🛫函館の旅２０２０~ありがとうgo to編~

愛する北海道への何度目かの旅に出かけることにした。
帰宅後二週間以上経って体調に変化なしを確認。
やっと楽しい旅行記として記録できる。

お相手は193先生。二人旅も慣れたもの。
行き先も宿もさくっと決まり、ノンストレス。

前回(と言っても5年くらい前)は新千歳でレンタカーをピックアップし道央をめぐる旅だったので
今回は道南行ってみようぜ、ということに。
行き先は「函館」になった。イカの町、夜景の町、以外の知識はない。

■１日目

今回、私は東京、193は京都からなので、現地集合／解散の方法を取った。
自宅から羽田に向かい、初めてAirDoに乗った。
愛する音尾さんがナレーションをされているのがAirDoでは無かったかと途中で気付いたのだが、
イヤホンを持っていなかったのでどちらにしろ聞けなかったし
帰りはJALなので今回の旅では聞けないことが確定して泣いた。
読みかけの本をタブレットにダウンロードして機内で読もうと準備万端だったのに座った瞬間寝た。体感5分で函館着。

函館空港からは電車やモノレールではなくバス。
寒すぎず、暑すぎず、カラッとしたいい秋の気候。
先に函館へ着いた193とは、ホテルで落ち合うことになっていたので向かう。

今回、初日と２日目に泊まったホテルがこちら「JRイン函館」！
go to適用&agodaのセールで1泊2000円/人くらい。安すぎて怖い。

JRイン函館

割と最近できたホテルのようで、超キレイ！
お部屋もキレイ、お風呂も大浴場ついてるしキレイ、ラウンジもキレイ。
立地も最高だった。JR函館駅の真隣で、函館朝市が目と鼻の先。
部屋が９階で街が一望できて、位置関係がよく分かった。

先にチェックインした193さんを尋ねて部屋にイン。
久しぶりなんだけど、いつ会っても昨日会ったみたいで感動が無い。
「久しぶり〜〜♡」とかじゃ無く「ウィ〜」って感じ。二人とも。笑

キャリーバッグを置いて身軽になったところで早速夜の函館に繰り出すことに。
ホテルの窓から大きな看板屋根が見えて、行ってみようとなった店。

函館駅前 朝市の居酒屋 海光房 | 新鮮な魚介類なら海光房で！

函館朝市のすぐ近くなんでね、観光客価格なんじゃないの的な懸念があって、
外からこわごわお店眺めてたら、お店のお兄さんが気さくに話しかけてくれたので、とりあえず入るか！ということで入店。

入ってよかった大正解だった〜。
料金的には確かに安い店じゃ無かったけど滞在期間通して一番おいしい海鮮食べさせてもらったかも。
生け簀から出して食べるから本当に新鮮で、サイコー。
元々ツブ貝が大好きなんですが、函館のツブ貝は次元が違った。
異次元のコリコリさだった。味も濃いし、この味のガム欲しい。

なまこ酢も食べたんだけど、今まで食べたなまこは溶けてたんですか？ってくらいのゴリゴリ歯応えでこれまた濃厚。

牡蠣もでかいしプリプリで美味しかった…。
「せっかく来てくれたから」とまだ生きてるボタンエビを5尾サービスしてくれた。
これもまたプリプリで味が濃くてビビるほど美味かった。

サービスに浮かれてたら後から来た両隣にも出されててスンってなった。まあ、それだけ観光客だらけってことか。
北海道と言えば！のホヤも食べたけど、私はあんまり得意じゃなかった。石鹸味だった🧼

海の幸をたくさんいただいて大満足でお会計。
朝からバタバタ動いてた訳では無いんだけど、移動日は何だかんだで疲れる。
お店が混み出す前に切り上げて、コンビニで買い出ししてホテルへ。

「JRイン函館」立派な大浴場には露天風呂まで完備。
温泉では無いにしろ、タウンビューの露天風呂はなかなかのもの。
夜風が気持ちよくて、いいお風呂だった。

なんと言っても大浴場のドライヤーがダイソン！
我々、うっかりタオルを忘れて浴場に来てしまったのですが、ダイソンドライヤーのおかげであっという間に乾いてしまった。
「ダイソンは違いますねえ！！」って大騒ぎ。

大浴場を出てすぐのラウンジがまた市街を一望できる最高の設備。
函館の老舗コーヒー屋のコーヒーも無料で飲めるし、函館にゆかりのある本や漫画がどっさり。
一人旅だったらここで一日過ごしたいなと思うほど素敵な空間だった。

kemioのyoutube観ながら部屋飲み開始。
ご当地ワインの「年輪」の白・赤と、みんな大好き「サッポロクラシック」！
行ったローソンに北海道っぽいものがあまり無くて、おつまみはポテロングのごま油味と甘味。
こんなに函館駅の目の前なのに…。やっぱセイコーマートだな。

