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たちどまってばかりいるけれど、いつか飛びたてるその日まで

死んだように眠ってすぎゆく日曜日。やらなければならないことがたくさんあったはずなのに、どうにもこうにも脳が働かず、すべてをシャットダウンして睡眠に逃げてしまっていた。自分でも呆れるくらいほんとうによく眠れる。明日からまた忙しそうだな、と思うと身体が勝手に「じゃあ今のうちに寝ておこうよ」っていってるみたいに“省体力”モードになる。

生活を変えたいと思いながら、結局のところ流されて月日ばかりがたってしまっているのを週末に自覚しては自己嫌悪に陥るのをなんとかしたい。誰も助けてくれないのだから、自分でなんとかしなくちゃいけないのだけれど、それにしてもわたしはあまりにも無力だ。今の自分にできることを一生懸命考えているのだけれど、それをどう活かしていったらいいものか。

そう、今のわたしはほとんど誰からも評価されない状態なんだと気づいてしまった。いくら仕事を頑張っても、それが当たり前で特に評価されるようなことはない。仕事だけではなくて、例えば服装とかメイクとかも、誰からも評価どころか感想も言われないような環境にいる。もちろん、そもそも他者の目ではなくて自分の満足のためなんだから気にしなくていいとか、批判されることもないのだからむしろ気が楽だとかの考えもあるとは思うが、なんていうか、こう反応が全くないなかにずっと身を置くというのも、自分のなかのなにかが鈍っていくようでたまらないのだ。

かといって、SNSで一生懸命アピールすることもなかなかうまくはゆかなくて。結局はこんなふうに己の逡巡をたれ流してしまう。(それも使い方は自由だと思うのだけれど。でもたぶん、なにか違う気もしてしまうんだ)

そんな今のわたしを定義づけようとしたら、ほんとうにつまらない、魅力のない人間なんだろうなと自分でも思う。それはとてもつらいことだけれど。だから、なんとかしなくてはと思うのだけれど、なかなか前に進めない。同じ場所で足踏みばかりしている感じ。それだと月日はどんどんすぎてゆくから、むしろ置いてけぼりになっているってことじゃないか。

自分のなにかを手放せばほんとうに変わることができるのだろうか。手放すようななにかすら持ち合わせてないような気もするけれど、こういう考え方をまず棄てたいけれど、自分の脳内をコントロールするのって簡単なようでむつかしい。思い切って飛びたてる力がほしい。高く飛び上がるためには、反動が必要だからそのぶん低くならなくちゃいけないんだよ、なんてことばがあるけれど、もうかなり地面にめり込むくらいは低く低く身体も心も折り曲げてるから、あとはいつ、そこを蹴り飛ばせるか、なんだろうか。

タイミングをはかって、おもいっきり。まずは自分自身ができると信じないと。


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