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カフェ巡りのバランスを求めて〜SONOKO CAFE〜

もう何度も書いてるし、それ以上に常に悩んでいる。
カフェ巡りを存分に楽しみたい一方で、太りたくない、の葛藤戦線。
加えて金銭面や時間の制約も付いてくる。

悩んで悩んで、休日に2つ程のお店をハシゴする、くらいのペースに落ち着く。年間の休日は、有給も合わせて120日ちょっとあるから、つまり私は年間に200以上はカフェ巡りをしている計算になる。

流石に人気ブロガーの年間1,000店以上!みたいなのには全然届かないけれど、平日普通に事務職で外出も無い仕事をしている会社員としては、まあまあ多い方だと思う。

ハシゴする時には、結局行き当たりばったりのことが多いけれど、ある程度の作戦は必要だ。
折角素敵なお店なのに、2店目で甘さにやられて胃もたれして。
そんな自己責任の失態を「お店のスイーツが甘すぎて食べられたものじゃない」なんて酷評するような人にはなりたくない。絶対に。

例えば1店目でクリームもりもりのガッツリ系パフェを食べたのなら。少し散歩してお腹を落ち着かせてから、珈琲が主役でクッキー1,2枚軽く食べられるような喫茶店で今度はゆったりの時間を過ごすのが良い。

あるいは1店目が少量でも高額な芸術ハイカラ系なスイーツであったのなら。小さなケーキくらいなら良いかなと思うけれど、少しカジュアルめの雰囲気の方が落ち着く。

さて、とある休日。
1店目は銀座のBARNEYS CAFE BY MI CAFETOで、芸術系。

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量がそれほど多いわけでは無いから、小さなケーキくらいなら、もう1店行っても大丈夫。

...何が大丈夫なのか、全く分からないけれど、大丈夫。

銀座には選択肢が多い。
大変多い。
けれどその時は、不思議と悩まなかったんだ。

既に何度か訪れているお店、SONOKO CAFE。
身体への優しい素材などをこだわっているヘルシー系のお店なので、2店目でもきっとイケる。

このお店に行く目的は、いつもママノチョコレートとのコラボだった。

チョコ氷。

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パフェ。

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今年のスノーマウンテンも可愛らし過ぎた。

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その時に、別のスイーツメニューも素敵だなと思った。

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今度はこちらのスイーツをいただきたいな、と2店目のお店に選んだのだけれど。そうだよね、メニュー切り替え時期だものね。
シャインマスカットを使った、別のメニューに変わっていた。

......なにそれ、それも美味しそう!!!

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スキ。

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ショコラケーキにクリームをふわりと塗って、上にスライスされたシャインマスカットを整然と並べる。
交差した部分に、ブルーベリー。

横にもシャインマスカットを添えて。
ハーブは...何?ローズマリー?
香り付け?オシャレ?分からないけれど、まあ、うん。雰囲気が良い。
あと、食べるわけでは無いけど、お皿に綺麗に振った白いやつがまた、良きだよね。家でこういうひと手間、やらないもの。

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シャインマスカットは「極旬」というもの。
噛んだ瞬間にプシュッと弾けるように溢れ出す瑞々しい果汁は凄く甘くて。
フルーツの種類による味の違いを繊細に表現するような語彙力は残念ながら持ち合わせてはいないのだけれど。間違いなく、美味しい。

チョコレートがたっぷりと広がるほろほろのショコラケーキと、エアリーにスッと消えゆく爽やかで甘いクリーム。なんだか懐かしい味がした。
昔、クリスマスや誕生日、あるいはちょっとしたご褒美に買った色々が、脳内を駆け巡った。

「懐かしい味」というのは人によって様々。
それでも体験としては――時を経てフッと思い出される味や匂いの記憶、そういうものは、きっと誰しも感じたことがあるんじゃないだろうか。

私の感じたその懐かしさに、しかしシャインマスカットは無かった。懐かしい記憶に、新しい美味しさが溶け出していく。
それはなんだか、ときめいた。


ところで。
おやおや、このドリンクの方も素敵じゃないかしら。

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ドリンクセットにすれば+300円で珈琲などを付けることができる。
その方が、金銭面ではお得だ。

しかし...モクテルメニュー!!!
もはや「お酒が提供できないから、企画を変更してアルコールを入れないモクテルに変更した」でなく、その状況を見込んで、モクテルとして企画をしているところが増えているんじゃないかな、と思っている。

そして、やたらと可愛いのだ。
セットで珈琲を飲んでいる場合じゃなかった。
いや、珈琲も美味しいよ?でもこの可愛さには、抗えない。

Yu-ka 優花
ジャスミン&コーンフラワー

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3種類のうち、そんなに悩まなかった。
見た目も好みだし、コーンフラワーだなんて面白いし。
それに実はドリンクの名前が、私の”甘味料”じゃない名前と少し響きが似てるんだよね。そういう自分との縁で決断することって結構ある。

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提供時に、飲み方のアドバイスをご指南いただいた。

一口目には、香り溢れる花にズボっと鼻をうずめるように。
それから、サトウキビを使用したストローで飲んで下さい、とのこと。

ズボッ!!!
非常にたっぷり乗っているので、どこに口を付けたら良いのか分からない。
まずは飲む、というのではなく、近づけて存分に香りを楽しんだ後、そのまま食べる、という感じだろうか。
ワサァッ、フサフサ。
なんだか心地よかった。

爽やかな林檎のような酸味やパインを思わせるトロピカルな華やかさ。それにフワリと香る花の甘さ。様々な味わいが、繊細に織り交ざる。
最高に最高が積み重なる。
至福......。


あぁ、まただ。
また、次のメニューも楽しみだな、というお店が増えていく。


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