散々笑って、早々に就寝。
女子旅といえば「夜話すぎて寝不足」みたいなイメージが何となくあるけど我々はだいたいこんな感じ。

話はよくするんだけど、誰々がどうとか悩み相談とか、そういう話があんまり無い。
2人とも自分で選択できるから、深刻に悩んだり迷ったりすることがあんまり無いんだよね。
私は193の生き方が大好きで、193から沢山学ばせてもらって今の自分に至る。193に出会う前より、今の自分のほうがずっと好き。いえーい。

■２日目

誰ですか？早起きして朝風呂入ろうとか海辺散歩しようとか言った奴は？
普通にめんどくさくてどこにも行きませんでしたけど？？？？

着替え済ませて「函館朝市」。
函館と言えば海、海と言えば海鮮なので、朝市で海鮮食べまくろうねって話してたんだけど…。
朝市の人が悪い訳じゃない、コロナで売り上げが微妙なのかもしれない、わかる、わかるけどギラつきすぎ。まじ怖かった。

唯一ギラついてなかったおじさんも193が京都から来てると聞いた瞬間「いま鬼滅流行ってるから！！着物ビジネスやったほうがいいよ！！」と興奮しだすし、結果全員怖かった。途中からおじさんの鼻毛が気になって話覚えてないけど。

そんなこんな話かけられすぎて品物見るどころでは無く、ストレス溜まって即撤退。
服買う時も思うんだけど、買う気で来てるんだから本当に売りたいなら黙ってサポートに徹した方がいいよ…。
お土産買いたかったのに買えなくてまじ嫌でした。誰も得しないやんね、変なの。

海鮮丼だけ食べて、船見ながら海沿いを散歩。函館山がでかい。

歩いてベイエリアへ。函館駅から歩いても20分くらいかな。
赤レンガ倉庫街に向かう。函館グッズに特化した商店がズラッと並んだショッピングエリア。
ここにもオルゴール館があって、小樽でも行ったな〜と懐かしい気持ちに。
193さんが「人生のメリーゴーランド」のオルゴール買ってた。久石譲とオルゴールの相性、最高。

路面電車に乗って、五稜郭へ。
函館の移動でとても便利だったのがこの路面電車。
もうね、世界観がジブリ。リアル「コクリコ坂」。レトロで異国情緒があって、本当に絵になる街。これで車両もレトロだったら完璧だった。

着いたらまず、五稜郭タワーへ。詳しくはないけど日本史が好きなので、施設内の資料読んでお勉強。
土方歳三最期の土地。それくらいしか知らなかったけどやっぱり人の周りには人がいて、それぞれドラマがあるよねえ。

歴史面白いなと初めて思ったのは「誰々はいつに何をした人」と覚えるんじゃなくて、有名人の周りにいる人間の存在に気付いた時。
自分と同じように家族や友達や恋人がいることに気づいてから登場人物がテストの答えじゃなくて人間に見えるようになった。
人の人生をのぞき見するのは面白い。そんなこんなで私は歴史が好きなんです。
さっきも言ったけど、詳しくはないよ。好きなだけ。話が逸れました。

五稜郭タワーの上に登るために行列ができていたので、登るのは断念して函館奉行所へ。

もうね。ここ本当にいってよかった。おすすめです。
これも行くまで知らなかったんだけど、箱館奉行所って大政奉還後に取り壊しされたそうなのね。
今建ってる奉行所は、当時の材料、当時の施法で政の中心になってた部分だけを再建したんだそうな。
その動画が館内で流れているんだけど、本当にロマンと情熱に溢れていて、感動しきりだった。

全国の職人が集結して再建したんですって。畳、壁、瓦、装飾品の漆、骨組み、当時の技法だから釘の一本も使っていないって。
各界のプロの技が集結した建物なのか…と思ったら胸アツすぎて。やっぱり職人は格好いい。その道を極めた人って格好いい。

良かったねえ良かったねえと言いながら向かいのお土産コーナーに行ったら閉まってて泣いた。

ホテルの方に戻って、大門横丁へ！
ここは私のリクエスト。26軒の小さな飲み屋が集結してて、はしご酒ができるという酒飲み歓喜のスポット。
一軒につき料理二品ドリンク一杯までってルールを決めて出陣！

