ヤクルト1000への道
乳酸菌飲料の小ささが好き。
幼い頃は、ヤクルト、ミルミル、ジョアは自分たちのための飲み物だと思っていた節がある。今思えば、あのサイズ感が子どもの手にしっくりきていたのかも。
最近では、乳酸菌を「くいっと手軽に摂れる」ショット的なかっこよさに惹かれるのか、ただヤクルトの味が好きなのか、また飲むようになった。でも、スーパーでヤクルト1000は売っていない。
噂によると、乳酸菌の量が比じゃないらしい。憧れのヤクルト1000。どうやって買うんだ。でもわざわざ通販で買うのはめんどうだ。
それからというもの、ヤクルトレディを見かけるとテンションが上がった。「あ!ヤクルトレディだ!」でも彼女たちに声をかける勇気は微妙になかった。そもそも、声かけたら売ってくれるのか?
2日前、そんなヤクルト1000探しの旅は突然終焉を迎えた。駅の自販機にあった。普通に。
初めてお目にかかりますヤクルト1000様。サイズがちょこっと大きいのですね。「1000」という文字がキラキラと光って見えます。
終電間近の寒々しいホームで、電車を待つ憂鬱な時間が少しだけ明るくなって、翌朝の目覚めも少しだけよくなった(気がする)
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