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チームのことだけ、考えた。を読んだ

サイボウズMeetup#5に行ってから、サイボウズさんのことが気になっていたわたしは、姉にすすめられて「チームのことだけ、考えた。」(青野さん著)を購入した。

第2章、第3章を中心に読んで自分のモヤモヤが整理されていくのがわかった。まるで、わたしの気持ちに青野さんが向き合ってくださっているような錯覚さえ生まれた!それくらい、チームのことを考えて、スタッフと向き合い、言葉の定義を繰り返していくその姿勢に、心動かされた。

わたしは「自分がいる場所のことを好きでいたい」と思う気持ちがおそらく、人一倍強い。好きな場所にいられるような選択をするのはもちろん、「いる場所を好きだと思えるかたちに変えていく」というのも、これまで何度もやろうとしてきたことだった。

ただ、想いが強くなればなるほど、「思うように変えられない」「自分にそのちからや魅力がない」と落ち込むことも増えていく。そんな時はただただやるせなく、甘えたなわたしは寂しくてしかたなくなってしまう。最近はその感情を受け入れた上で「さあどうするか」と前向きになれるようになったけれど、モヤモヤが消えないのも事実だった。

そんなことをぼんやり考えているときに読んだこの本。ここに書かれていたことを自分のルールに組み込めば、うまくこの感情と付き合えそうだ。誰かに何か言ってもらうのって安心するなあ。

人ががっかりしたり腹が立ったりするのは、理想と現実の大きな差に直面した時だ。(中略)現実と理想に大きな差が生まれたのであれば、そこには必ず原因が存在する。(中略)次にやることはシンプルである。なぜこの結果になったのか。なぜこの結果を予測できなかったのか。そして、次の課題を設定して取り組む。感情的になる必要はまったくない。

納得いかない結果になったり、心ない言葉をかけられたり。どうしようもなく腹が立つこともあるけど、それが起きた「原因」が絶対にある。「自分が悪いんだ!」と思うわけではなく、その原因を見つめてまずは受け入れることが大切なんだね。

同著にはこんな記載もある。「事実」と「解釈」は別物である。後者が入ると人は感情的になる。つい感情に揺さぶられてしまうわたしは何度もこの部分を反芻している。

モヤモヤしたときは感情を紐解いて、ことばを手に取り見つめたり、定義し直したりして、自分と向き合っていくようにしたいな。

これ以外にもストン、と落ちる考え方や視点が満載。気になる方はぜひ読んでみてください〜。


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