時が経っても美味しさ溢れる物語~プティ ガルガンチュワ~
何を書こうかな~~!
素敵なお店、スイーツの話題は事欠かないけれど。
どの話をしようか、結構まいにち迷っている。
すんなり書き始められることもあるけれど、大抵は「今の自分が書きたい・書ける物語」が見つからず、自分の画像フォルダをウロウロと探し回るハメになる。
なんだか、食べたいものは沢山あるはずなのに”今”食べたいものが分からず色々なコンビニやスーパーを渡り歩く感覚に、似ている。
そんな時間も楽しい反面、やっぱりスパコーンと決めてダダダと前に進める人は凄いなあと嫉妬してしまう。
時間は有限なのだ。
私みたいにのんびりと生きていたら、あっという間におばあちゃんになってしまう。
あぁ、早く決めないとね。
そうそう、これはまだ語っていなかった。
少し前だけれど、そのあまりの美味しさは印象深くて、いつだって口の中に思い出せる。
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プティ ガルガンチュワ
ホテルの王者、「帝国ホテル」に併設されたショップ「ガルガンチュワ」。
その姉妹店が、昨年のグランスタ東京が大きく変わったあの時にオープンした。
安直に”プティ”なんて付けるだけの、「同じだけど違うよ!」というネーミングセンス、大好きだ。
ガルガンチュワのお菓子も、もちろん大好き。
流石の帝国ホテル・ハイグレードなクオリティー。
なんかもう、本当に色々ヤバすぎるスイーツ体験を楽しめる。
姉妹店。
そこでしか買えないものがある。
ふふふ、楽しみではないか。
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プティ アップルパイ
美しかろう?
これがもう、完璧なんだ。
「パフェ」って「パーフェクト(=完璧な)」からきている語源説が有力なのだけれど、もう「パフェ」って名乗っていいよ、と言いたくなるような完璧さ。
このスマホ画質な写真で伝わるかしら。
パイの厚みとサクサク感。
サクッ、ザクッ。
心地の良いその音と共に、ジュワッと甘いバターが染み広がっていくのが分かる。
中には、シナモンのたっぷりきいた瑞々しい紅玉。
ムニッと、シャリッと、そして滑らかな舌触り。
パイ生地とは食感も甘さも全然違うのに、この一体感はなんだ。
”アップルパイ”というスイーツを生み出した人は天才だな。
なんて相性の良さだろう。
プティタルト 抹茶
これまた...シンプルながら、美し過ぎる!
飾っておきたい。
漂う和の空気に、癒されるんだ。
抹茶が深く濃厚に香る、しっとり生地。
うぐいす豆と小豆の存在感が力強い。
苦味も甘さも、とても清らかで。
深い息を吐きながらその味わいをじっくりと広げながら楽しむ。
タルト生地のサックリ具合がまた理想的で。
1つのケーキとしてメリハリがつく一方、この生地のせいで・・・もう夢中で一気に食べちゃうんだ。
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1人用のサイズ感がまた嬉しいね。
少し大きめだから、半分に切って2人で食べてもいいし。
いや、やっぱり美味し過ぎて、1個はペロリといけちゃうな~!!!
実際に食べたのは、今よりも少し前の話。
それでも、写真を見ながら幸せになって。
味わいを思い出して幸せになって。
誰かにその話をして、私も相手も幸せになって。
後々まで沢山の幸せをもたらしてくれるスイーツって、本当に素敵だ。
そんな、幸せの果汁をたっぷり含んだ美味しい物語を。
話したいな。
聴きたいな。
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