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小さい会社を大きくするノウハウ②人脈づくり

私は長野県の地方都市出身の田舎者。事業をやりだしてわかったことは「世の中にはビジネスのスケールの大きい人たちが山のようにいるんだな」
そんなことも知らずに28歳の起業時まで過ごしてきたのです(笑)

若い頃は青年会議所

ビジネスができる身の丈に合った経営者仲間がいるところってないのかなあ、と思っていたら、税理士から紹介されたのがJC。
25歳から40歳までの青年実業家が在籍し、39歳までが加入資格があるということで、36歳になった時に公益社団法人東京青年会議所(JC)に慌てて入会しました。
入会費用は年会費と併せて20万円位だったような?
今はベンチャー企業の団体など多くありますが、当時はまだ大きな若手が活動する公的な団体はなかった気がします。

地区と部会に加入し活動するので、入会金の他に活動費は別にかかります。部会の後に、一次会、二次会、と飲食会が続き、タクシーで帰宅するような日々になり、年間100万円位は楽に費やしていました。

私は女子なのでこの程度ですが、男性はもっとお盛んに遊ぶし、日本という大きな組織に出向すると年間200万円位は必要な組織でした。

経営者だけでなく弁護士、政治家が多く在籍。同時期入会した方、衆議院議員になったり、都議会議員になったりしています。
こうした方とも接点が持てたことで、政治の話を直接見聞きでし視野を多いに広げてくれました。

仲間づくりをどこでするか

ここでの出会い、仲間作りが目から鱗でした。
私は自分のお金で小さい事業を興したベンチャーですが、皆さん大きな会社の子息。2代目、3代目と言ったお坊ちゃま君達が相当数いました。
また、大手企業など事業スケールの違い、お金もち感覚を大いに感じました。

例えば名刺交換の際「何のお仕事ですか?」と聞くと
「不動産」と答える方が多く、JCは不動産屋さんが多いんだな、と思っていたらちがうのです。
「自前・一族のビルや貸している土地など不動産の管理会社」であって、不動産取引や駅前の不動産の媒介をしている会社ではないのです。皆さん資産家なのです。

私は成り上がりもので資産家でもなかったのですが、一緒に活動を通じて仲間になっていきます。同年代での経営者としての悩みや孤独感は共通なので心置きなく本音で付き合え、助け合える仲間ができました。

長く属し活動するから仕事になる

JCは40歳で卒業で、JCシニアメンバーとなります。今でも、JCのゴルフ会に入会しては定期的にシニアメンバー現役メンバーとの交流があり「JC」と言うだけで全国どこでも親しくなれる状況が生まれます。
この関係で仕事のお声がけをいただいてます。

JCで活動していたということで親近感と信頼があるのです。
これが経営者がしていく営業活動なんだなあ、末端の営業とは違うトップ営業、と実感しました。

これは私が仕事をいただくだけでなく、弁護士と遊んでいる中でも、ちょっとしたことなどすぐに相談することもできるし、友人にも信頼できる弁護士としてご紹介しています。

JCを卒業すると、ロータリーやライオンスクラブと言った社会奉仕団体に入会して一緒に活動を続け、また新しい人脈形成をし仕事をしていくことになります。

個人の事業は、ノーブランド。自分を理解し、応援してくれる人達とどうやって出会うかが、付き合っていくかが営業のカギになっていきます。

人は自分の身の丈より、ちょっと背伸びしたくらいの方たちと付き合うことで成長し、仕事になっていくことを実感した一つがこのJC活動でした。




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