函館ひかりの屋台 大門横丁

１軒目：箱館バル
屋台村の入り口すぐにある串焼きのお店。一軒目に使われること多そう。お味は文句なし。看板メニューのブタの串焼き頼んだ。

２軒目：箱館ホルモン
生ラムがもんのすごくうまかった！！やっぱ北海道は肉も美味い。無敵。
もっと食べたかったけど、次！

３軒目：ピッコロ
店に着いたらチャラめの綾野剛と風間俊介が大歓迎してくれたんだけど、酔ってなかったら絶対行かない。笑
ここで網走から来てた水産大学の女子大生２人と仲良くなって、この後４人で回る事に。
※ここから「二品一杯ルール」消滅

４軒目：わいどのおでん
ピッコロの向かいで系列店だそうで、席空けて下さったので入店！
このあたりからもう飲めればなんでもいいモード。大学生二人の話が面白くて。笑
アザラシの研究してるけどアザラシ全然かわいくないキモイとか。
現地の大学生は漁のバイトして結構お金持ってるとか。しまむら以外でどこで服買ってるんですかって言われたり。
新鮮な話ばっかりでげらげら笑ってた。楽しい…。

５軒目：酒肴
北海道来るたびに次もまた来たい店（人）と出会うんだけど、今回はここがそうだった。
店長さんが本当にいい人で、東京で役者やってるんですって話したら、むっちゃ応援してくれて。（女子大生ズも！）
旅の醍醐味は人との出会いだよね。本当にいい夜でした。
おつまみもおいしかったよ！いぶりがっこチーズ食べた。

雨降ってきてたからタクシー拾って、女子大生ズをホテルまで送って帰。
例のごとく泥酔だったので、ホテル戻ったら着替えもせず無事終了した。
また会えるかな。再会を約束するといつも切ない気持ちになる。また会えたらいいなあ。
そういえば、2人に手紙書くよって言ったのにまだ書いてないや。

■３日目

ぺろぺろに酔っ払って寝たので案の定軽い二日酔い。
昨日買ったばかりのリップが無くて、酔っ払ってリップなくした人として朝から193を大喜びさせる。
193はいつも私がついていなかったり間抜けだったり不幸だったりすると爆笑する。
笑ってる193が好きだからそれでいい。それでいいんだ‥‥。

今日は違う宿をとっていたからチェックアウト。
「JRイン函館」とてもいいホテルだった。おすすめ！

アイヌのお守りが欲しくて、「カムイイコロ」という店に向かう。

カムイイコロ (北海道函館市元町土産物店) - グルコミ

我々お守りマニアなので、行く先々で現地のお守りを買っているのです。
北海道といえば、アイヌ民族。函館でアイヌ民族のお守りを買える店がこちらだそう。
（昨日、間違えてマライカで東南アジアのお守りを買いそうになったくらい好き。ここは異国じゃねえって気づいてやめた。）

市バスに乗って、「西部地区」と呼ばれるエリアへ。
函館といえばこの景観だよね、という大きな坂の上から港を見下ろす異国情緒あふれるエリア。

大三坂を登って、地図を頼りに「カムイイコロ」に着いたはいいけど扉に「本日休業」の文字。閉まってました。
二日酔いの体に鞭打って来たのに！と嘆いているところに、「どうしました？」と女性の声。

小柄なおばさまが「迷っているなら案内しますよ」と話しかけてくれた。
迷っているわけではないんだけど目的の店が閉まってた事、
次に行く予定のレストランがまだ開いてなくて、オープンまでの時間を持て余していることなどを説明。

女性はこの近くに住んでいる地元の方だそうで、その人曰く
「え！この店目当てで来たの？この店いつ開いてるんだろ、いつも閉まってるけど。」だそう。

なんやそれ！！！！！！

「カムイイコロ」は諦めて、近くに時間つぶせるお店がないかお尋ね。
おばちゃんおすすめの店まで案内してくれて、着いたお店が12:00オープン。

行きたいレストラン、11:30オープン。

？？？？？？？？？？？？？？？？

戸惑い隠せない我々。
11:30まで時間つぶせる店って聞いたつもりだったんだが？？？となって、二人で「？」出しまくった末に、
「…後でお腹に余裕があったら来ます！」とお伝えしておばちゃんとさよならした。

おばさま本当に可愛かったしいい人だったんだけどまじ謎だったな〜。
多分観光客の案内するのが趣味なんだと思う。さよなら〜してすぐ振り向いたらもう他の観光客に話しかけてたもん。爆笑した。

