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自分の推しかお店の推しか〜珈琲店トップ〜

スイーツ食べ歩きで有名な人は、ひとつのジャンルに特化していることが多い。チョコ、アイス、チーズケーキ、プリン、パンケーキ…あぁ、あの人かと思い当たる人がいるかもしれない。

世の中には食べたいスイーツが溢れすぎている。
だから、好きなジャンルを決めて追及していく姿勢は本当に尊敬する。
けれど私には真似できない。

選択肢の中にチョコレートケーキがあったらそれを選びやすい、という好きの偏りはあれど、絶対的ルールにはなり得ない。
お店の人が「うちの自慢はチーズケーキさ」と言えば、あるいは言わずとも明らかにそうであるならば、私はチーズケーキを選ぶ。

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メニュー表に”★は当店が自信をもっておすすめいたします”という記載。
★以外は自信をもっておすすめできないのか。
という気持ちで敢えての★以外…なんてことはせず、素直におすすめを選ぶことにする。

ケーキ。レアチーズケーキだけが定番ということなのだろうが、これだけ「ケーキ各種」と分けて書かれているの、特にオススメ過ぎるじゃん。

珈琲店トップ
レアチーズケーキ

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ケーキという、しかもレアチーズケーキという定番の名乗りをしながらグラスに入った形状なの、ユニーク過ぎる。

最初、杏仁豆腐が提供されたかと思っちゃったよ。

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濃っっっっい!!!
もっちりねっちり、とろり~ん。
クリーム、と考えるとかなり重みがあり分厚く濃い。
一方で「これケーキなんだよな?」と思うと、あの三角形の真っ白なレアチーズケーキを思うと、このグラスに入れる方法を取ったのが納得の物凄いクリーミーさなのだ。

その濃さは全力で軽やかな爽やかドレスも身に纏う。更に追撃、黄金に輝くマーマレード。

力強い爽やかな甘さの後に一呼吸、ブラックコーヒーで落ち着く。

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最高のコンボ技。
この美しく堂々とした純粋真っ直ぐなレアチーズには、ブラックを飲めるのなら絶対にブラックで合わせたい。

一口目の衝撃は凄かったが、二口、三口…そしてもう無くなるぞというところまで。どこまで進んでもこの力強い濃さは、少し疲れた気持ちをシャキッとさせてくれる。


レストラン街の隅のちょっと分かりにくい場所にある数席の憩いの場。
お客さんはそれほど長居せずに、さっと飲んで立ち去っていく。
私もそれに倣って、少しはゆっくりとさせてもらったものの、席が埋まってきた辺りで早々に立ち上がる。

うん、良いカフェ時間。


何か、オススメ感のあるお店ではチーズ系を選ぶ。
何もなければ選ばない。

お店の推しを選ぶ?
自分の推しを選ぶ??
スイーツトークをする時、そんな話題を広げてみるのも楽しいかもしれない。

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