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そういえば、靴

いい靴をはいてるとね、その靴が素敵なところに連れてってくれるのよ

確かそんなことばがあった。
けど、こうもほとんど家にいると、靴すらもそんなにいらないということに気づいてしまったわたし。そう、この冬はロングブーツを全くはかなかった。必要最低限の外出だと、ツッカケとまではゆかなくてもはきやすくて疲れにくい靴を選ぶことが多かったからだ。ちょっとそこまでの買い物に、靴紐を結び直したり、パチンとパチンとスナップを留めたりするような靴はちょっと面倒(ずぼらって言わないで)だし、服装的にニーハイなんて不釣り合いすぎるし、そもそもはく必要性なんてなかったものなぁ、、、とため息をつく。まぁ、年齢的にもう来年ははけないかな、そんなに高くなかったし(ヒールじゃなくて値段がね、ってわかるか)さすがに処分かな、と思う。ブーツってめちゃめちゃ収納スペースとるし。ただね、今季全然はいてないから傷んでなくて、捨てちゃうのもなぁと切なくなったり(でも捨てなきゃなんだけど)。

来月以降、さすがに完全在宅ではなくて、これまでやってきたお仕事が復活しそうな見通しはあるのだけれど、そちらもオシャレ靴とは無縁である。というか、むしろ汚れること前提。学校の校庭は赤土のところが多いので、白いキャンバスシューズも黒いスニーカーもあっという間に砂埃のベールでうっすら茶色がかってしまう。替えの靴を持って行っていたこともあるけれど、荷物になるのでいつしかやめてしまった。それに、服装がカジュアルなので、どのみちパンプスとかは合わせられない。

少し前に#KuToo という職場でヒールやパンプスを強要されることに抗議するムーブメントがあった。確かに長時間ヒールをはいているとめちゃめちゃ脚は疲れる。けれど、ヒールって習慣化しないとどんどん脚の筋肉?が衰えていくなぁとも思う。567の少し前、学校まわりの仕事が続いてスニーカーばかりはいていたわたしが、久しぶりにオシャレをしてヒールをはいたらなんだかうまく歩けなくてショックを受けたことがあった。それを友人にこぼしたら「はきやすい靴ばっかりはいているとそうなるわよ」と諭された。強要されるのは確かによくないけれど、いざ自分からヒールをはきたいと思ったときにそれが叶わないのはさみしいなぁと思った。

ところが今この事態。素敵な靴とも素敵な場所ともどんどん縁が遠くなってしまって、いざ暖かくなったらわたしの脚力はどうなっているのかちょっと心配だ。さすがにもうピンヒールをはきたいとかは思わない(怖くてはけないというのもある)けれど、これからの季節、ちょっとお洒落なミュールやサンダルをはくのにはリハビリが必要な気がしている。


567の影響はこんなところにも出ているのですね、、、


おうちの中では靴ははかないものなぁ。お洋服だけではなくて、靴、もしかしたら鞄の類も(エコバッグは別だろうけれど)実はそんなにいらない、ってことになってきてしまっているのかも。ものをたくさん持っていることが必ずしもいいわけではないと思うけれど、やっぱり手持ちの中からあれこれ選ぶこともオシャレの楽しさなのではないかという気がする。それなのに、選択肢が限られてしまうのはやはりつまらないし悲しいことだなと思う。

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