オースティン・パワーズ

大ヒットした作品だけど、いまさら視聴。
1997年の映画。ってことはもう二十年経ってるのか。面白い映画というのは、時が流れても面白いです。
この作品、チープな舞台づくりと脱力系ながら確実に笑わせてくれるネタ、お色気もたっぷりというあたりが気に入りました。
マイク・マイヤーズといえばウェインズ・ワールドが有名ですが、私は観ていないので、彼の芸風がどうこういう話ができるほど詳しくはない。ただ、本作でのネタは、メル・ブルックス系の下品なギャグが多くて、個人的にはツボでした。レスリー・ニールセンの「裸の銃を持つ男」が好きな人もはまるんじゃないでしょうか。ただし、個人的には「裸の~」のネタは爆笑か失笑のどちらかに振れる傾向にありましたが、本作はそこまでの振れ幅はない代わりに、安定して笑えるネタがちりばめられている印象です。
そして、お色気。おっぱいやお尻は出てこないんですが、それでもお色気はたっぷり。映画に色気は重要です。淀川長治氏がある監督に「あなたの作品は色気がなくてつまらない」と言ったという話を聞いたことがありますが、禿同です。
ビッグ・ボーイがロケットになって飛んでいくビジュアルがとても良かった、とつけくわえておきます。

サポートいただくと、よりよいクリエイティブにつながります!