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平日に休みをもらえた時、行きたいお店はありますか?〜キハチカフェ〜

大学生の頃からカフェ巡りは好きだったけれど、社会人になった今の方がもっと好きになった気がする。

働いて安定的にお金を稼いでいるという心の余裕から、あの頃よりも贅沢なカフェにも行くようになった。
けれど、好きの理由は「高いスイーツが美味しいから」ではないと思う。

きっと、時間に対する制約が大きくなったからだ。
私は基本、土日祝日に休み。既定の休日数がそれをはみ出た分があれば平日休みが発生する。大体、月に10日くらいの休日を貰っている。

後半になると「あぁ休みはあと〇日。今月限定のアレもソレも食べたいのに……どれを優先すべきか」をいつも考える。
考えて考えて、結局決められなくて行った事のないカフェにヒョイと入ってみたりして。
人生、中々思い通りにはならないし、それが面白い。

そして、キーになるのが平日休み。
どう過ごすか……。
土日には混雑しているお店でも、平日には案外空いていたりもする。
平日の方がランチセットが安い、みたいなお店も結構あるよね。
あるいは、私が最も着目したいのは「平日限定メニュー」。
さらに制限が強くて「平日14:00~限定」みたいなのも結構多い。

土日には食べられない。
平日だけの特権。
大学生の時にはお昼時にいつも授業があったわけでもないし、どうにでもなったのだけれど。
社会人には月にせいぜい1日か2日程度しか食べられるチャンスは無いのだ。

だからこそ、土日にカフェ巡りをしている中でそういうメニューを見つけたのなら、脳の片隅にしっかりと置いておきたい。

キハチカフェ

以前は、白桃のパイを食べに行った。

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その時に「平日14:00~」限定スイーツプレートの存在をメニューブックの中に見た。
キハチの人気スイーツをハーフサイズで複数楽しめるプレート。
ナニソレ、欲しい。

それから2ヶ月程経ち、チャンスが巡ってきた。

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ぐはっ!!!
うわうわ、秋メニュー良過ぎじゃん!!
マロンパフェ食べてぇ~~~~。

平日限定を食べに来たけど、マロンスイーツが美味しそうでつい...てへ☆
を自分に許すか?どうする?どうしよう!!!

でも……
やっぱりどうあっても、「平日限定」は貴重なのだ。
だから――

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あぁ幸せの権化!!
2種盛りと3種盛りを選べるのだけれど。
これを、楽しみにわざわざ平日に来ているのだ。
3種盛りという選択肢しかない。

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はぁ~、尊い。
こうやって全てが並んでる完成形をいつまでも眺めていたい。

けれど意を決して、この芸術にフォークで傷をつける。

キハチトライフルロール

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キハチのトライフルロールは有名だ。
だって、ファミマスイーツで監修しちゃう程の定番なんだもの!
コンビニの方は食べた事がないけれど、まあきっと本家本元の方が流石に美味しいだろう。

しっとりとフワフワが極限まで両立したような卵感たっぷりの生地!
生クリームと、生クリームを加えたカスタードクリームであるディプロマットクリーム。フォークをひとつ進める度、口に入るフルーツが変わる。

苺、バナナ、キウイ、パパイヤ、マンゴー...それぞれのフレッシュな個性がしっかりと感じられ、美味しいの一言しか出ない。

2種類のクリームと5種類のフルーツが、どう重なり合うのか。変わりゆく美味しさの流れに、心が離せない。

バスクチーズケーキ

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クリームというよりもスフレのような、しっかりと固形的なかたさ。これは横に寝かせているけれど、縦にしてもきっと立つ。
そうでありつつ、舌に乗せると滑らか~にゆったりまったりと溶けゆく。

ミルクに包まれたチーズのような強い味わいと甘さの両立、爽やかさ。

ふぅ、と落ち着いて珈琲と合わせると、驚いた。
どこかに飛んでいってしまいそうな軽やかさだった味わいに、ズシッとした重みというか、落ち着きが増す。明らかに変わった。
面白い。


ショコラタルト

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チョコが...チョコが、見た目以上に凄すぎる。
ひとりのチョコラバーとして、心の中で泣いた...。

一口食べる度、すっごい勢いで、濃い、濃厚濃密・ビターな味わいのチョコがなめらかに、まったりもったりと広がる。

しっとりザクっとしたタルトの甘さは、その濃いチョコレートをしっかりと受け止めて、良い相性。

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素敵だ。

今この時間。平日午後。
仲間たちは働いている、が、自分はこんな優雅な美味しいひとときを過ごしている。

あの案件大丈夫かな…ちらりと脳をかすめなくもないけれど。そういうことは、ひとまずできるだけ忘れよう。

平日限定。
あるいは逆に土日の休みが時々しかない人にとっては、「休日限定」がレアなのかな。
今度の機会に行きたいな、というものを持っていると、いいと思う。
急にその時がやってきた時に、「結局寝て終わった…」ではない充実したひとときを過ごせるから。

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