子どもに時間を守らせたい。「早くしなさい」と1日に何回言えばいいのだろう。
子どもに、1日に何回、「早くしなさい」と言いますか?
朝の支度。
布団から起きずに、ゴロゴロしている。ここで3回くらい、
「早く朝ごはん食べなよ」
朝ごはん途中、ぼーっとしている。
「時計見てよ。朝ごはん食べてよ」
朝ごはん終わった。
「早く。歯磨きだよ」
ランドセルを確認もせずに、お部屋でおもちゃをいじっている。
「学校行くお支度できてるの?もう8時だよ」
ここまで、朝起きてから1時間半で、すでに10回くらいは言わないといけない。
いや、全然言いたくないのよ。本当は。
何も言わずにやってくれたら、ほんと楽だよ。
一度、何も言わないでみようか?
なんて、きっと他のママも考えたことあるかしらね。
例えば、こう。
早くしなさい、などは絶対に言わないと決める。
当然、子どもはだらだらする。時間が経つ。
それでも言うのを我慢する。
時間が経過。登校時間になってしまう。
学校に遅刻する。
遅刻したら、あなたが自分で先生に謝るんだよ。
お母さんのせいではないよ。
だから、明日からは自分でちゃんと時計見なさいよ。
これで、次の日から良くなるだろうか?
でも、もし、だよ。
遅刻することが、子どもの中で「当たり前」になってしまったら、それもそれで困る。
クラスに必ず一人はいる、だらしない子、にさせたくない。
「遅れることは、恥」
という基本概念を身につけさせたい。
だから、やっぱり言ってしまうよね。「早くしなさい」って。
回数を減らしてゆけばいいんだろうか。
言い方を変えればいいんだろうか。
色々考えてみたけど、とりあえず今日は、
この3つ解決策しか思いつかなかった。
解決策①期限を細かく切る。
あと5分で7時だよ。7時10分までには、お着替えしてキッチンにきてね。
今の時刻に意識を向けさせる。細かく、何をして欲しいか伝える。
「早くご飯食べなさい」では、指示が漠然としているから。
ストップウォッチを買って、5分でピピぴと鳴るようにして、
「これが鳴るまでに、お着替え完了してね」
解決策②声かけを疑問形にする
7時半までに食べ終われるかなぁ?と疑問形にする
疑問形にする。食べ終われるかどうか、自分で考える瞬間ができる。
疑問形にすると、できるよ、簡単だよ、などと子どもは言うことも多い。
解決策③困る場面を想像させる。
遅れたら、自分で教室に入る時、「遅れてごめんさない」と言うんだよ。
こう言うと、意外と、ハッとして動くこともある。
困るのは子ども。ママでもパパでもない。
だから、困る瞬間を教えてあげる。
遅刻って、人に迷惑をかけるまでいかないけど、自分が困るよね。
教室に入るとき、あ、遅刻した。と注目されて、恥ずかしいかもよ。
そんなニュアンス。決して、怒らない。語調を強くしない。
あくまで、困るのはママではなく、子ども自身だから。
遅刻は、謝らなければならないものだよ、と言うことを教えてあげるのみ。
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