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ていねいな生活、と言われた。

「身体の境界」というものを、
意識したことがありますでしょうか。

白米を食べる時、
お酒を飲む時、

そんな時にまたがれる、
このわたしの、身体の境界。

そういう感覚を、
意識したことはありますでしょうか。

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このあいだ、
「ていねいな生活をしている」
と言われました。

はて…

たしかに、

マックは10年くらい行ってないし、
ポテチも久しく買っていない。

掃除も徹底してるし、
運動も、嫌々だけど、している。

食生活はほぼ野菜。
揚げ物は月一で食べるか食べないかだし、
肉は食べない。
最近はお酒もほぼ飲まなくなった。

なるほど。
宮沢賢治かよ。

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僕は、
「ていねいな生活」は嫌いです。

特権階級ムンムンだし、
僕の心の闇を認めてくれない。

酒に溺れて、ポテトを食べまくりたい。
運動なんてしたくないし、
そもそも布団から出たくない。

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でも、いつからか、

僕は、からだに、
異物が入るのが、

怖くなった。

テリヤキバーガーであり、
じゃがりこであり、
鶏竜田丼であり、
ティムタムであり、
致死量の鏡月。

そういう異物が、
怖くなった。

なぜなら、
無添加じゃn(マフィン)。

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「生活」の境界は、
「身体」の境界と同心円にあります。

「身体の境界」を意識すると、
「生活の境界」は自然と立ち現れてくる。

そうして、

たべものを、拒み、出し、
無にする僕の身体は、

「ていねいな生活」に、
加担していく。

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さて、

「身体の境界」というものを、

意識したことがありますでしょうか。

テリヤキバーガーを食べる時、
鏡月を飲む時、

汚れを見逃す時、
スキンケアをさぼる時、

惰眠を貪る時、
ジョギングに出ない時、

そんな時にまたがれる、
このわたしの、身体の境界。

そういう感覚、

意識したことはありますでしょうか。

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さて、

「男性」の皆さん。

「身体の境界」というものを、

意識したことがありますでしょうか。

自分の中に異物が入るという感覚。

意識したことがありますでしょうか。

異物を、境界から排除しようと、

したことはありますでしょうか。

摂食障害、ていねいな生活。

「身体の境界」を意識したことは、

ありますでしょうか。

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