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私の人生を彩る漫画たち


とてつもなく素敵なお題を見つけ、語らずにはいられませんでした。

私は、本の虫 ならぬ 漫画の虫 だと思っています。

親が漫画やアニメを好きな影響から、小さな頃から漫画を沢山読み、少女漫画・少年漫画問わず、今まで合計すると余裕で100作品以上の漫画を読んできたと思います。

そんな大好きな漫画たちの中から、5作品だけ選ぶのは本当に難しかったのですが、、

今の私をつくってくれた漫画

そして、

私の人生に彩りを与えてくれる漫画

を5作品紹介していきたいと思います。


1.よつばと!


"私を構成する" というテーマを見て、一番最初に思い浮かんだのがこの作品でした。

夏休みの前日、とある町に強烈に元気な女の子「よつば」と、「とーちゃん」の親子が引っ越してきた。遠い海の向こうの島から来たらしい不思議な女の子を、はじめて体験する出来事が毎日たくさん待っている。その日から始まる、よつばに振り回される周りの人達の日常を描いたハートフル?コメディ。(引用:wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%88%E3%81%A4%E3%81%B0%E3%81%A8!)

ストーリーはざっとこんな感じ。

作品名を聞いたことがない、という人でも、このダンボールのキャラクターは見たことがある人もいるかもしれませんね。

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こちらのダンボーというキャラクター。紛れもなく、よつばと!から生まれたキャラクターなのです。(これは私が都内の飲食店にて撮影したものです。ちなみに私の友人はこのキャラクターはamazonのキャラクターだと思っていました、、、)

この作品の作者である あずまきよひこ さんがアシスタントなどを雇わず、背景からトーンなど全ての作業を一人でやっているため、コミックスが出るペースは1年に1度あるかないか。

2003年から連載されているが、まだ完結しておらず、コミックスは現在14巻まで発売されています。

親が連載当初からコミックスを1巻から持っていたので、物心ついたころから私は「よつばと!」と共に成長してきたと言っても過言ではありません。

私は今までの人生で一番読んだ漫画はこの「よつばと!」であると断言できるくらい、何十回と読み返しています。

なぜ、この漫画にそこまで惹かれるか、というと、

日常がどれだけ幸せで溢れているか気付かせてくれる

そんな作品だからです。

「よつばと!」は全て私たちの今過ごしている何気ない「日常」がテーマに作品が作られています。

主人公である よつば が、初めて自転車を買ってもらったり、おとなりさんちに遊びに行ったり、みんなで牧場やキャンプに遊びに行ったり、、、

私たちにとって "当たり前" である日常だとしても、5歳の よつば にとっては、初めてのことばかりで、その中に新たな発見があったり、何だか面白くて特別で、幸せが沢山詰まった日常なのです。

私が日常で、例えば牛タンを食べている時、気球を見たとき、"沖縄"という言葉を耳にしたとき、

何気ない普通の状況だとしても、私は「よつばと!」をいつでも思い出します。

よつば は、牛タンが好きだったなあ、とか、気球に乗ったときに、ジュラルミンという名前のテディベアを気球から落としちゃったなあ、とか、おとなりさんから沖縄のお土産でサーターアンダギーをもらって、ズボンのポケットに入れたまま洗濯機にかけちゃったなあ、とか。

自分の日常が、よつば の日常 と重なって、なんだか自分の日常ですら特別で、幸せなもののような気がしてくるんです。

そんな、何気ない幸せと癒し を与えてくれる作品になってます。

非日常ではなくて、あくまでも日常。

でもそこにたくさんの夢や希望が詰まってて、幸せを感じることができるんだ。

大人が読んでも、子供が読んでも、そういう風に感じることができる作品だと思っています。


2.トリマニア

トリマニア共和国──。世界で唯一、背中に翼を持つ人々が住まう国。そんな謎めいた国に留学を決めた少女・あかり。彼女はトリマニア共和国で何と出会い、何を見つけるのか?(引用:https://alu.jp/series/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%A2 )

幼馴染との失恋をきっかけに、"遠くへ行きたい" ただそれだけの理由で、翼を持つ"鳥人間" たちが住むトリマニア共和国へ留学を決めてしまった主人公のあかり と、翼を持ち自由にどこへでも飛べるはずなのに、苦しみ、悩み、足掻き、それでも自分の "幸せ" の形を守るために暮らす、個性豊かな鳥人間たちのお話です。

題名からして、ちょっとおふざけコメディっぽい雰囲気がしてしまいますが、全くそんなことはありません。

もちろん笑える場面もたくさんありますが、この作品に出てくる登場人物のセリフには 人間の本質 のようなものが見え隠れしている気がするのです。

作者である 久世岳 さんの紡ぎだす言葉は、他の作品では見られないような言葉遣いで、普段自分たちが誤魔化して生きているような痛いところまで、つついてくるようなものばかり。

