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「授業てらす」あの時のほんの小さな応援が、一年後先生たちのスゴい世界を創ってた

「実際の授業を見て語り合う!子どもたちがつながり合う総合授業」とのタイトルのオンラインイベントに参加した。
https://peatix.com/event/3584967
日本最大級の教員向けオンラインサロン「授業てらす」が主催するこのイベント、途中ブレークアウトで先生方と授業について語り合う時間もあるという。
「先生じゃない自分はきっと少し場違いなんだろうなぁ」とも思いつつ、縁あって今回参加させていただいた。

自分にとって初めての体験となったこの一時間半。よかった。参加させてもらって本当によかった。
この時感じたこの驚きと感動を、ご縁のきっかけをいただいた学校CHLOOSのこのnoteに残しておきたい。

平日水曜日夜8時。ドキドキしながらZoomに入る。
画面上には学校の先生と思われる20人ぐらいのみなさんの顔が見え、名前の横にはそれぞれのみなさんの地名も書いてある。
全国の地名が並ぶ中に遠く沖縄からの先生の顔もある。

冒頭この場の趣旨や授業者の先生の紹介、会の進行についての説明が簡単にあった後、この時間の主役である授業者の先生が実際にご自身のクラスでやられた授業の動画をみんなで見る。
その後ブレークアウトに分かれて3~4人で議論し、みんなの場でそれをフィードバックし共有し、主役の先生からの締めで終わるそんな1時間半。

司会や運営の先生も、このイベントの主役であり授業提案者である先生も、参加されてる先生も、
みなさんこの場はもう決して特別な場なんかではなく、すっかり「日常」になってるのを会を通じて感じる。

授業提案者の先生の授業は本当に素晴らしかったし、動画で見たクラスの子どもたちも素晴らしかった。
粛々とスムーズに進むイベントの進行、子どもたちの様子や反応がリアルにわかる授業動画、見た後のブレークアウトの場では自然にファシリテーターが生まれ会話しやすい場ができあがっているのも見事だった。
最後はどのチームからも感想や気づきが次々に且つスムーズに共有される。
あの動画からあれだけ多くのポイントに気づきしっかり言語化されるのは、さすがみなさん本職の先生だと改めて驚いた。
(実際僕には全く気づけなかったポイントにみなさんたくさん気づかれててもう「なるほどー!」が頭の中に何度浮かんだかわからないぐらい驚いた。みなさんさすがだ。)

今世の中は子どもたちの「主体的・対話的で深い学び」この実現に向けて日本中の先生が頑張られてると聞く。
あの1時間半で僕が見たあの参加者のみなさんの姿はまさに「主体的・対話的で深い学び」そのものだと感じた。
みなさん仕事が終わった後の夜の時間に自分の意思でお金を払ってあの場に参加し、参加者同士で議論し共有し称え合い深め合い、
その先の子どもたちのために大人の彼ら彼女らがみんなで頑張って学んでる。まさに「主体的・対話的で深い学び」そのものだ。
子どもたちにそれを教える前に、まずは先生自身がそれを体現すること。それはきっともっともだいじなことのひとつのように思えてしかたない。
それができている先生は世の中にどれぐらいいらっしゃるんだろうか。そんなことも感じた一時間半であった。

願わくば、あの先生たちの姿を子どもたち、保護者、学校の外の人たちも知ることができないだろうか。
世の先生ががんばってる姿、真剣に学んでる姿を世の中がもっと知るべきだと思うし、知らせるべきだとも思う。
自分は先生ではないから、教育論や授業論は語れないしその知識も経験もない。
でも、先生の仕事とは決して公式や年表を教えることだけではなく、学ぶこと、学ぶことが楽しいということ、を子どもたちに伝え教えることなんじゃないだろうか。
あの時間で見た先生たちのあの姿を子どもたちが知ることができたら、きっとそれが伝わるはず。そう確信した。

少し振り返り、一年ちょっと前を思い出す。
自分が知る限り、この場が実現した始まりの始まりは「授業を変えることで、全国の教室をハッピーにしたい!」このクラウドファンディングであった。
https://readyfor.jp/projects/jugyo_terrace

あの時彼から構想を聞き何を思ったかはもはや正しくは覚えていないが、ほんの少しの応援の投資が、今こんなスゴい場を実現し見事に育ち全国各地の多くの先生が素晴らしい学びの場を創ってる。
そのことに大きな感動と少しの誇らしさをも感じる。
今回たった一度の機会を見ただけではあるものの、今回の場と同じような先生同士で学び合う場がこの取り組みの中できっと夜な夜な開かれてるのであろうその様子を想像し、身震いすら感じる。
あの時一緒に共感し応援し投資した多くの方々はこのことを知ってるだろうか。あの学び合う先生たちの姿を想像できてるだろうか。
ぜひ一度見てほしいし見せてあげたい。
「あの時の自分たちの応援がこんな世の中の実現につながってる」それを伝えたい。そう思わずにはいられない。

「星野さん、本当にいい場を作られましたね。」
この場を構想し実現した、星野達郎に伝えたい。

いいもの見させてもらった。いい体験させてもらった。
あの先生方が変えるであろうこれからの日本中の学校に期待したい。
ニッポンの先生もまったく捨てたもんじゃない。きっと彼ら彼女らは日本の学校を変える、日本の教育を変えてくれる。そう確信する。
これぞまさに未来に期待、だ。

学校CHLOOS 田中光太郎

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