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平和とは~シロクマ文芸部

平和とは尊い。それは普遍的

人はかつて旅人だった
いつしか田畑を耕す村人になった

糧を奪う者 開墾する者
村は大きくなり国となった

耕す者 育てる者 つくる者
祈る者 歌う者 が暮らしていた

王は安全のため兵士を募り
民も軍の一部になった

戦いは国を大きくしたが
深い悲しみも大きくした

戦いのない世界をつくりたい
国王はそう決意する

決意は平和の積木を積んだ
命や財産を誰も奪わない

120年の歳月は暗い影を引き寄せ
活動家は声高らかに新しい世界をと演説した

政治は王から民の手に渡った

人民や国益のためと
また侵略をはじめる

勝利は国を豊かにしたが
世界は弾き制裁した

それでも戦いは止められない

戦況が悪化した前線の兵士たちが
戦ったのは敵国ではなかった

原子力爆弾は炸裂したのは
ウランという鉱物に価値がついてから
わずか3年後のことだった

朝焼け小焼だ大漁だ
大羽鰮の大漁だ。
浜は祭りのようだけど
海のなかでは何万の鰮のとむらいするだろう。

【大漁】金子みすゞ

広島原爆の日から78年が経過しました。
世界の中でも、第二次世界大戦を戦後として強い思いを寄せているのは、今や日本だけかもしれません。

現在の日本はとても平和です。それは、戦前・戦中を生き抜いた日本の政治家と、国民が、戦後もう二度と戦争はしないと決意をして、政治と向き合ってきた結果かもしれません。

とはいえ、戦争しなくても、攻撃される可能性はあるので、戦争を放棄している日本でも軍事力は世界第5位。もちろん全世界が武器を持たないで平和に暮らせることは理想です。

その世界に近づくために、唯一の原発被爆国である日本が戦争を伝えていくことは大切です。政治家が言いそうなことを書いてますが、考えを突き詰めていくと、この想いになってしまいました。世界の学校では、原子力爆弾がもたらす被害がどのようなものか教えたりしません。

知らない者は、想像することはできません。

私たちは海の中で弔いをしたイワシの気持ちを想像することができます。
書籍や映像でなら、何度でも戦争に触れ、想像することができます。

平和とは、もう二度と戦争はしないという決意

そう思った 2023年8月6日です。



この記事を読んでくださった
blancheさんも『平和とは』の記事を書いてくださいました。



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