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教師冥利に尽きる

学校の先生になった人たちは、基本的に自分の将来の夢を叶えている人だと思います。「でもしか先生」と言われた時代もありましたが、現職の方々は『教員に「でも」なるか〜』『教員「しか」なれない』ということではなく、『教員になり「たい」』と願って教師になった「たい」先生ばかりだと思います。

では、教師という職業にどんな魅力があるのでしょうか。
最近では、教師の魅力を発信するはずの#教師のバトンですが、
疲弊している現場の悲痛な叫びが取り上げられ、メディアを賑わせています。現場にいる身としては、実感もあり共感の嵐です。
いつの間にか、傷を舐めるがごとく、SNSのマイナス発信の記事を多く眺める自分に気づきました。

いかんいかん。なりたくてなった教師という仕事。
ここで、教職生活10数年の中で感じた教師冥利を主観ですがお伝えし、自身のモチベーションにしたいと思います。

①子どもの「できた」が実感できた
②卒業担任として臨む卒業式
③子どもの笑顔
④私のためにしてくれる何か

最近では、④がありました。冗談交じりで誕生日を子どもたちに宣伝していました。昼休みが終わって教室に戻ると、たくさんのお誕生日メッセージとともに教室に拍手が響き渡りました。と同時に手渡されたメッセージカード。
4月から学級通信を使って学級の子たちの誕生日をお祝いしています。逆にお祝いしてもらうことの嬉しさは格別でした。
そっか、「人は鏡」お祝いをしていると反射してお祝いしてもらえるのか。


職業柄、大変なことが多々ありますが、この一瞬で報われる何かがあります。まさに教師冥利に尽きるです。

子どものことでたくさん苦労があります。
子どものことでたくさん迷います。
子どものことでたくさん悩まされます。

ただ…
子どもにたくさん励まされます。
子どもからたくさん笑顔をもらいます。
子どもからたくさん教えられます。
子どもからたくさん元気をもらいます。

やめたい日が無いと言えば嘘になりますが、
やりがいがあるのもこの仕事の魅力。

今一度、教師の魅力を考えて、この尊い職業を見つめ直してみたいと思います。

三浦真司@しんちゃん


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