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夢想と現実の合間にあるカフェの時間

頭や胸がいっぱいになったとき、どうしても一休みしたくなります。
お願い、どこかで一息、つかせて・・・そんな気持ちになると、カフェを探します。

「ああ、外の景色が違って見える」と思った映画の帰り。
カフェでぼんやりとストーリーを反芻したくなります。
座って、カフェオレをオーダーして、ふっと自分のいる場所を確かめます。私はどこにいるんだろう・・・?

ここしばらくは、映画を見ていません。


最近、胸や頭がいっぱいになるのは美術館のあと。

たくさんの絵と情報に巻き込まれて、もうろうとすることが、あります。
これは去年の夏のこと。

平常展を見ても、うっとりと違う世界に連れていかれます。

そんなに点数がなくても、その世界に没入して恍惚とすることもあります。
魂を持っていかれる、感覚。

現実世界に戻ってくるまで、時間がかかります。

そんなとき、夢想と現実の、階段の踊り場のような場所が、カフェです。

20210421カフェオレ (2)


息子が1歳にも満たない赤ちゃんだった時のこと。
人が集まる場所に連れて行くと、1時間程度で必ず眠ってしまいました。

眠り続けて、お風呂に入れても起きないことに驚きました。

そんなことが何回かあって。

きっと、1日の「新しいことを入れる器」がいっぱいになったら眠るんだなって気がつきました。

すべてが新しい世界。

もっと知りたいし、見たい。
でもこれ以上はもう入らない。
コトン。

眠る。昏々と。

新しいことを自分の中で溶かし終わるまで。

20210421眠る赤ちゃん


同じかもしれません。

胸や頭がいっぱいになった美術展のあとのカフェ。

カフェオレを一口飲んで、ふうっと周りを見回します。

まだ現実と、夢想の間にいて。
ゆらゆら揺れています。

絵や、タッチや、色彩を思い浮かべます。

幸せな、ひと時。

まだ戻ってきたくない。

夢の中に、いたい。

昼間と夜の間のような、逢魔が時のような、時間。

20210421逢魔が時 (2)




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