ビョークちひろ

ロサンゼルスで子育て中の日本人です。コロナウィルスの感染拡大により、2020年3/16…

ビョークちひろ

ロサンゼルスで子育て中の日本人です。コロナウィルスの感染拡大により、2020年3/16から隔離生活が始まりました。隔離生活や子どもの成長を書き留めておくために、note始めました。

最近の記事

「夢」の世界を生きるために、5歳児と学ぶMLK Jr. Day

私たちの住むカリフォルニアでは昨年の3月から10ヶ月間ずっと、ロックダウンが続いているため、昨年9月から公立小学校のキンダー(小学校1年生の準備学年のようなもの)に通い始めた娘も、一度も通学を経験しないまま、オンライン授業を受けています。 幸い娘は、「キンダーや小学校とは、オンラインで授業を受けるところ」だと思っていたらしく、コロナが原因で自分がオンライン授業を受けているとは、つい最近まで知らなかったようです。幼稚園から小学校への進学時期が、この隔離生活がぶつかったため、通

    • 奴隷を捕えるために結成された米警察。この国で警察は誰のために存在する?

      アメリカ全土でコロナウィルス感染者数が増え続けています。ここ2週間の新規感染者は89%増。木曜日には1日の新規感染者数が過去最高の5万5595人出ており、毎日5万人を超える感染者が出ている状況です。 今日は、例年であれば盛大に祝われるアメリカの独立記念日、July 4th(ジュライ・フォース、インデペンデンス・デイ)ですが、ほとんどのイベントがキャンセルになり、個人で集うことも控えるようにと言われています。今年は特に独立記念日を祝うことに違和感を持つ人も多く、歴史を振り返る

      • アメリカの黒人差別はなぜ根深い?

        アメリカ各地で、アフリカ系アメリカ人への差別の撤廃とともに、警察の在り方を問う抗議デモが続いています。警察に暴行され死亡したジョージ・フロイドさんの事件に関わった警察官全員が逮捕されましたが、彼らが起訴され、有罪判決になるかどうかは、また別の話です。事件が起きたミネアポリスでは、今回の事件のように膝を使って市民を捕らえることを禁止と定める法律の成立に向けて動いているなど、声を上げていることが無駄じゃないんだと思える変化も少しずつ起きています。日本を含め世界中でも黒人差別への抗

        • 「黒人」として生きるということ、私たちができること

          アメリカでは今、警察に暴行され死亡したジョージ・フロイドさんの事件をはじめ、最近立て続けに起きたアフリカ系アメリカ人に対する差別に対しての抗議デモが起きています。抗議の声が大きくなったこともあってか、ジョージ・フロイドさんを実際に暴行し逮捕されていた警察官の量刑を一段階重いものに、関与した他3人の警察官も新たに逮捕されました(今まで逮捕されていなかったことに驚くのだけど)。みんなの想いが届いているのかなと少しだけ救われる気持ちでニュースを読みました。 そんな中、今、私ができ

        「夢」の世界を生きるために、5歳児と学ぶMLK Jr. Day

          アメリカ各地で抗議デモ。激化し外出禁止令が敷かれたロサンゼルスで思うこと

          ミネアポリスで起きたジョージ・フロイドさん暴行死事件を受け、警察の暴力行為に対する抗議デモがアメリカ各地で起きています。これまでも何度も何度も繰り返されてきた白人警察官によるアフリカ系アメリカ人への暴力行為。ニュースで事件の動画を目にした時、私は再生ボタンを押せなかったし、「またか...」という無力感に襲われました。サムネイル画像を見るだけで胸が張り裂けそうで、不甲斐ないけどいまだに観れていません。 差別的な暴力、改善されない警察の体制、現在の政治への不満、届かない一般市民

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          [LA隔離生活]自然と関わる工作その1「鳥のエサ台」を作ってみた

          隔離生活が始まって、2ヶ月半が経ちました。毎日のルーティンやアクティビティーを考えていても、「飽きちゃった〜」を連発する娘のために、新しい工作を探しては挑戦しています。先日行った近所の植物園のブログを読んでいたら、自然と関わる子ども向けのアクティビティーが紹介されていたので、その中の一つを作ってみました。 1つ目は「鳥のエサ台」。 材料は3つ。 ・ピーナッツバター(ナッツ系のバターならなんでもOK) ・トイレットペーパーの芯 ・雑穀(米、キノワ、フラックスシード、ゴマなどパ

          [LA隔離生活]自然と関わる工作その1「鳥のエサ台」を作ってみた

          [LA隔離生活]近所の植物園が予約制で開園したので行ってみた

          近所から苦情により、バルコニー遊び禁止!ロサンゼルスでは、隔離開始後に公園やトレイルが封鎖され、行くところがなくなり、少しでも外の空気に当たれればと、子どもたちとバルコニーで遊んでいました。ところが、2週間ほど過ぎた頃、子どもの声や泣き声がうるさいと近所の方から苦情をもらうことに。うーん、夜にうるさくしていたわけでもないし、子どもが普通に遊んでいただけでこの苦情が来るのかー...。とモヤモヤ。管理人さんにも相談したところ、実はその方は医療従事者で午前中いっぱい寝ているスケジュ

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          [LA隔離生活]自然のなかで過ごす以上の贅沢はない

          ロサンゼルスのロックダウンが始まって二週間経った頃、ロサンゼルス郊外の砂漠地帯に住む義母がある用事で二週間近く家を空けるので犬の世話をしてほしいと言われ、しばらく滞在しました。 ちょうどその頃、ロサンゼルスの山のトレイル、ビーチ、州立公園などがすべて閉鎖されました。その理由は、ロックダウン後の最初の週末に、そういった場所に人が集中してしまい、ソーシャルディスタンスを取れないほどで危険だったから。 近所の散歩はできても行動範囲が狭まり、ロサンゼルスでは息苦しさを感じていたの

          [LA隔離生活]自然のなかで過ごす以上の贅沢はない

          [LA隔離生活]我が家の味方、子どもと作るマグネット式予定表

          ロサンゼルス郡の外出禁止令が出たのと同時に、休校になった娘の幼稚園。その1週間後からは夫も完全リモートワークが始まりました。ロックダウン後は家族以外の人との接触を避け、2週間に1度の日用品の買い物と近所の散歩以外は出かけていません。 自宅で仕事することになった夫と、1日うちで過ごさなければいけない子どもたち。うちにはオフィス用の部屋があるわけではないので、子ども部屋の一角を夫の仕事スペースとし、子どものおもちゃをリビングへ移動。 夫の仕事中は「ダディーの仕事中は部屋に入ら

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          コロナ隔離生活 in LA。1ヶ月目に切れた、緊張の糸からの一念発起。

          コロナウイルスの感染拡大を防止するための自主隔離生活を始めて早1カ月が経ちました。私が暮らすロサンゼルス郡が正式に外出禁止令を出したのは3月19日で、娘の幼稚園は3月16日から休校になりました。 夫が勤める大学も同時期に1週間の臨時休校し、オンラインラーニングに切り替える準備がされました。アートやデザイン系の大学なので、実技の授業で使うソフトウェアに耐えられるコンピューターを持っていない教員や生徒へ貸し出し、オンライン授業の提供の仕方、ルールについての講習などを受け、早々に

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