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オンナの恐ろしさ全開「ナイルパーチの女子会」の感想

Netflixにあがっていた「ナイルパーチの女子会」
を一気見したので感想を書いていきます。

2年ほど前にテレビ放送されていた
水川あさみ主演のドラマです。

女友達というテーマで物語が成り立っていて
なんとも醜く、足掻いて苦しんで必死で
女友達にしがみつきながら
自分の価値を確かめたり上げたりする
そんなゾワっとゾクっとするような
生々しい作品でした。

ナイルパーチという魚が泳ぐシーンも
とてつもなく妖艶で気持ちが悪く
登場人物たちの感情の動きとともに
ポコポコっと水中の音がするのも
小気味よく、どこかせつなさを感じる演出でした。

ホラーでもサスペンスでもないし
ミステリーというほど事件性が高いわけではなく
エグいようなシーンはないですが
少し濡れ場があるので
家族で観るのはオススメしません。

1人で夜にジーッと観るような
そんな作品な気がします。

途中までは少しダークな気持ちになるので
メンタルダウン中は観るのを控えた方が
いいかもしれないです。

最後は吹っ切れたような
そんな気持ちになれるので心底後味が悪い
作品というわけではありません。

女友達特有の
馴れ合い、褒め合い、認め合い
でもその裏には何かある。

主人公のえりこは
女友達へ対しての執着や見捨てられ不安が強く
それは母親との関係性から作られた
根深い問題のように私は捉えられました。

人間関係を作りたいのに
うまくいかずに
周りを破壊しながら自滅していく
そんな主人公でした。

私がこの映画から得た気づきは
{人の評価は気にせず
自分の生きたいように生きることの大切さ}
です。

自分以外の他者へ
自分の人生や価値を預けてしまうことは
とてもデンジャラス。
自分の人生という舵を
他者へ切らせることになってしまう。
たまには委ねてもいいけれど
自分の人生という舵は自分で切るのだ。

あなたがこう言ったから
あの人がそうしろと言ったから
こういう人になればこんな評価を貰えるから
褒めてもらうにはどうしたらいいのか
認められるには何をすればいいのか

そんなことを軸にしてはいかんのです。

自分がどうしたいか。

が1番大事なことで
その自分をどう評価するかは
他人の勝手で自由。

悪い評価をされたところで
なんだっていうの?

そんなことはどうだってよくて

人に執着したり
価値を委ねたりしなくても
ひとりで生きていける。

最後には
暗〜い水底からスポンって海面に出たような
そんな気持ちになれる作品でした。

最後まで読んでくださった方
ありがとうございます。

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