動していたのがオフ会です。


ただご存じのように、コロナの影響で今年は飲み会やオフラインで出会う機会が激減しました。

こういった背景があり、2020年の影響力獲得合戦は、コンテンツ一本勝負になったと思います。

でも、コンテンツ力を持っている人ってなかなかいないですし、なにより2019年以前のプレイヤーも戦い続けているので、そう簡単に芽が出ないんですよね。

強者が強者で居続けたのが2020年のソーシャルメディアだったのではないでしょうか?

なので、DXとかD2C元年と言われる割に、あまりビッグなインフルエンサーが誕生しない1年だったのではないかなと思います。


逆に、このタイミングでうまいこと影響力がある人とオフラインで会って、仲良くなれば独り勝ちできる可能性が高いです。どうやって会ってもらうかは知恵を振り絞ってくださいw

そんなところで、今日のnoteはおしまいです。

昔、似たようなnoteも書いているので、気になる人は読んでみてください。


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