名作『あすなろ白書』を、知ってますか?
昔読んだ漫画で『あすなろ白書』という作品があった。
柴門ふみ作のフジテレビでドラマにもなった
青春の苦悩と愛する事の不確かさを描いていた。
なるみと掛居は予備校の冬季講習で出逢ったのが初め。
なるみは、陸上部でスポーツ選手で体育大学への推薦も決まってたけど、考慮の末に推薦を辞退して、間違って入った予備校の国公立早慶受験クラスで、忘れがたい奇妙な人々と出逢う。
猛勉強の末に女子大生になったちなみは、その後に一度は掛居と付き合うが、家庭環境の異なる彼と破局する。
その後は優しい、なるみと同じ高校出身のエリートの取手と付き合うが、心は掛居にあると、取手は気付き、身を引く。
社会人となったなるみは掛居と再び出逢い、やがてまた恋に2人は落ちる。
紆余曲折あり、ヤキモキするし、当時としては同性愛者の大金持ちの松岡の秘めた掛居への恋と才女の星香と複雑な関係となり、星香は、やがて松岡の子を妊娠出産し、松岡は交通事故で亡き人となる。
何が先に起こるのか、予測不可能な青春群像劇はドラマではかの木村拓哉も取手役で出演しており、フジテレビの月9の代表作となる。
柴門ふみは決して派手な画風では無いが、
リアルな日常を描くのが得意だと思う。
ドラマの主題歌は、藤井フミヤ。
切々と奏でるアコースティックギターの調べが胸に響く。
良ければ、かつての月9と馬鹿にせずに、
コミックスも読んでみて欲しい。
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