見出し画像

お手軽入手のスコーン食べ比べ!

コンビニで買えるスコーンの食べ比べを実施しました。

何故か。ちょっとした理由があります。
今、とある人気チョコレート屋さんの新作スコーンと真剣に向き合っています。「試食レポするよ!」という応募になんと当たりまして。

自由気ままに書くよりは少し、いや、大分結構、凄く緊張しております。

そちらの記事は明日にもUPするのですが、その前に。
スコーンの事を書くのだから、まずはスコーンとは何ぞや。というものを知る必要があるはずです。
それにそのチョコレート屋さんのスコーンをいくら美味しいと思っても、その美味しいが果たして上の方なのか、実は下の方なのか分かりません。

いや、美味しいに上とか下とかつけるのは失礼だな…。

でも比較があるからこそ、そのお店の持つキラリと光る個性を発見できることはあると思うのです。

そこで、とりあえず、コンビニで買えるスコーンをいくつか食べ比べてみることにした、というわけです。


さて、スコーンと聞いて、何を思い浮かべますか?

私の場合は、これです。

画像15

この写真は、今は閉店してしまった、吉祥寺のティーサロンジークレフのものです。

想起されるのはイギリスのアフタヌーンティー。
腹割れした丸っこい形。
外側のサックリ軽い食感。
中はしっとり…あるいはちょっとパサパサしてシンプルな味なので、クロテッドクリームやジャムを付けて食べます。

とても優雅なイメージ。
お洒落な食器で着飾ったスコーンと紅茶。
それを取り囲んで仲良しの友人と談笑をしながらのんびり過ごす昼下がり。いいなあ、憧れちゃいます。

でも何故なのでしょう。
コンビニで買えるようなスコーンには、腹割れのあるあの形のスコーンって売ってないんです。

さあ、順番に見ていきましょう。
①セブンイレブン「ごろごろチョコのチョコチップスコーン」

画像1

手軽に買えるスコーンって、この三角形が標準な気がします。

画像2

画像3

さっくりしてるけど、ちょっとパサパサしていてポロポロと生地が落ちてしまう感じは、最も本来のスコーンの味わいに近いかもしれません。

シンプルな味わいで、「これ美味しい!」とそのままの味と食感にハマる人と、ジャム等を添えて食べたくなる人で分かれそうです。

なんとなく見た目的に蜂蜜が染み込みそうかなと思ってかけてみましたが、これは案外染み込みません。
蜂蜜とスコーンの味を別々に感じることになりました。

なので、何か付けるのであれば、相乗的に美味しくなるのを期待するよりも、好きな味のものをつけるのがいいのかな、と思います。

チョコレートは、入っている数は少し控え目なのがチョコレート好きとしては少し残念な気もしますが、確かに名前の通り「ごろごろ」っと、大きい粒が入っているので、その部分を食べた瞬間、「お、きたキタ!」とちょっと幸せな気分になれます。

※チョコレートの数ですが、私の購入したのは4等分にしてもほぼチョコレートが表面に見えてこないくらい少なかったのでガッカリしたのですが、SNSの写真等を見てみると、確かに表面にゴロゴロと大きいチョコが見えています。個体差が大きいのかも。
購入時には、ちょっと多めにチョコが見えているスコーンの購入をおすすめします。

②ローソン「しっとりチョコチップスコーン」

画像4

2個に分かれているのが食べやすいですね。
1個がセブンのスコーンの半分と大体一致します。


画像5

画像6

これは味も香りもミルク感たっぷり。
ミルクの甘さがしっかりついているので、他のトッピングがなくても十分に満足です。

冷やした状態だと、ベイクドチーズケーキのようなしっとり食感。

温めると、チョコレートの香りが強く立ってきます。
どこかで嗅いだことのあるお菓子の香りだったのですが、残念ながら思い出せない…。
食感は、ホットケーキのような感じに。

余韻にもミルクが優しく漂っていて、なかなか幸せなひとときを過ごせます。

染み込んだミルクがたっぷり過ぎて手で持つとべたつくのと、チョコも表面にたくさん見えているので手がチョコだらけになってしまうのには注意です。
小さい子供に食べさせるときは、白い服は禁物かもしれません。

スコーンらしいかといえば疑問符がつくところですが、甘いスイーツ好きにはこれがピカイチで美味しいです。

③ファミマ「ディップして食べるビスケットスコーン」

画像7

ファミマでも三角形のチョコチップスコーン以前は売っていた気がするのですが、最近見かけない気がします。
もう売っていないのでしょうか?