せっかくだからと近くにあった「カトリック元町教会」に入る。
中は写真撮影禁止だったんだけど、写真撮る気になれないくらい厳かな雰囲気だった。
田舎の小学校感のある木の床が、建物の歴史を物語ってた。古い教会なんだって。
ふらっと入ったけど、異世界感あって見れてよかったな。

お腹すきすぎて死にそうだった我々。まだ時間もあったので通りかかった「函館カール・レイモン」へ入店。
ここもたまたま通りかかったんだけど、有名なお店だったみたい。空港でも売ってた。ホットドックのおかげで飢餓状態から脱出。

お腹が膨れてしまって、この後も予定詰まってるし雨も降ってるし、先に今日の宿に荷物を置きに行かないかということになった。
この後行く予定だったレストランというのが「五島軒本店 レストラン雪河亭」。今回の旅でどうしても行きたかったところ。
じゃあカレーはいいから、お店の外観だけは絶対見たい！と193にお願い。

この「五島軒」はですね、戦時中から函館にある老舗で、去年観たTEAM NACSの「PARAMUSHIR」に出てくるお店なのです。
大泉さん演じる水嶋軍曹が見習いとして働いていたお店。
戸次さん演じる田中が「ここでいつか腹いっぱい食べたいと何度も思った」と語ったお店。
カレーは食べられなかったけど、いや〜！見れて嬉しかったな〜！

「十字街」駅から路面電車に乗って、湯の川方面へ。
オーシャンビューの温泉に浸かりてい！という、私のわがままを叶えるべくお世話になったのはこちら。

「イマジン　ホテル＆リゾート函館」！！

温泉 | イマジン ホテル＆リゾート函館＜公式サイト＞

海辺のホテルで、大浴場から海が一望できるとか。
まだチェックインできる時間じゃなかったから、大きい荷物だけ預けてすぐ出発。

ホテルのすぐ隣の「函館市熱帯植物園」へ。
サルいた。色んな子がいて面白かった。中の植物園もちょうどいいサイズ。

バスで移動して、193リクエストの回転寿司へ。
「北海道の回転寿司は美味い」と噂には聞いていたけど、本当に美味しくてびっくりした。
ネタが小さいとか写真と違うやんとかいろいろあるんだけど、まあそれは安いからということでおいといて、やっぱり違う。
いいなあ北海道…。回転寿司でこのハイレベル…。

そのまま五稜郭の近くまで足を伸ばして「六花亭カフェ」向かったんだけど、
その辺まで行くなら昨日閉まってたお土産屋さん寄れんじゃね！となって急ぐ。
この時点で結構いい時間。お土産屋さんも六花亭カフェも閉店間近。間に合うか。

まずお土産屋さんに駆け込む！全然欲しいグッズなくて出る！
そして六花亭に向かう！お土産屋さんに寄ったことによってカフェのラストオーダーが終わる！はあん！！

きれいな二兎追うものはなんとやらでした。
カフェは入れなかったけど販売はまだやってたので、諦めてゆっくりお買い物。
定番のバターサンドと、大平原っていうマドレーヌ。
あと、バターサンドロゴのマスキングテープ！可愛い！

ゆっくりホテルに帰って、本日の部屋へ。和室！
きれいだし、むっちゃ広いし、水回りも新しくていい感じ。
海側の部屋と街側の部屋があるみたいで、我々の部屋は残念ながら街側だったけど、それでもいい感じ。

食事付きだから、お風呂に行ける用意して食事会場へ。
バイキング形式だった。バイキング好きだし、一時期バイキングできなかったことを考えるとだいぶ状況変わってきてるのかもなと思ったんだけど
今世界的にコロナ禍だってことを改めて認識させられる厳重さ…😭

まず入るときにアルコール消毒。食事時以外はマスク必着。取りに行く時はビニール手袋必着。
ていうかマスク強制じゃなくて、お願いレベルだと思ってたので部屋入った瞬間一個しかないマスク洗っちゃったのね。
びしょびしょのマスクなのね。料理取りに行くたびつけるのね、それ。
気持ちわるいし冷たいしむっちゃブルーになってたら193死ぬほど笑ってた。まじあいつ私の不幸好きすぎ。

あと食事会場の宿泊客達が民度低くてほんとストレスだった…。
子供とか若者じゃないよ！察して！並んでるのに抜かしてくるし奪ってくるしもう何なんまじで。
バイキングだから〜無くならないから落ち着いて〜って感じでした。
もう部屋食か外食で経済回すかにします、次から。バイキングは朝食だけにする。

