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獺祭パフェなんて、行きたいに決まってる!(小笠原伯爵亭)

日本酒×パフェ。

何故こんなにも惹かれるのでしょうか。

・私が秋田で生まれ育ったからかな?
(日本酒も飲めるけど、基本的にワイン派なんだよね)
・パフェ=子ども
 日本酒=大人
  というイメージが強いから、
  対比による緊張感や背徳感があったり?
(お酒の中でもワインやラム酒はやたらとパフェに使われてる)
・珍しいよね
(ラトリエアマファソンとコレド室町の石井製菓くらいしか知らない)

理由を考えてみたけど、よく分からない。
きっとどれも正解で、どれも単なる屁理屈です。

なんとなく、惹かれる。

この「なんとなく」が結構大事だったりします。
仕事に関わるようなことであれば、明らかにする必要のある「なんとなく」も多いでしょう。
しかし趣味の「なんとなく」は「なんとなく」のままが良い。
理由を暴くことに注力して動けないよりも、自分の直感のままにとりあえず動き出した方が、なんとなく、良い事が起こるものです。

さて本日は、なんとなく惹かれた、日本酒とパフェのお話です。

*****

小笠原伯爵邸。若松河田。
——行った事ない駅だな。
完全予約制。
——ちょっと敷居高め?

記事を読んだ後、「日本酒、しかも獺祭のパフェ!?良いなア!!」と思いはしたものの、すぐには行動には移しませんでした。

でも、このアテンションの部分で心にちょっと深めに刻み込まれてしまったようで。

気になる、気になる......

予約、空いてるかな?
仕事の後、行けるかな?
最終の18:30なら間に合うかな…絶対に残業の入らなそうな日は~~

はい、予約完了!
いや実はかなり自分会議で葛藤したんですけどね。
毎日チラチラと予約画面開いてみたり、パフェの説明文読み返してみたり、SNSでレビュー検索してみたり...。
でも行く時は結局行くんです。

だからまあ、そんなに悩むなよ!
と、毎度思うんですけどね~結局悩む。
好きな子を想って悶々としているようなもので、まあそれはそれで楽しいかな、なんて思うようにしています。

何はともあれ、食べてきましたよ、獺祭パフェ!

*****
小笠原伯爵亭
「獺祭のエスプーマ薫る、シャインマスカットと和梨のパフェ」

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日本が世界に誇る日本酒「獺祭」と小笠原伯爵亭のコラボレーションによって誕生する限定パフェ。小笠原伯爵亭のペストリーシェフ・四方裕次郎が考案し、フルーティーな味わいの「獺祭」に、岡山県産シャインマスカット「晴王」と千葉県産和梨を併せた贅沢な一品。

めっちゃ良きコラボレーションってことですね。
なんだかレア感もあります。

「純米大吟醸 磨き三割九分」を泡状に仕上げた獺祭エスプーマを目の前で仕上げてくれる演出から始まります。

口頭で構成の説明もしてくれるんですが、日本酒の知識が豊富なわけではないので、「ほぅ、ほ~う?うんうん、ここにも、そこにも、めっちゃ日本酒使われてるんですね!」ってことくらいしか分からなかったけど。
それでも十分なワクワクです。

上にシュッとささったチップは酒米・山田錦を甘くパリパリに炊いたもの。
このチップ、お酒飲む時のつまみに欲しい~!

エスプーマに付けたりしながらポリポリ。

で、この最初に仕上げてくれた獺祭のエスプーマが凄いのです。
アルコール9%と、パフェにしては相当な度数!
アルコール弱い人無理じゃない?ってくらいガツンと獺祭の味がきます。

でもでも、わりと大丈夫。
この破壊力絶大な獺祭のエスプーマですが、徐々に下の瑞々しいシャインマスカットや梨と合わさることで、どんどんマイルドに落ち着いてくるのです。

美味しいと美味しいが溶け合っていくような、その感覚がたまりません♡

中央部に入っている獺祭のアイスには、なんと
・獺祭 純米大吟醸磨き三割九分
・獺祭の酒粕
・酒米・山田錦
の3種を使用。

私のこれからの人生で、きっと日本酒のアイスを食べる機会はあると思うんですが、3種も組み合わせた複雑で芸術的なアイスを食べるのはこのパフェが最初で最後じゃない?
家では絶対無理だし、そこまで日本酒に想いを込めたアイスを作ってくれるシェフのスイーツと出会えるものでしょうか。

人生最初で最後かもしれない美味しさを、ただひたすら真剣に味わいます。

日本酒ばかりにスポットライトを当てて語ってしまいましたが、このパフェの魅力はそればかりに尽きません。

和梨のソルベや和梨のパンナコッタ、柚子ジュレ、チョコ掛けフィヤンティーヌ、クッキーなど...かなり色々入っていて、かなり複雑な構成。

もうひとつの主人公となっているシャインマスカット「晴王」の瑞々しさも特筆すべき美味しさのひとつです。
噛んだ瞬間に、プシュッと甘い果汁が口の中に広がるんです。

それが、獺祭の味わいや、他のパーツと混ざり合う感覚がたまりません!!

あれ?混ざりあって美味しい…似たようなこと少し前の部分でも書いたよね???
重複したかもですが、そのくらい、美味しさの掛け合わせに感動するパフェでした。

小笠原伯爵亭は、素敵な洋館。
夜に行ったので、ただならぬ雰囲気が漂っていました。

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パフェも美味しかったし、きっと他のスイーツや料理も素敵なのでしょう。
それをこんなにも素敵な場所でいただけるなんて、体験としても素晴らしい!

新宿から電車で10分ちょい。
こんな近くで、こんなにも非日常の世界観を味わえるなんて思いませんでした。

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他のハロウィンスイーツなんかを見ると、(可愛い・・・)
今後も時々チェックしていくべきお店です!


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