算数力育てをみていると『思考の余白』の大切さを痛感する
こどもの学びをサポートしていく上で大切にしている事…
心掛けていることは、
教えない
本人が気付き、導けるようにサポートする
ということ。
色々とできるようになっても、覚えるように出来るようになってもあとで応用が効かなくなるもの。
なので、『覚えさせる』という作業は、こどもの取り組みにいれないようにしていて。
その1つが、『九九』。
「九九」と「 かけ算」は違うもので、
『かけ算』
→繰り返し同じ数を足していくものをスムーズに表したもの
普通に「●×▲」という式の事。
『九九』
→かけ算の答えを語呂よく暗記する方法
という違い。
因みに私自身は小学生の時、ドラえもんの九九の歌でかけ算の答えを覚えたタイプで(笑)
…という事で「覚える」というスタイルを取らないようにしているので、娘には、かけ算の式の意味を伝えるのみで、あとは自分で答えを導いていってもらった形の我が家。
常に「かけ算をできるようにさせよう!」ではなく、「かけ算の概念が育てばいいな」で言葉かけをしていき、その際によく使ったのがLEGO。
レゴを毎回使いながら、『数量の認識』をしてもらっていて…
かけ算の概念が育ち始め、かけ算を導入し始めてからは簡単なかけ算の答えを覚え始めた時でもレゴであったり、絵であったり…で、『その式が意味する事』を表してもらったり…
そうしているうちに、気付くと「2桁×1桁」のかけ算は、数量認識出来ているから式を分解して解いていたり…
面積の出し方にも気づけていったり…
割り算の概念にも気づけたり…
…と色々なところでラッキーが棚からぼた餅。
「覚える」だと「正しさ」が求められがちだけれど「仕組み理解」から入ると寄り道が沢山出来るんだなぁ…と、割り算も速さも、本人興味から基本把握までいった様子を見ていると感じる。
もちろん、九九をやらずにかけ算に触れていく理由は他にもあって。
こどもの様子を見ていると常に『思考できる余白』が必要なんだなぁ…と感じる。
こどもの個性を活かしグローバル力を育てる
バイリンガル子育てコンサルタント;
林智代乃
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