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食べたい!と思ったその時に〜パンとcafe えだおね〜

注文直前で、思っていたメニューと違うものを口走ることがある。
みたいな話を昨日書いた。

少し似たような話で、お店に入るまでは持ち帰りにしようと思っていたのに結局イートインにしてしまった、なんてこともよくある。

その日は、既に2店のお店をまわっていて、スマホの充電もかなりヤバかった。でもせっかく来た荻窪という街で。
せめてお持ち帰りでも、もう一店くらい行きたいなと思ったのだ。

調べてみると、近くに人気のパン屋さんがある。
家で食べる用に買おうとお店に入ると、香ばしい焼き立てのパンの香り。

今はコロナの対応として全部袋に詰めて販売しているパン屋さんが多い。
けれど、なんだかあれは「美味しそう!買お!!」という気持ちが沸いてこない。
そのパン屋さんでは袋詰めされていない「どや!美味しそうでしょう?自分を買って!!」とアピールしてくる可愛らしいパンたちがあざと可愛く並ぶ。それが今の状況下で正しいのか、それは分からない。でも、素直な気持ちを言えば嬉しいのだ。

テレビの有識者が言えばもしかしたら炎上ものかもしれないけれど。
名も知れぬ私はnoteの隅っこで言おうじゃないか。

姿をさらして売られたパンは美味しそう!!

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パンとcafe えだおね

何を買おうかと2周くらいウロウロしていたら、満席だったイートイン席が空いて、お店の男性の方が「イートインします?すぐ片付けますよ」と声をかけてくれた。

その言い方が良かった。
何が、というとよく分からないけれど、なんだか良かった。
「あ、食べて行きたいな」と思った。

そうして、売られているパンを買うものだと思ったらイートイン限定のメニューもあったので、そちらをいただいた。

バインミー

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とんでもなく美味しくて、食べた瞬間、それはもうビックリした。
パクチーは独特のクセの強さが魅力とも言える反面、苦手な人も多い。
けれどこれは、パクチー初心者でもかなり入りやすいんじゃないだろうか。
おお?というあの変わったインパクトは無い。けれど、しっかりパクチー。
自家製パテもなますも、それぞれが美味しい。
なんだろう、凄い目立った特徴があるわけでは無い。
でもとても、美味しいのだ。

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なにより、パンが良い。とても良い。
バリっとした強い食感の強いパンでありながら、特に大根と人参のなます、かな?具材の味が染み込んでいる。
その部分がまた、特別に美味しい。

結構ボリューミーなのに、野菜いっぱい感もあるし。
とにかく一口ごとに「うまっ、え?ウマッッ!!!」という頭の悪そうな感想がとめどなく溢れてくる。
美味しい。

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イートインをするつもりなどなかった。
けれど、して良かったなと思えた。

家庭などがある人はそうもいかないかもしれないけれど。
フラリと「今ここで食べたい」という気持ちがムクムクと沸いてきたその時に実現できる人であるならば、きっとその想いに素直になった方が良い。
その自由は、もしかすると奇跡で、自由であるが故の忘れられない思い出になるかもしれないのだから。

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