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【詩】手のひらになる

この世界のどこかに

僕らは小さく生まれて

誰かの手で愛でられる

花は未だ咲かない

僕らは小さな蕾のひとつ

だけど時間をかけて花開き

誰かに包まれたように

誰かを愛すことのできる

ひとつの手のひらになる


ちょびっとの悲劇(61日目)

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