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君を追いたい〜FAR EAST BAZAAR 2020〜

パフェの進化が凄い。

他のスイーツについてもそうだけれど、情報のアンテナをほんの少し低くしただけで、久々にガッツリ調べてみると驚く。

「えっ、こんな凄いの出ていたの!?うわー食べたかったよ~!!!」

勿論その全てを食べることはできない。
分かっているけれど。
それでもなんだか、世界に取り残された気持ちになる。
浦島太郎の気持ちになる。

さて、何が言いたいかといえば。
素敵なスイーツの店は溢れんばかりに存在する。
その全てを追うことはできないけれど。

追いたい店がある。
世界的な有名ショコラトリーだったり、近所のケーキ屋さんだったり。
きっとそれは、人それぞれだ。

私の場合、季節限定パフェを毎回楽しみにしているお店が2つある。

「パレドオール」と「ファーイーストバザール」だ。
時々タイミングが合わずに逃してしまうこともあるけれど。
なるべく、行くようにしている。

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「デリーモ」や「ラトリエアマファソン」などは、一度に数種類出るし、切り替わりも早い。全部追っていたら、お財布的にもヤバイから無理だ。

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「トシヨロイヅカ」のデセールなんかも大好きで追っていきたい気がするけれど、サイトを見ても限定デセールがどれなのか、イマイチ分からないんだよね。

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他にも距離的に行きにくかったりして、追うのを諦めてしまったお店は多い。

その点、「パレドオール」「ファーイーストバザール」は良い。
”今の限定パフェ!!!”が非常に分かりやすいし、2,3カ月に1種類くらいじゃない?
そしてクオリティも抜群だ。

本日、「ファーイーストバザール」の話を少々。

今回のパフェがまた素晴らしくて。
その前に、とりあえず2020年のパフェを振り返り。

*****

FAR EAST BAZAAR
(ファーイーストバザール)

「アンデスカカオとオレンジのパフェ」

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最初のフワフワ、面白すぎない!?!?

コットンキャンディーの甘さとニブの苦味を3種類のジェラートが甘みを加えながら、ヒンヤリと包み込む。
”花蜜ミルクジェラート”、”ラムレーズンのジェラート”、”カカオのジェラート”。抜群の相性だ。
味わいも食感も、あまりにもユニークで。
心が躍る、ドキドキ・ワクワク。

そのままスプーンを下に進める。
とても酸味豊かなカカオクリームにド直球の酸味で立ち塞がるコンポートとジュレ。

抜群の安定感がありながら、挑戦的。
ファーイーストバザールのパフェに、魅了されていく。

「アラビアの利休パフェ」

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抹茶!
もう完膚なきまでに、抹茶欲が満たされる!!
容赦なく苦味の攻めた抹茶が好き!

綺麗な緑の抹茶アイスやムースは、デーツのアイスの茶色とも混ざり合い、草木や土を表現する。
流れるような瑞々しいジェラートやフルーツ。
コリっとした食感のクルミ。
その味わい、食感から連想するのは、まさしく利休の庭園だ。

「ミント・レモネード・パフェ」

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ジェラート層の華やかな酸味!
サクサクと楽しい食感。
瑞々しく甘い、たっぷりの果肉のコンポート。
すっきり爽やかに、結末へと向かうラブネというイスラエルのヨーグルト。
最後に消えゆく、切なくて愛おしいジュレ。

層ごとに織り成す世界観が凄くて。
それを食べ進めるのは、まるで絵本のページをめくるかのようだった。

「ハロウィンパフェ」

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パンプキンもプルーンも、譲らない主張の強さ。
最後のオレンジ色にパンプキンでなくオレンジ色をもってきた点にも、意図的なものを感じる。

あぁ、ドキドキする。
どこかリスキーで、絶妙なバランス感。
それでいて、どっしりと安定した美味しさもある。
ハロウィンらしさも、この店らしさも、遠慮なくぶつけてくる。
そんな挑戦的で自身に溢れたパフェに、「流石だなあ、好きだなあ」と再三思うのだ。

**

毎回、全く異なる世界を表現する。
お店の"らしさ"を微塵も損なわず。

きっと店名を語らずにこれらのパフェを出されても、ファーイーストバザールのパフェだって、分かる。

食べる度に、魅了されていく。

今回のパフェもまた、新しい驚きをくれた。
感動をくれた。

それはまた、明日のお話。


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