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今週気になったPRネタ 3選

こんにちは、メグパンです。

今日は今週気になったPRネタを備忘録的に記したいと思います。

①マクドナルト(ヨルダン)

ヨルダンのマクドナルドが、電話でデリバリーの注文が可能なことをシンプルながらも力強いビジュアルで表現したOOHを公開しました。新型コロナウイルス感染症の影響でさまざまなフードデリバリーサービスが普及した中で、忘れがちな“電話注文”という方法があることを改めて訴求することでデジタルネイティブではない世代にもフレンドリーなことを示しました。

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■ ポイント
ビジュアルで「おやっ?」と思わせるヒキをつくったこと
⇒OOHを一瞬みただけでは何か判断がつかないため、数秒立ち止まらずにはいられなくなる。特にモヤモヤした物体が何を表すのかがなかなか難しい。 ⇒物体が音声スペクトラム(音の波形)であることが分かった瞬間、電話注文を訴えかける広告であるという理解に変わる
⇒「?」から理解した瞬間腑に落ちた感覚が生まれるため、記憶の定着にもつながりやすいではなかろうか。また、腑に落ちた感覚にある種の手ごたえを感じ、他社に言いたくなる要素もありそうだ。

②バンダイ(日本)


「ガシャポン」を通じてもっと世の中をワクワクさせたいというバンダイの思いと、コロナ禍の中で高校生活を過ごした高校3年生に、特別な高校生活の思い出をプレゼントしたいという青稜高等学校教員の思いが結び付き実現した史上初の試みとなるサプライズ企画。卒業生273名のために、青稜高等学校の校舎や制服、生徒手帳、近隣のパン屋など、高校生活の思い出が詰まったオリジナルアクリルチャーム(全20種)を制作。卒業式当日、最後のホームルームの時間中、校舎内に約100面のガシャポンマシンをサプライズで設置し、卒業生にこの日限定の特別なガシャポンをプレゼント

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■ ポイント
トレンドにのっかる×価値の変換
前提:最近「ガシャポン」は非常に人気がある。街のいたるところにガチャガチャが設置され、屋内施設にはガチャガチャしか設置されていないような場所も増加している。カプセルトイの市場規模は約720億円にのぼり、市場規模は拡大傾向にある。
オリジナルグッズを記念品としてただ渡すのではなく、「ガシャポン」形式にしたのは、トレンドに敏感なティーン世代にハマる仕掛けになったと考えられる。また、「ガシャポン」で回してもらうという行為そのものが思い出として残されることにつながるだろう。

③住友金属鉱山(日本)

住友金属鉱山は、バレンタインデーとなる2月14日よりブランドプロモーションの一環として、元素や金属を研究する学生を応援することを目的に、元素周期表を模したチョコレートセット「Periodic Table of Chocolates」を元素や金属の研究を進める学部を有する千葉大学など一部の大学へ配布しました。

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■ ポイント
リアリティ×限定感
まずは、元素周期表をチョコレートで忠実に再現したクオリティ。それぞれの元素のフレーバーがどのように変換されているのか、手に取って確かめたくなる。
次に、限定感。バレンタインデー・理系の学生限定という特別感がすごい。企画のターゲット自体は理系の学生であるが、このニュースを見聞きした人はつい欲しくなってしまうだろうし、こんな面白いチョコレートがあると他社に伝えたくなる。つまり、PR視点もばっちり仕込まれた企画になっていると考えられる。


ポイントに記した要素がすなわち他者に伝えたくなる要素に直結しているように感じました。どのようにしたら人に伝えたくなるのか、事例を収集する中でその感覚を養えるとよいなと思った次第です。

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