良い意味で、はっ とさせられるものばかりなのです。

痛いところを突かれるのですが、それでも、この作品に登場する人たちは「自分の幸せ」より「他人の幸せ」を思うような心が温かい人ばかりです。

でも、優しいからこそ、他人を思いやってばかりだからこそ、思いがすれ違ってしまう。

この作品の一つのテーマとして「恋愛」があるのですが、本当に切なくて、読んでいると涙が出てきてしまうような繊細なキャラクターの心理描写に心打たれてしまいます。

私のボキャブラリーの少なさでは、あまり適格にこの作品の素晴らしさを表せないのですが、とりあえず皆さんに手にとって読んでほしい、と強く思う作品です。

遠い架空の世界が舞台なのですが、そこに住む "鳥人間" は、ある意味私たちよりも、"人間らしい" かもしれません。そんな風に私は思います。

最後に、コミックス4巻の そで に書かれている 久世岳 さんの言葉を、引用させていただきたいと思います。

いつでも、どんなことでも、変化することは怖いです。それでも勝手に変わっていってしまうことがあります。覚悟をせずに考えないようにしていたことも当たり前に過ぎ去っていきます。与えられた幸せに気付かず持て余して、今日も生きています。

美しくも少し悲しい "トリマニア" の世界観をぜひ皆さんに感じていただきたいです。


3.四月は君の嘘

桜の花びら、音楽、そして嘘。君と出逢った日から世界は変わる――母の死をきっかけにピアノを弾かなくなった、元・天才少年ピアニスト有馬公生(ありま・こうせい)。目標もなく過ごす彼の日常は、モノトーンのように色が無い……だが、友人の付き添いで行ったデートが、少年の暗い運命を変える。性格最低、暴力上等、そして才能豊かなヴァイオリニスト……少女・宮園(みやぞの)かをりと出逢った日から、有馬公生の日常は色付き始める!! 胸を打つ青春ラブストーリー!! (引用:https://alu.jp/series/%E5%9B%9B%E6%9C%88%E3%81%AF%E5%90%9B%E3%81%AE%E5%98%98

私が初めて、少年漫画を全巻自分で買った 漫画です。

この作品は、アニメ化、実写映画化、舞台化されているので、知っている方も多分多いと思います。

私は小学生の頃から 音楽 を演奏する側でしたが、音楽のもつ力 を再認識させられた作品でした。

漫画は、音を描くのがとても難しい媒体だと思います。

まず、音自体が鳴らないし、ピアノといっても色んなピアノの音色があったり、ヴァイオリンといっても、様々なヴァイオリンの響きがあったりします。

そういう、音色とか響きとかって、画と文字だけでは表現しづらいものだと思うんですよね。

でも、この作品は、視覚効果だけでも、音が聞こえてくるみたいで。

各キャラクターの気持ちが、音に乗って、読んでる自分たちに届いてくるような感覚 が味わえます。

音楽によって、世界が”モノクロ”から”カラフル”に。

どんどん色づいていくのが、モノクロの漫画を通してもよく伝わってくるんです。

「ああ、自分もこんな風に音楽を奏でたいな」

そんな風に思えるような、読んでいる当時吹奏楽部に所属している私にとって、この作品は私の音楽観を大きく変えてくれる作品でもありました。

主人公 公正の世界が、かをり との出会いを通してどう変わっていくのか。

そして二人を待つ結末とは、、、?

四月は終わってしまいましたが、出会いと別れの季節であるこの春に、ぜひ読んでほしいです。

きっとこの漫画を読めば、今よりも、もっと明るく、眩しく、カラフルに色づいた世界が見えるはずです。


4.銀魂

諸外国からの侵略を恐れ鎖国政策を打ち出していた江戸幕府は異星からの侵略に屈服、ついに開国を許してしまう。今や宇宙人が跋扈する江戸の街にあって、かつて国を護る為に戦った攘夷志士の坂田銀時ら、まだ魂の火は消えていない侍達がいた!歴史ロマンとSFファンタジーが混在する世界の中で繰り広げられるギャグとアクションとシリアス。 独特の銀魂ワールドへようこそ! (引用: https://alu.jp/series/%E9%8A%80%E9%AD%82 )

私の小学生、中学生の頃を構成する漫画と言えば。間違いなく 銀魂 だと思います。

アニメが放送されていた小学生の頃なんて、放送された次の日は、給食の時間や休み時間は銀魂の話でもちきりだったくらい、私の学年で流行語大賞があったとしたら、エントリーされている言葉は全部銀魂の作品の中のセリフだっただろうなあ、というレベルです。

