忘れ物が多いのはADHD(注意欠陥多動性障害)ということ???
ものすごい忘れ物の常習犯の子供っていますよね。
教科書を忘れたかと思ったら、今度は授業に必要な副教材を忘れる、消しゴムを箱に入れていない、定規を忘れる、リコーダーを忘れる・・・と思っていたら、今度は家で洗った体育の靴を忘れる、といった具合。
教師がどれだけ注意し、叱ってもそれがなおらない。
こういう場合について、「親のしつけができていない」と決めつけるのは早計かと思います。
このように言うと、発達障害の一つである、ADHD(注意欠陥多動性障害)を疑えと言っているのか?と、これまた早計に言い出すのが、今やトレンドですが。
かつて私はそういう忘れ物常習犯の小学生そものでしたが、何か一つのことに気を取られると、他のことがお留守になってしまう。「気もそぞろ」状態。
そうなるのに、生まれつきというだけではなく、意外な環境要因が隠れている場合があるかと思います。
例えば、むしろ親のしつけが「厳し過ぎる」。親の目ばかり気にして家で過ごしている。
両親のいざこざを、いつも見せつけられている場合もあるかもしれません。
つまり、むしろ自分のことに集中できず、周囲の刺激に過敏になっている、ということになります。
学校内で、例えばいじめをうけている影響があることもままあるかと。
こういう忘れ物ぐせを無理やり「矯正」しようとしたらどうなると思います?
今度は「確認癖」に陥り、物事が容易に進められなくなる。
何度も何度もランドセルの中に入れたものを、これだけで大丈夫かどうか、入れたり出したりを繰りかえしたりするようになる。
つまり、むしろ「強迫神経症」に化けちゃうんですね。
こういうケースではないか?と疑ってみた方がいいと思います。
子供の話を、丁寧に聴いてみてください。
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