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Vol.5「回すべきはPDCAではなくDCAPという学び」

記憶と感情が新しいうちに…。

チーム開発が終わり、GsカリキュラムのBOOTCAMPフェーズが終了。
全6チーム、各チーム4〜5名で構成されるクラス内ハッカソン。

我ら”Team Manavel” は宿敵に敗れ2位という結果に終わった。
(勝手に、一方的に、闘争心燃やしてた。)



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ちょうど2週間前の授業。

php選手権が終わり最後、講師陣の全体コメントをいただき、
やっと休息ができると喜んだ4秒後くらいに、
「じゃあチーム開発について・・・」と話が始まる。

いや、知ってたけど。スケジュールは知ってたけど…
切り替えがものすごく早かった。

別に直接あれこれしなさいと尻を叩かれるわけではないが、
担任から「鞭渡すから自分達で自分の尻を叩いて、馬のように走り続けろ」
と言われた気がした。

そしてここにいる連中は喜んで自ら鞭を打つ。
いやすでに打ちまくってるから、きっとケツは真っ赤かだろう。



チーム開発初日、少ない時間の中でまず始めたことは下記2点。
①チームメンバーの卒業後のイメージ共有
②チーム開発において何を決めたいか


ある1人のメンバーが①をまずやろうと提案してくれた。
いわゆるwhy meの一歩手前みたいなものをチーム内で共有することをして、この2週間をGs最終課題に向けてより良い時間にできたらもっといいよねという趣旨だった。
そして全員が起業を視野に入れていることから全員フルスタックでやろうという方向性が決まった。とてもありがたい。

その後、②について下記のように案が出てきた。

iOS の画像 (3)

チーム名、企画アイデア(デザイン)、やりたい事/やりたくない事、使用技術、スケジュール、役割、登校日、etc.........

そして翌日に集まり作品の原案を持ち寄り方向性とスケジュールを決める。

スクリーンショット 2021-07-02 23.09.37

若干の開発スケジュール変更はあったが都度調整しながらほぼ予定通り進み、結果下記のように進めた。

スクリーンショット 2021-07-02 23.29.57

・とにかく動き出しを早くすること。DCAPを回す。
・ミニマム設計でデプロイしてその後追加調整すること。
・当初決めた技術の足並みを揃えるため、共通教材を使用。
・全員フルスタック作業目標(今後の個人開発に向けて)

全体を通して、やはり一番決めるのが難航したのが”何を作る”か。

一旦全員でアイデアを持ち寄って作りたい物を発表していく。
合計30ケくらいの中から絞っていく。

・自分らにあっているか
・技術的に実現可能か
・勝利の要件に当てはまるか
・使い手がイメージできるサービスか・・・など。

個人の好みと合わせて色々な視点で意見を出し合っていく。
今回ここで特に自分が学んだことは、
『本当に自分が使うかどうか。』という目線。

アイデアや想いが溢れて交錯する中で、
膨らみすぎた意見を一旦整理するにはこの視点が自分にとって大切だった。

個性の集まりだから、意見が完全に一致することなく、
時間だけが過ぎていく。

作るものへのこだわりも強く「明日にしますか」と問いかける。
メンバーの1人が「いや、今日決めよう」という。
最終的に「いっせいのせーっ」でゆび指して多数決で決める。

ここまでの道のりで各々これはこうだからこのアイデアが面白いと、
散々話してきてそれぞれの想いも共有できていたから、
決まった瞬間は自然と全員で拍手した。

決まってから数分前の「今日決めよう」の重みを感じた。
明日にしてもこれ以上の結果は絶対生まれなかった。
それより早く回す方が何よりmustだったと。

別にここでの時間は仕事ではないが、
チームメンバーのタスクの進め方も学ぶべきことが多い。


改めて決まったものを見つめていると優勝のイメージも湧いた。

あとはこれをどうブラッシュアップするか。
そして最速でミニマム設計で作り込みをして、
仮Deployをすることに注力した。
とにかくDCAPを回すこと。

開発中の出来事というか小ネタもたくさんあったけど
それぞれ書ききれないので概要だけ・・・

・GitHubにBanされるメンバーのサポートから全員で始める。

・環境構築でわけわからなくなる。

・AWSでの共同開発へ移行。

・メンバーが爆速で実装を始める。
 夜、30分置きくらいに実装完了報告が届く。

・終盤謎のエラーに苦しむ。
 悪さしてたのはJavaScriptでもなく、LaravelでもなくHTML…。
 結局HTMLかよ!と全員で嘆く。

・Discordで関係ないスイーツの投稿を行い続け、
 「男臭いあいつらが、スイーツアプリ?!?!」と
 他チームの心を揺さぶる姑息な作戦を続ける我ら。

・ぶっ壊れた生活リズムに苦しみ遅刻する私。
 (すみませんでした。みなさん。。。)

・発表に向けて撮影ロケを行うも後日一部撮り直す。

・Deployでまさかの苦戦。Herokuへ移行。

・メンバーのPCがぶっ壊れる。

・javascriptでバリバリやってくるのに、
 Text areaのCSS調整で苦しむメンバー。

・全日、急に不安になり、新しい機能を模索し始める。

・前日深夜0:00過ぎ Deploy成功をみんなで拍手喝采で喜ぶ。

今回、自分がメインで触ってわけではないが、
環境構築とDeploy工程を一緒に見ていて、
コード書くだけがプログラミングではないということを学んだ。


という様子で2週間が過ぎていった。


当日、数ヶ月ぶりにたくさんのクラスメイトが学校に集まる。
みんなの顔を見たのは久しぶりだ。
こんな雰囲気だったけって思う人がちらほら。

ZOOMに入ると早速担任から
「最後のGood&Newいってらっしゃ〜い」とブレイクアウトルームに振り分けられる。
なんて悲しいこと言うんだって思った。


午後からついに発表が始まる。

今回は過去2回のクラス内ハッカソンでも一番の盛り上がりだった。
あの現場の感覚は今の日本語では上手く表現できない。
楽しいが詰まってた。いや色々詰まってた。

自分の作ったサービスを何十人の前で披露する場なんて普通人生でそう何度もあるようなことじゃない。

毎週の課題発表もそうだけどBoot campフェーズのハッカソンはまさに名物だろう。

うちの発表はリーダーに託したので席から見守る。
最高だった。


サービス名:oki-Mochi
概要:時間軸×空間軸の置手紙サービス
   開封日時を設定し、Map上に手紙を投稿。
   自分の位置情報と投稿記事の距離が近づくとイベント発火し、
   閲覧可能になるというアプリ。

スクリーンショット 2021-07-03 10.33.25


結果は僅差で2位。
あと0.05点とかの差だった。
なんだこの悔しさ。


今回の開発で得た大きな学び。
・改めて冷静にこれを自分が使うかどうかの視点
 膨らんだアイデアを整える方法の1つとして頭の片隅に置いておく。
・コード書くだけがプログラミングではないということ。
 その前後にある環境構築、Deployの工程も十分重かった。
・回すべきはPDCAではなくDCAP
 
サービス企画の授業で聞いたDCAPの重要さを経験できた。
 企画、開発の段階でとにかく早くDoを行うこと。

これから始める個人開発に向けて、いや人生に向けても
今回のチーム開発は学びがたくさんあった。


ということで、個人開発に向けて迷いも捨てれたので全力注ぎます。

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