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気が付いたら年末だったので、慌てて書きました

どうして数十年続く人生を1年という単位に区切って、正月前に色々片付けたり振り返ったり清算したりしたくなるのか分からないけれど。
なんか、「そういうもの」だよね。
例に漏れず、私だって「そういう」気分になる。

1年という期間は短いですか?長いですか?
2023年は自分にとってどんな価値をもつ1年でしたか?

私にとっては20代最後の1年だった。
出来なかったことを挙げると、酷くどん底の1年。
蹲って泣いて現実を放棄して、息をしていることへの罪悪感に押し潰されて…全然そんなの感じる必要ないのにさ。ちゃんと認められてちゃんと愛されて…不満なんて、何も無いはずなのにさ。分かってるけど、どうしたって分からなかった。明確な意味の込められない涙は、半分くらいクッションが吸収して、もう半分はお風呂でシャワーから放出されるお湯と混じって流されてしまった。

目に見えて得られたものは多くない。
もっと頑張ることだってできた筈だ。
でもきっとゼロではない、確かな1年だった。

夢を叶えた。
新しいことを、沢山経験した。
人脈が少し広がった。
素敵なスイーツやお酒とも、きっと人よりもずっと多く出会った。
様々なタイプのエステに行ったのだって、ちょっと大人な良い体験じゃない?
そうそう、社会人になってからずっと先延ばしにしていた髪染めもやった。今はショコラカラーで、結構気に入っている。
環境の変化もあって、少し雰囲気お洒落には気を遣っている。少なくとも、会社帰りにフラっとホテルBARとかに立ち寄れる臨戦態勢は整えている。
一眼レフカメラを持ち歩いて、気合を入れて写真を撮るようになった。日常に綺麗なものを探す。小さな好きを増やしていく。

自分がどれだけ駄目だったか、よく知っている。
だからこそ落ち込んでしまうのだけれど、
でも一方で、自分が得られたものも、ちゃんと自分だけは知っているから。

だから、そう…やっぱり良い1年だったでしょう?


行事をあまり大事にしきれなかったけれど、それでもコレだけは守る。細く長く生きる為の祈り、年越しそば。

2023年は、自炊を頑張れなかった年。
もう最後までそれでいいよ。だから、お蕎麦も外食で、とびきり美味しいのにしよう。

「東京 蕎麦 人気」検索。
色々と気になるお店はあるけれど、立ち寄ったことの無い場所、駅からも離れていて「一見さんで予約も無しに行って大丈夫なところなのか???」不安、不安、不安。

いっそホテルに入っている日本料理のお店なんかの方が行きやすいのでは?
「東京 ホテル 蕎麦」検索。
筆頭に出てきたのが、ここだった。

京王プラザホテル 麓屋

入口の雰囲気から、お蕎麦屋さんな世界観をしっかり組み込んでいて、とても良き。

京王プラザホテル 麓屋
お楽しみ御膳

お豆腐から。

お好みでそばつゆをかけて。
この仕様、超好き。

滑らかにもったりと舌の上に乗り、濃厚なコクが印象的に綴られて柔らかく消えていく。そのままでも十二分に美味しい。でもそばつゆをかけると、味わいにピンとハリが生まれて一層美味しい。

さてさて、お蕎麦。
冷たいのも選べるし、私はどちらかといえば冷やしそばの方が好きなのけれど。ただ、冷え性が酷すぎて内側からじんわり温めたいという企みをもって、最近は温かいのを選ぶことが多い。

美味しい。
めちゃくちゃくせがなく、ネギが程よく絡んで、物凄く自然に美味しい。
天麩羅もめちゃくちゃ旨みがたっぷり詰まっていて、そばつゆを浸した衣からジュワッと広がる感じが堪らん過ぎる。

御膳なので、メインはこっちだ。

全部が美味しすぎて困る。
サラダに揚げ蕎麦みたいなのが乗っていて、これまた超絶美味しい。
確かにお蕎麦屋さんならではの「お楽しみ」御膳である。

ちなみに水…じゃなくて最初にそば茶をいただけるのだけれど、目の前に出された時の香り高さが尋常じゃない、やばい。

ふぅ、…ハンバーグが美味しい。


年越しケーキは、元々生ケーキはそこまで頻度高く食べないからね。クリスマスの時。

サダハルアオキ
フォレノワール

サダハルアオキといえばまあ、そうだよね。
長方形のさ…。
ねえ、このトップのポコポコ可愛すぎん????
超均一に滑らかに…それでいて、間にたっぷりゴロゴロと入ったチェリーが大分かなり不均一。

黒と白の対比。
厳密には茶色と、白よりは色のついた白だから、もっと柔らかな対比。

あぁ、好き。

どこから見ても紳士的すぎてときめく。

ぽこぽこチョコは、見た目以上に滑らかで柔らかで。
特徴的なのはチェリーに尋常でなく染み込んだ、むしろ染み込みきれてなく口に入った瞬間ジュワッと広がるキルシュ。いやいやいや、上品な味わいの滑らかチョコが、この圧倒的なキルシュに隠れてないの凄すぎない?間のしっとりとしたチョコ生地が、自然とケーキ全体を繋げてくれている気がする。

凄かった、これは本当に凄かった。
1,000円超えなのでまあまあに高いケーキなのだけれど、もうブランド価格とか関係なく、品質として納得感しかない美味しさで……。

はあぁ、ね…うん。
感動した。


年越しパフェは?

年越しチョコは??

挙げ始めるとキリがないね。
また今度にしようか。


2023年はめっきりnoteの更新頻度を減らしてしまった。ただそれでも1週間に1回くらいでは書けたので、とても偉い。

書く、そのために感じる。
感じて、言語化する。
そういう循環をもっと大切にしたいから、来年はもう少し、更新頻度も気持ちも持ち直していけるといいな。

2024年も素敵な1年になりますように!!

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