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夢のモーニングルーティーン

朝、何時に起きていますか?

私はとても言えません。


だいたい、聞かれて答える時刻から30分くらいサバを読んでいると思っていただいて差し支えない。朝型の人が心底うらやましい。冬の朝なんて、寒いし暗いし、もう、決死の覚悟で起きている。

当然、流行りのモーニングルーティーンなんてない。もし取材がきても何もお答えできない(きてないけど)。唯一かかさずやっていることと言えば、コーヒーだけはハンドドリップで淹れていることだろうか。これは完全に私のわがままで、自分のコーヒーを淹れるためなら、省略可能なタスクは何でも省略する。つまり、時間がない日はコーヒー以外、何のルーティーンも成立していない。

そんなふうだから、平日の朝は、息子を保育園に送り届けたらしばらく放心してしまう。冷めたコーヒーにミルクを足して飲みながら(朝食がバタバタなのでたいてい半分くらいカップに残っている)SNSやニュースを眺めて、ようやく洗い物や洗濯物に手をつける。

平日毎日日記を書こうと決めてから、アップするのは俄然、朝がいいんだろうなと思った。

仕事に向かう人なら通勤時間に読めるし、私のように子どもを送った後、しばしのダラダラタイムを過ごす人も多いだろう。

けれど、わかっちゃいるけど無理!
無理なものは無理だ。この日記は、私が何を書いて喜びを感じるかという実験なのだから、早起きなんて余計なハンデをくっつけては、喜びどころか苦行になってしまうではないか。

モーニングルーティーンを見たり、読んだりすることは大好きで、そのたびに「素敵だな。真似したいなー」と思う。けれど、「実際は何時に撮影しているの?」とか、「ルーティーンというより“上手くいったある日の朝”てことだよね」なんて、ついあまのじゃくな見方をしてしまう自分もいる。日々は、同じようで違うし、違うようで同じことの繰り返しだ。

それでもやっぱり、ひと様のモーニングルーティーンは楽しい。
どんな小さなことでも、どんな平凡なことでも、「その人の習慣」が肯定されることは、朝支度に翻弄されるすべての人々にとって、......何だろうな。
たぶん、希望のようなものなんだと思う。

もしかすると、誰の朝にも一つくらいは、「他の何を省いても、これをやらないと無理。1日使いものにならない」ということがあるのかもしれない。
ルーティーンというより、その日1日のお守りのような。
モーニングジンクスとでも言おうか。

そんなわけで、日記は大体お昼時にアップします。
午前中予定が入っている時は夜までに。
どうぞよい週末を。


[一日一景]
___1日1コマ、目にとまった景色やもの、ことを記しておきます。

今一番お気に入りの村上躍さんのマグカップ。
値段を見て「高っっっ!」とのけぞったけれど、朝のコーヒーに始まり、常に飲み物をかたわらに置いて1日を過ごす私にとって、マグカップは大切なパートナー。心から買ってよかったと思っている。


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