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スイーツは朝にこそ食べたい〜トロワグロ〜

昼や夜にスイーツを食べに行く予定がある。
そんな日は、全ての人に、とまでは言わないまでも、結構多くの人に訪れる機会だと思う。

さて、そんな日の朝ご飯はどうしよう。

いや、シンプルに味噌汁と魚とご飯とか、卵と食パンとか、いつも通りで良いだろ。という人が大半なのかもしれない。

しかし私は、朝にスイーツを食べる。

夜よりも朝の方が味覚が鋭いのでは、とか。
夜よりも朝の方が、その日の日常生活でのカロリー消費がある分太りにくい、とか。
一日を幸せな気持ちで過ごせる、とか。
色々な理由がある。

その日を頑張って生きたお疲れ!という気持ちで食べるスイーツも最高なのだけれど、それよりも朝に食べることにはメリットが多い。

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”サプリメントやお菓子、果物のみという人も上記調査での欠食に含まれます”

ふぅん。
とある調査によると、朝食にお菓子を食べている私は欠食者であるらしい。…マジか!一日3食摂っていることは食いしん坊としてのひとつの誇りであったのに!!!!

「菓子パンはお菓子に入りますか?」「栄養たっぷりの果物を使ったジャムをいっぱいに塗った食パンは菓子パンですか」とか、色々と屁理屈をこねたくなる。

それと、私の大好きなチョコレートは健康食品である。

健・康・食・品!!!である。


一生そういう朝食を続けるかといえば、きっといつかは終わりを迎える。
例えば結婚したならばそんな生き方は認められないだろうし、そうでなくとも確実に歳を重ねる身体がそれを許さないと思う。

それでも今は、私が楽しいなと思ってしまったこの朝食の楽しみ方を満喫したいと思う。


まあそれはともかく。
その日、夜にパフェを食べに行く予定があった。
お昼も外食だ。

私1人だったならば、「ま、たまには良いだろ」とか笑って3食スイーツにするだろう。しかし、そこに親の目があればどうだろう。
糖尿病や虫歯やデブ化や…色々の心配をされるに決まっている。

だから――——。

トロワグロ

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カヌレだ。
どう見ても、カヌレ。

ん?カヌレって一般的にもまあまあ有名…だよね?
意外と食べた事は無いって人もいるかもね。
だって普通に生きていて、あえて選ぶのでなければカヌレを食べる機会なんて、そうそうやって来ない。

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母上、きっとカヌレとか食べた事ない気がするし…。
素朴なパン、くらいの認識してくれるんじゃない???

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どうみてもカヌレ~。
それをちょっと白く染めただけだ。
はたまた、ロウソクにも見える。
可愛い。

きっときっと、こんなこと思うまい。

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この白化粧は薄いホワイトチョコで、中にはマロンクリームやカシスのジュレが詰まった、普通にケーキであるなんて、思うまい。

ホワイトチョコは、パッカリと大きく割れる。
パリッとしているけれど柔らかで、手でしばらく持っているのは怖い。
舌の上で、その体温をもってまろりと溶ける。
温かな、というと変かな。優しい味わいのミルキーなホワイトチョコが甘く口の中に広がる。

そこに絡み溶けてゆくマロンクリーム。
ホワホワな、こちらも凄く凄く優しい味わいだ。
「優しい味わい=味が弱い・薄い」という認識にもなりがちだけれど、これは違う。しっかりマロンしている。

だって、更に心臓部の真っ赤なカシスジュレが強いのだ。
甘酸っぱい。濃い。燃えるような心を、「私はここよ」と言わんばかりに主張してくる。

マロンが、ホワイトチョコが、そこに負けてしまうと、スイーツの全体バランスが崩れてしまう。だから、優しい味わいでフワリと包み込みつつ、自身もその個性をしっかりと立たせているのだ。

はぁ、レベル高っ!!!


「トロワグロ」というお店。
きっと、ピエールエルメ、ゴディバ、ラメゾンデュショコラ、ヴィタメール......その辺りに比べて実力は決して引けを取らぬも、知名度としては大分弱いと思う。

本場の「トロワグロ」はミシュランで三ッ星を50年以上も獲得し続けている強すぎるお店。そんな凄いお店が小田急百貨店と関係を築き、プライベートブランドとして小田急新宿店のみで展開しているのだ。

それこそレストランの方は、ハイレベル過ぎて私はまだ足を踏み入れたことは無いのだけれど、デパ地下のブティックはわりと気軽で、私も時折利用する。

食べたのはもう一年も前になるけれど、マカロンも素晴らし過ぎたので、そちらも一緒に書いちゃおうかな。

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シンプル!かっこいい!!

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マカロン5個って1日1,2個食べれば賞味期限内にもギリ食べられるし。
お店の個性もよく分かる、良い数だ。

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こういう並べ方をしたくなる。

ラスク

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酸味と甘さのバランスが素晴らしい!
チョコとカシスがアクセントとして入るのはよくあるけれど、逆って意外と無くて。想像以上に舌から伝わる刺激が、味わいが、違う!!!

華やかな酸味が表面にあるのに、芯は甘い。
余韻に酸味がスーッと漂うのだ。
それは、「美味しい」ということを物語っている。

美味しい。

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ピスターシュ

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あぁ、落ち着きがあるものの鮮やかで、とても良い緑色だ。
ピスタチオは、あまりに、あまりに濃かった。
濃っっっい!!!と、家の中だから、声が本当に漏れた。
濃い。

マカロンのガナッシュにしては凄くしっかり強い食感。
分厚くて、そのままボンボンショコラに入って良そうだ。

ベースがショコラブランで、刺激力のあるうチョコとしてはだいぶ優しめまろやかな味わいだから。甘さ適度にピスタチオがグンと引き立つのだ。

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フランボワーズ

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全身でフランボワーズをぶつけてくる!!
甘酸っぱいコンフィチュールたっぷり!!粒々も楽しく美味しく心地良い♪

フワッとしていて表面だけパリッとしている生地。
それも、強めに味わいが醸し出されるからより一層、全体の印象が引き締まってフランボワーズだ。

「うわぁぁ!甘酸っぱい系のスイーツを食べたいよう!!」なんていう衝動に駆られた時、是非とも食べたい最高の逸品。

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カネル・オ・レ

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たっぷりのミルクガナッシュとシナモンと表面のサクサクに心奪われる。

あまりに贅沢。
カフェオレよりも、ロイヤルミルクティーなどで贅沢に溺れているような心地だ。

優しく繊細で、気品ある味わい。
癒されたい、誰かに優しくされたい、そうして自分が優しい気持ちになりたい。そんな時に食べたくなるマカロン。

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風雅な気持ちながら、とてもホッとする。

ショコラ

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ドモーリ社のショコラで仕立てた、というだけあって、期待値も高かった。
その高い期待値を、悠々と超えて、香り高く濃厚。
チョコ欲を存分に満たしてくれる。

トロワグロのマカロンに入っているガナッシュ、本当にたっぷり過ぎるんだよ!!贅沢過ぎる、美味しい。

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えぇ……ずっと前に食べたやつの感想なんて、想像で書いてんのか?という苦情が入りそうだ。けれど、当時メモしていた内容ほぼまんまなので、ちゃんと食べたその時の感動がその言葉には詰まっているはずだ。

だから、「今」書き記しておくのだ。
それはきっと、未来にも届くから。


さてさて今日もまた、朝スイーツを存分にたっぷり楽しんだので。週の後半、あと2日、どうにかこうにか頑張れる。


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