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常連になりたいパフェ屋さんが増えた話~オペラなバナナパフェ(EMME)~

パフェ!!!!

…すみません、書き出しが思い付かなかったので、とりあえずテーマを叫んでみました。
まぁ、そんなわけで、本日は素敵なパフェのお話です。

表参道にあるエンメ(EMME)というお店をご存知でしょうか。
パフェ好き界隈ではわりと常識に分類されるお店です。

が、実は私、行ったことがありませんでした。
言い訳はいくつかあります。

・駅からそれなりに遠い
・検索すると「ワインバー」とか書いてあるから、パフェだけで注文できるのか不安だった
・なんとなく

結論から言います。
行ったら、滅茶苦茶ファンになりました。
これから何度でも行きたい。

訪れる気持ちになったのは、パフェ評論家斧屋さんのツイート。

とても絶賛していました。
しかもチョコバナナ!超好きなやつです。

もうこれは行くしか…!

銀行に行くために仕事を半休にした日。
銀行に行くと、「すみません、こんな状況なので、窓口でのそのサービスやってないんですよ」
1分で用事終了。

そんな残念な理由でお暇になってしまった昼下がり。

ガッカリな気持ちで帰るのではなく、せっかくなら何か幸せな気持ちを持って帰りたい!と、気になっていたこちらのお店に伺いました。

お店に着くと、お客さんが一人。
ただ、自粛ムードが消え通常通りになったらもっと混みそうな空気感があります。
根拠は無いけれど、なんとなく。

カウンターかテーブル席を自由に選べそうでしたが、アシェットデセールに注力しているお店では可能であればカウンター席を選ぶのがベター。

目の前でパフェを作ってくれたりするからです。

メニュー表をいただきましたが、私はもう心に決めている子がいたので即注文。

他にも苺やチーズのパフェもあって、それも食べたいなあと一瞬心揺らぎそうになりましたが、とりあえず、その日はチョコバナナ。

名前は「オペラなバナナパフェ」
素敵!

パフェが提供される前に敷いてくれた白い道が美しい…。

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パフェづくりは、手元まではよく見えませんでしたが、色んな材料を使いながら丁寧に、ほんっとうに丁寧に作っている様子はよく見えます。

それなりに時間はかかるけれど、それが良い。
あぁ…そんなに手の込んだパフェなんだな。
おうちパフェでそんなの作るの、絶対無理だな。
なんて思いを馳せながら。

わくわく、ワクワク。
待っていると、やってきました。
じゃじゃん!

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うわあぁ!
チョコレート系のパフェとして、理想的な感じじゃないですか!

茶・黒系で2,3種の濃さ、そして白との対比。
落ち着いていて、地味な色しかないのに華やかで。

紳士的な立ち姿のグラスの形も良いですね。
さて、どこから食べようか。

とりあえずチュイールをパキッ。
アクセントに珈琲豆が付いているのが見た目にもお洒落だし、味も美味しいし、全体のテーマに凄く合っています。

白いコーヒーアイスとチョコバナナマカロン。
そして珈琲グラニテを入口にパフェの中へスプーンを進めていきます。

珈琲グラニテと洋酒が染み込んだスポンジやクリームを合わせて食べるとまさにオペラを表現したパフェ。
そこにフレッシュバナナも加わります。

そしてコーヒーゼリー。
珈琲豆?ニブ?
苦味の効いたカリカリ食感素材がここでも登場。

更に再びバナナが顔を見せます。
しかし今度はキャラメリゼされたバナナ。

そしてチョコクリーム。
もっちりと言いたくなるくらいしっかりとした食感の濃厚で甘い!
バナナソースによるパフェの余韻への影響にも感嘆のため息が零れ落ちます。

非常に良い一貫性を持ち、筋の通った分かりやすくも複雑な構成。
バナナもコーヒーやチョコも、色んな形状で登場し、楽しませてくれます。

苦味が美味しさのポイントとなるオペラというケーキ。
酸味が綺麗に出ると美味しいコーヒー。
甘いバナナやチョコクリーム。

そんな登場人物たちが集まり、苦味、酸味、甘みが良いハーモニーを築いているパフェでした。

これは、このパフェだけが偶然素晴らしくできた、なんてことは絶対に無いはず。
美味しくて魅力的なパフェの材料の選び方や構成が分かっているお店だということがヒシヒシ伝わってきました。

他のパフェも食べたいし、季節ごとに通いたいパフェ屋さん決定です。



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