見出し画像

マドレーヌ専門店への愛をひたすら叫んでいます。美味しいー!

専門店。
それはなんだか、とてもワクワクする場所です。

少し昔の世の中では、多少品質が悪くとも、オールマイティーに揃っているお店が強かったんだとか、学校の授業で勉強した気がします。

私の世代だと、もう品質がアレなお店は淘汰され、様々な品物を揃えるお店でも一定水準以上のものを提供するようになっていました。

そして今。
他と同程度の品質では選ばれないシビアな世になりました。
もう既に十分だから。
もし必要になっても、「近い」「安い」が優先され、そこに「このお店だから!」というファン的感情はありません。

そんな中台頭してきたのが、専門店。

「1種しか扱わないけど、これならウチと並べる奴は誰もいねえ!」
という強気な姿勢。

それだけの自信とこだわりがあるからこそ、マジで。ガチで。
超ス・テ・キ!

お客さんは虜になります。
家が遠いからとか、値段が高いからとか、そういうボトルネックな壁はぶち壊して、そのお店を求めるのです。

そんなこんなで、本日は美味しい専門店のお話。

*****
マドレーヌラパン

マドレーヌってご存知ですか?
...って、これは馬鹿にした問いですね。

基本は貝殻の形をした、バターの風味が甘く香るふんわり美味しいお菓子です。
好きな人は、多いでしょう?
でも、「マドレーヌ食べたい!マドレーヌの為にあの店に行かねば!!」ってことは、実はあまりないのでは…?

ケーキを買いに行ったらショーケースのあたりが混んでたから、後ろの棚の焼菓子コーナーを眺めたりして
見た目にも可愛いマドレーヌが目にとまって
甘く優しい味わいが過去の記憶から口の中に蘇り
お値段的にもわりと買いやすかったり、賞味期限が意外と長かったり…とりあえず買っておくか——

私にとって、マドレーヌはそういうポジションでした。

だから知らなかったのです。
マドレーヌ専門店があるなんて!

**
マドレーヌラパンは、自由が丘にあるお店。
なんと日本初のマドレーヌ専門店なのだとか!

あれは確かモンサンクレールのパフェを食べに行った帰り。
「可愛いお店だなぁ」とのぞいてみたのです。
なんとなく、スイーツ好きな心をくすぐる雰囲気が漂っていた気がします。で、折角入ったのだからと、とりあえずの1個を購入。

「オレンジピスタチオ」

画像1

”ピスタチオ”に惹かれました。
オレンジとの組み合わせも珍しいですしね。

今流行りっぽいフレーバーですが、初期メンバーの1つなんだとか。
早いうちからピスタチオを採用してるお店に対しては最近、「先見の明があるなあ」と謎の感心をするようになりました。

で、口に含んだ瞬間、
「あ...これは美味しいマドレーヌだ」と。
選び抜かれた良い素材を使っているのがよく分かります。

画像3

しっとりと、美味しいがギューッと詰まってる!

本当の美味しいに出会った瞬間。

最初は凄く冷静に、ストンと腹に落ちる感覚で、味覚が「美味しい」をただひたすらに受け止める。
その感覚がじんわりと全身に巡り渡った後、全身が逆立つというか震えるというか。
「え、えぇ!?美味っ!何コレ、美味っ!!!?」とテンションMAXになるのです。

人によって色んなパターンがあるのだと思いますが、これが私の「美味しい」に対する心と身体の反応。

この出会いの感覚。
そんなに味わえるものではないけれど、たまりません!

感動したので、その後に公式HPなんかをポチポチ見るわけですが、
印象に残ったのはココ↓

一般的には貝の模様のある側を表に並べますが、ラパンでは、おなか側を上に陳列します。
チョコレートソースやフルーツソースをまとった内側の美しさを見ていただき、その味を想像しながら、選ぶ楽しさも味わっていただきたいから。
ぜひナイフとフォークを使って、ゆっくりとお召し上がりください。

いやぁ…好き!

その後に書かれてる「最高の素材」とか「全部手づくり」は、もちろん大切で魅力的な長所。
ただ、これは大抵どのお店も書いてあるから、これだけだと、お客さん的にはそれほど「好き」にはつながりません。

就職活動の時、食品メーカーの「美味しくて安心」という企業理念を見て「分かる、共感はするけどさ!ぶっちゃけどの企業も掲げてるから、志望動機にしにくいよ~💦」と悩んだあの感覚を思い出します。

だから、プラスαの、商品に対する偏愛!
「おなか側を上に陳列」って…
「ナイフとフォークを使って」って…
コンセプトのところに入れますか!?

お店の方の、マドレーヌに対する愛が溢れ出ています。

実際の美味しさとこの愛情に、一発で心射抜かれてしまいました。
で、「もう一度食べたい~!」という欲求をエネルギーに、再訪。

**
「マロン」

画像2

袋を開けた瞬間の香りの広がりがヤバッ!!!
焼き立てのパン屋さんの前を通り過ぎた時、その香りが鼻をくすぐる...それどころかその空気が全身を優しく包み込むような幸せな感覚になります。
その感じ!
マロンとバターの織り成す優しい香りに包まれます。
フワッと広がる感じが最高、

画像4

**
さて、1回目と2度目の訪問で、気になるものがありました。
パフェ!!!
でも2度とも時間等の関係で、イートインを逃していたのです。

3度目の正直、ということで、行ってきました。

「キャラメルバナナパフェ」

画像5

なんとなんと!

画像6

パフェにマドレーヌが乗っています!
流石の専門店です。

流れを大切にするパフェは基本的に、口溶け重視。
カステラやスポンジはあれど、フワッとしすぎなマドレーヌを使われるのは見たことがありません。

でもこのお店のお客さんは、多分マドレーヌを求めてきている。
たとえパフェであっても。

実際私も嬉しかったですしね。
他の初めて来たであろうお客さんたちも歓喜の声をあげていましたよ。

お店の個性を活かすパフェって、こういうことなんですねえ。

中にはキャラメルサレのマドレーヌも。
そしてキャラメルのアイスやキャラメリゼされたナッツ、バナナ。

キャラメル尽くしに尽くしたパフェです。

そして、これも専門店のこだわった素材の良さが活かされているのでしょうか。各パーツ自体が、相当に美味しい。

全体的に甘い構成ではあるので、かけるエスプレッソがあるというのも嬉しいポイントですね。

ドリンクには「金木犀の桃のソーダ」

画像10

金木犀のドリンクとか!
これは珍しいというか、惹かれます。

スッキリ爽やかで、下に沈んでいるゴロゴロ桃も嬉しいです。

**
お店のアカウントから、嬉し過ぎるコメントまでいただいてしまいました💦
恐縮!!

パフェも定期的に変わるようなので、またぜひ伺いたいです。

マドレーヌ1つからでも購入できるので、自由が丘に行った時には絶対に立ち寄りたいお店のひとつにランクインです。

今後にも期待!

**

最後にせっかくなので、別のマドレーヌもちょっとだけご紹介。
マドレーヌ好きに、というよりもチョコ好きに、かもしれませんが。
デリーモのマドレーヌもおすすめ!

「〇%のチョコをコーティング」というところまでこだわっています。

画像7

形は貝殻でないですが、女性への手土産ならオードリーのマドレーヌは喜ばれること間違いなしです。

画像8

包装は可愛いし、

画像9

苺ピューレが塗っている点なんかもキュンときますね~。

美味しいマドレーヌの扉も開いたことなので、これからは積極的に素敵なマドレーヌを求めていきたいと思います。

この記事が参加している募集

#コンテンツ会議

30,781件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?