春もそろそろ終わりそうなので春らしいチョコについて書いておきたい
天気予報を見ると、来週の東京の最高気温は概ね25℃を超えるようです。
あれ…つい、この前、春が来たなあ!って。思ったんだけどなあ!
春の訪れを待ち……
春が来て……
この後間もなく、世の中に不穏な空気が立ち込め始め、あっという間に今に至ります。
早くももう、夏の始まりの匂いが見え隠れしてきました。
春は。そろそろ終わりです。
そんなわけで!(どんなわけで?)
兎にも角にも、春らしいチョコレートのことでも書いておこうと思う次第であります。
ヴィタメール 春の限定チョコレート
●セザム・テヴェール
セザム=胡麻(仏)
テヴェール=緑茶(仏)
クローバーの絵柄が可愛いやつです。幸せになれそう。
香ばしい金ごまが優しい宇治抹茶の風味をぐんと上品に引き上げている印象。
ビターなチョコが上手ーく抹茶と馴染み、広がる甘みと共にずっしりとした力強さも兼ね備えているのを感じます。
サクサクプラリネもまたアクセントになって楽しい。
まさしく大地に広がる新緑の季節を想起させるチョコレートです。
●シトロン・テ
レモンソースが、飲むレベルで溢れてきます!
口いっぱいに爽やかなレモンが広がった後、ダージリンがじわじわと出てきて、見た目の煌めく華やかさに比して落ち着いた印象の余韻。
元気で少しヤンチャなレモンにダージリンが加わり溶け合っていく中で大人になっていくような。
そんな変化にワクワクドキドキときめくチョコレートです。
●フレーズ・シャンパン
ピンクが可愛らしい薔薇の花をイメージしたチョコレート。これが入ると一気に華やかに、春らしくなりますね。
シャンパンの風味でちょっぴりお洒落をした可愛らしい苺、という印象。
意外としっかりとした固さのチョコで覆われたガナッシュは、あまりになめらかで、まるで儚い夢のよう。
苺のピュレの甘酸っぱさとシャンパンの香りを漂わせたミルクチョコのガナッシュの爽やかさは一体感をもって溶け合い、とても香り高い!
余韻にスーッと広がる苺の香りも幸せです。
●アプリコット
瑞々しいアプリコットのパートドフリュイが凄いっ!
ミルク感しっかりの甘いアプリコットガナッシュと共に、THE・なめらか!
2つのなめらかは、しかし色の違うなめらかさで、重厚的なアプリコットの美味しさを楽しむことができます。
全体でアプリコットをアピールするこのチョコレートは、棘のないとても優しい、暖かなイメージ。
甘く丸くふんわりと消えていく。その余韻も優しく残しつつ。
春の陽気、春の心地よい風を思わせます。
1粒1粒が全身で春をアピールするチョコレートたち。
疾風の如き勢いで過ぎ去っていく春でしたが、振り返ってみると、ちゃんと私のなかにも春が残っていました。
初夏…いやその前に梅雨か。
次の季節はまた、季節の残り香を私の思い出に刻み付ける素敵なスイーツに出会えるでしょうか。
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