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自分の美味しいを見つけたい(パレドオール「栗ジャポネ)

「美味しかった」「美味しくなかった」
そんな評価を、どの程度気にするでしょうか。

SNSで誰かがポツリと言った意見と、
インフルエンサーと言われるような、普段から色々食べ歩いていて凄いな~って人の意見。
はたまた身近な人の意見。

誰が言ったかによってもそのインパクトはかなり違います。

さて本日はチョコレートのウルトラ人気店、パレドオール秋のパフェのお話。

大好きで毎回楽しみにしています。

が、実は今回のパフェ、始まってすぐの頃に、パフェ食べ歩きをかなりされている方が「今回のは美味しくなかった…」と話しているのを聞いてしまったんです。

滅茶苦茶、ココロ揺らぎました。
パレドオールのパフェ、安くはないし。(勿論、あの美味しさやパーツの多さ、作る手間などを考えると当然の価格ですが💦)
わりとボリューミーだから、カロリーは心配だし。

いくら愛するブランドだからって、美味しくないのに義務感で食べなくていいんじゃない?
今回は、パスしようかな…。

でもさ、毎日SNSで流れてくるんです。
「パレドオールのパフェはやっぱり美味しいね!」
「今回の一番好きかも!!」

おや・・・?
やっぱり美味しいんじゃない?

スイーツ界で尊敬している方の一言「美味しくなかった」を覆すだけの「美味しかった」が日々更新されていくのです。

そうして「今日はどこのカフェに行こうかな?」と、特に予定を決めていなかった休日。
「どうしようかな、何が食べたいかな」
ぐるぐる悩みながら、とりあえず電車に乗り込み。
とりあえず行きたい候補がいくつかある東京駅に向かい――。
・・・あれ?
気が付いたらパレドオールの前にいました。

頭では悩んでいても、心では決まっている。って、こういうことを言うんだなと、身を持って知りました。

やっぱり私、パレドオールに来たかったんだね。

*****
「栗ジャポネ」

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冒頭に怪しい感じに書いてしまってので、とりあえず結論を書きますね。

ちょ~美味しかったぁ!!!

美味しいは、人それぞれってことですね!

はい、言いたいこと終了~(⌒∇⌒)
なんですが、それだけだとtwitter140字で事足りちゃって、note的にはちょっと寂しいので、以下、もう少し詳しく愛を語らせて下さい。

**

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まず、上のホワイトチョコに「PALET D'OR(パレドオール)」の文字が入っているところから萌えるんですよね。

初めて来た人には「なんか文字かいてあるね~」程度にすら思わないかもですが、パレドオールファンにとっては、その名だけで心ときめいてしまうのです。

ゴディバの定番「クールノア」だって「GODIVA」って文字が入ってるの嬉しいでしょう?そんな心境です。
(分からない...?そういうものなんですよ)

上に飛び出しているショコラパーツは、まるでアイドルを下から照らすスポットライトの光のよう。

ここのパーツは、後から食感素材的にポリポリ食べるためにちょっと残しておきたくなるのですが。
繊細なお味なので、アイスの後だと味を感じなくなってしまいます。
個人的には早めに味わっておくのがおススメ。

「カカオ風味のバニラアイスクリーム」
「柿のソルベ」
「栗きんとんのソルベ」

最初からアイス&ソルベ3連続とは、攻めますね~。
パフェのアイスは”混ぜて美味しい”も多いですが、これは各々が濃く完成された味わいなので、それぞれに集中して食べたいやつです。

「うおぉ...柿だぁ!」「栗きんとんだぁ!」と語彙力皆無な感想を心の中で叫びながら、秋をじっくり堪能します。

時々甘いラングドシャと合わせるのが良き良き。

二枚目のラングドシャをめくると、またユニークな層が登場。
「自家製ホワイトチョコレートの栗クリーム」を中心に、「カカオ風味のようかん」「柿のジュレ」「栗甘露煮」と秋の素材が円を描いています。
それはまるでメリーゴーランド。

一粒ひとつぶ大切に。
秋の味わいを拾っていきます。
中央の栗クリームを付けたりしながら、じっくりじっくり。

パフェはスムーズな流れとパーツ同士の掛け合わせに注力する構成が基本とされます。
対してこのパフェは、ゆっくりと流れる時間のなかで美味しい食材一つ一つと真剣に対峙するような構成。

そのためか、各パーツが丁寧に作り込まれているような気がします。
美味しい。

この後から、パフェらしい勢いが出てきます。
「スーパーハイカカオのチョコレートソルベ」と、その強い味わいに負けない芳ばしい香りの「渋皮栗」や甘い「くるみのキャラメリゼとアーモンドのクリスタリゼ」「アーモンドのアイス」。

ここで濃厚なチョコのソルベを登場させたのは、専門店ならではのこだわりを感じます。

ただ、上層も非常に強い甘さだったので、いわゆる甘党ではない人にとっては、このあたりで箸休め的な層が欲しかったようですね。

なるほど成程。
意見が分かれていたのはこの辺りか~。と、実際に食べる事でストンと落ちました。

私は、甘党でチョコ好きなので、スーパーハイカカオの登場は嬉しいもの!
好き好き最高派でした。

最後は抹茶ジュレ。
見た目にも味にも、「ジャポネ」というテーマに沿っていて素敵です。

*****
ひとりの評価に惑わされて、私の「美味しい」を危うく逃すところでした。

人気店だからこそ、沢山の人がたくさんの期待をもって食べに訪れます。
その全ての人の好みにガッチリ当てはまるなんて、きっと無理。
美味しいと思う人と、そうでない、期待に届かなかった人がいるのは当たり前なんです。

そこに、インフルエンサーかどうかは関係ない。
食のプロにだって好みはあるはずです。
彼らが「美味しい」と言ったものが「美味しい」の正解じゃない。
私が「美味しい」と思うものが、私にとっての「美味しい」の正解なんです。

私はやっぱりレビューは見ちゃう方です。
それにわりと影響されちゃうのも確か。
でも、自分の体験を通じて、自分の感じる「美味しい」を追求していきたいなと思います。

私にとっては今回もばっちり美味しいパフェでした。

クリスマスシーズンのパフェも発表されましたね。
楽しみにしています!

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