ギャグパートでは、放送禁止ギリギリのラインをいくくらいの攻めた内容なのですが、本当に"くだらない笑い" を求めている人にはおすすめです。

元気が出ないとき、何だか気が重いとき、見ていると元気をもらえる作品です。

私も今この状態で家で引きこもっていると鬱っぽくなりがちなのですが、銀魂を読んでいると、自分の考えていることなんて馬鹿馬鹿しくなってきてしまうくらい、悩みも爆笑で吹き飛ばせる、そんな勢いがあります。

対して、シリアスパートでは、かっこよすぎるアクション、数えきれない程の名言で溢れています。

私個人としては、真選組推しなので、真選組と万事屋が組んで戦ってる時が本当にかっこよくてかっこよくて、、家で漫画読みながら、アニメ見ながらかっこいい!!って叫んでます(笑)

万事屋も、真選組も、他に出てくる登場人物も、それぞれみんな自分なりの"武士道"を持って戦っています。

今も昔も俺の護るもんは何一つ変わっちゃいねえ

普段ちゃらんぽらんのぐうたら男の主人公ですが、自分にとって"大切なモノ"を守るために、依頼をこなし、敵と戦います。

銀魂は、全ての話に一個は名言があると言っても過言ではないくらい、心に刺さる名言が山ほどあります。

話数が多いので、出てくる登場人物の数もかなり多く、名前を覚えるのも最初は一苦労かもしれませんが、どのキャラクターも魅力的で、強くて、かっこよくて、でも全員本当に大馬鹿野郎で。

キャラクターはもちろん、ストーリーとしてもギャグとシリアスのバランスが素晴らしく、ずっと読んでいても、全く飽きないそんな作品です。


5.鬼滅の刃

人を喰らう鬼がいる世界。家族を皆殺しにされた少年が一人生き残った妹を救うために鬼殺の剣を学んでいく。泣いて笑って熱くなる!胸が熱くなる少年漫画の王道スタイル。2019年アニメ化決定。今ならまだ間に合う!乗り遅れないように全巻読んどけ!(引用:https://alu.jp/series/%E9%AC%BC%E6%BB%85%E3%81%AE%E5%88%83

こちらはもう皆さんご存知ですよね。鬼滅の刃です。

10年以上前から、漫画やアニメに囲まれた生活をしてきましたが、

いわゆる"オタク"と呼ばれるような人だけでなく、普段漫画やアニメにあまり関わりがない人たちまで巻き込んで、ここまでの人気を呼んでいる作品はなかなかなかったのではないでしょうか、、

かく言う私も、評判は前から聞いていたのですが、読み始めたのはたった1か月前のことです(笑)

正直最初は、そんなにすごいの?そんなに良いの?と思っていたのですが、、

とっっっても良い!!!

友情家族守るべきもの許すことの大切さ

"生きる"上で何が大切か、を教えてくれる作品だと思っています。

コミックスも全て読み、ジャンプ本誌までしっかり読んでしまっている私なので、ネタバレは避けたいのですが、、

主人公である炭治郎が本当に、素晴らしいキャラクターです。

辛いことがあっても、諦めない心。

家族への深い愛。

友や仲間への信頼。

敵である悪い鬼に対しても、許す心、慰めの心を持つところ。

高圧的な力を加えられても、決して折れない芯の強い心。

幼いながらも、ここまで優しく、強い心を持った主人公は今までいなかったような気がしてしまいます。

上にも書いたのですが、特に注目していただきたいのは『家族愛』です。

主人公の炭治郎と妹である禰豆子ももちろんですが、敵である鬼の家族関係、また、柱の兄弟愛など。

様々な登場人物と、その家族への思いが、時には残酷に、時には美しく、吾峠呼世晴 先生 独特のタッチで描かれています。

しばらく"二次元"を離れていた私が、改めて漫画やアニメの魅力に気付くことができたのもこの作品あってです。

そういう意味で、"今の" 私を構成してくれた という面では、この漫画が一番当てはまる気がします。

評判が良すぎて、皆さんにとってのハードルが上がっているかもしれませんが、読めばきっとあなたも鬼滅の刃の虜になってしまうはずです!


と、言葉足らずではありますが、私を構成する5つのマンガ について語らせていただきました。

もっともっと好きなマンガがありますし、マンガだけではなく、アニメにまで幅を広げると、本当に数えきれないくらい勧めたい作品があります。

おうち時間で外の出れない今だからこそ、もっと多くの人に、たくさんの作品を読んでいただきたいです。

このジャンルはちょっと、とか、少年漫画だからな、なんていう偏見はいらないと思います。

読んでみて意外とハマった、なんてよくある話なので。

毛嫌いせず、どんなジャンルも、どんな作品も、誇るべき日本文化であるマンガが、より多くの人に愛されることを願っています。

またいつか、マンガやアニメについて書ける日がくればいいなあ。


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