国語の教科書の思い出

高校の教科書で夏目漱石の『こころ』を読んだ(かなり)後、全編を読んでみて驚いた。ここまでのネタバレって…?教科書の収録ページの最初に「この後ネタバレがあります。小説を読むつもりの人は勉強しないでください」って書かなきゃいけないレベル。

小・中・高時代、国語の教科書を入手すると、真っ先に短歌・俳句・詩を読んでいた。高二の時、短歌が「死にたまふ母」のみだったので「今年はハズレだな」と思った。

教科書に載ってた短歌の鑑賞文も大好きだったなあ。近藤芳美「無名者の歌」で紹介されてた短歌は今でも幾つか言える。「いのちひとむきに」は誰の文?教科書取っとけば良かった。

詩は、教科書よりも漫画雑誌『りぼん』に載ってたのが好きだった。小学生の頃の話。外国のきれいな風景写真に、『月下の一群』や立原道造とかの詩が添えられてた。寺山修司の言葉も紹介されてた。中学の教科書の茨木のり子は堅いし、谷川俊太郎はハジケ過ぎに思った。

2019.11.22.~29.Twitterより編集再掲