今よく見かけるのはこちらです。
一緒にメープルシロップが入っているのが中々個性的。

画像8

1個がセブンのスコーンの4分の1くらい。

画像9

付属のメープルシロップは意外とたっぷり入っているので、大胆に使って大丈夫!

画像10

ディップします。

画像11

チョコチップとか入っていないためか、牛乳たっぷり染み込んでいる、みたいな味わいです。
食感は、ソイジョイとかカロリーメイトをもう少し柔らかくしたような。
たまごボーロのような食感ともいえるかも。
密度が高いですが、あっという間に口の中で崩れて粉ミルクのようになって消えていきます。
温めてもしっとりした食感自体に変化はなかったので、冷たい方が良いか温かい方が良いかというお好み次第。

メープルが、まさにホットケーキを想起させる香り。
なので、スコーン自体はそんなのホットケーキに近くないものの、メープルにいディップすることで、半ば強引にホットケーキっぽくなります。

④ミニチョコチップスコーン

画像12

なんとチャック付きなので、好きな時にちょっとずつ楽しめます。
これも、セブンのスコーンの4分の1くらいの大きさ。

画像13

画像14

スコーンは、中央部分よりも端のサックリした食感部分の方が好きです。
小さいので、ほとんどすべてがそのサックリ部分、というちょっと嬉しいやつです。

チョコチップはたっぷり、という程ではないけれど、小さいのでちょうどいいバランスなように思います。

これは温めはあまりおすすめしません。
なぜなら温めると溶けるから。
いや、スコーンらしい小麦粉感たっぷりの感じはちゃんとあるので、溶けるという表現は違うか。
けれど、本当に、消えます。

サックリとした軽やかさが増し、気がつくとあっという間に、口の中からいなくなるのです。
「さくっ、ほろっ、あ…消えた」
という感じ。
それはそれで美味しいのですが、温めない方が、1粒を丁寧にじっくりと味わえるように思います。


食べ比べの素材が4種類と少なくはあるのですが、いやー…全然、違いますね!
スコーンって調べてみると、
「マフィンとの違いは?」
「ビスケットとの違いは?」
と、定義、境界線が曖昧なお菓子な気がしました。

だから、どこに寄せていくかで、個性が全然違います。
単純に「スコーンが食べたいな」と思っても、パッと近場で買ったスコーンが気持ちと違うことが往々にして発生してしまうんですね。

というわけで、最後にまとめておきます。
スコーンが食べたい気分になった時の参考になればいいな。

①セブンイレブン「ごろごろチョコのチョコチップスコーン」
-スコーンらしい、シンプルな生地をたっぷり楽しみたい方に。
②ローソン「しっとりチョコチップスコーン」
-ミルクたっぷり、甘いひとときを楽しみたい方に。
③ファミマ「ディップして食べるビスケットスコーン」
-牛乳たっぷりたまごボーロのような食感とホットケーキ香るたっぷりメープルを楽しみたい方に。
④ミニチョコチップスコーン
-スコーンの端のサックリを存分に味わいたい方に。

自粛が続く今は、家でスコーンを作る人も増えているようです。
なんとあのホテルオークラもスコーンのレシピを公開していますよ!

意外とシンプルな材料から生まれるスコーンというちょっと不思議なスイーツ。机の上をスコーンと紅茶で彩れば、イギリスのアフタヌーンティーのような優雅なゆとりある心になれるかもしれません。

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?