食事はそこそこにして、温泉！温・泉！このためにきた！
露天風呂がお目当てだったので、大浴場には脇目も振らず露天風呂へ直行。
露天風呂、もうね、最っ高だった…。
ちょっと寒い外気のおかげで永遠に浸かってられるし、ビューが最高すぎた。
一面真っ暗な海で、波の音がして、湯質も温度もベストで「もうここの子になる」って感じでした。ありがとう温泉。

部屋への帰り道、卓球台があったから、やろ！って誘って、一旦嫌がられたけど無理やり相手させるスタイルで一戦。
どっちも下手だから全然続かないし、193が全然楽しそうじゃないから「え、やめたい！？」って聞いたら「やめたい」って言われて秒で切り上げ。なんなん。

部屋戻って軽く晩酌。本当にどーでもいい他愛もない話しかしてない。
年に何回かしか会えないのに、明日帰るのに、一緒にいる時間有効に使えてなくて笑う。
ラストナイトも22時には布団に入っておやすみする三十路×２。

■４日目

7:00におはよう。起きたタイミングが一緒だったようで、ほぼ同時に「おはよ〜」って。恋人か。イチャイチャすな。

朝ごはんもバイキング。いくらが出たよ！！

その後、海辺を散歩。天気良くてさいっこうだったわ。

北海道の海って（ここ海水浴場じゃないからかも知らんけど）波も潮の流れも「人間が入ったらひとたまりもない感」があって、
人間には厳しい環境だからこそ食材も自然も豊かなのかしら、なんて思いました。さすが試される大地。

最後にダメ押しの露天風呂。朝風呂ってただでさえ最高なのに、朝「露天」風呂ですって。気持ち良すぎた。気持ち良すぎて死ぬなら今がいいって思った。

後ろ髪引かれながらホテルを後に。ありがとう、イマジン。次は部屋食にするね。
ここで昨日無くしたって大騒ぎしてたリップが出てくる。むっちゃちゃんとしまってた。酔ってた割にしっかりしてた。買い直す前でほんまによかった、また193を喜ばせてしまうとこだった。

いい感じのバスがなかったから、ホテルからタクシーで函館空港へ。
フライトまでかなり時間あったけど、早めに空港行ってお土産みて、空港の中でご当地のおいしいものでも食べようやって計画だったんだけど、
函館空港、思ってたより小規模だった。やってしまった。

確かにお土産は買えたんだが、お土産屋さんしかなかった。
ご飯食べるとこも全然ないし、時間つぶせそうなところもないし、見るものもないし･･･

時間もてあましてうろうろしてたら、上の階から「キャー！キャー!」って尋常じゃない金切り声が聞こえてきて、
何かと思って見に行ったらおばさん達がエアホッケーで白熱して大騒ぎしてた。猿でもおるんかと思った。迷惑やからやめろ。

手荷物検査後のラウンジにちょっとしたイートインスペースがあったので
早めに入ってそこでご飯食べることに。
193念願の塩ラーメン。私サッポロクラシックの生ビールとじゃがバター。

193の飛行機の時間が来て、楽しかった函館旅は終わり。
名残り惜しいのはいつも私だけで、あの人明日も会うみたいな感じで帰っていきました。そういうとこやぞ。

193を見送って、しばらく時間をつぶしたあと、自分の飛行機の時間になったので搭乗。
JALに初めて乗ったかも。空の上でもWiFi繋がるのすごいよね。
無料で映画も見れるとかで「何見よ～」って選んでる間にまた寝た。帰りは体感15分で羽田に着きました。

楽しかったなあ。
楽しかったし、「楽しかったな～」で済んで本当によかった。

go toはとんでもなく旅費が安くなった上に現地で使えるクーポンももらって
我々にとっても閑古鳥鳴いてたであろう観光業にとってもいい企画なのかもしれないけど、
コロナ禍での旅は今まで行ったどの旅よりも制限が多く、息苦しさやストレスを感じるタイミングも多かった。言葉が通じない海外より多かったかも。

帰ってきた直後から北海道でのコロナ感染者数がどんどん上がっていって
札幌には行かなかったとはいえ不安は拭えなかったし
自分が発熱しないか、ホテルからコロナ発症者が出たと連絡が来ないか、帰宅後もずっと気が抜けなかった。
「帰宅後半月経ってやっとホッとできる旅行」になってしまうんだな今は、って。

私は遠出が好きだからどこにも行けないことに不満も溜まっていたし、
せっかくgo toが使えるなら「気をつけながら行ってこよう」となったけど
やっぱり以前までの旅様式とは全く違っていて、今回身にしみて分かった。
「こんなに気を使うなら終息してから行けばいいか」って旅好き以外は思うんじゃないかな。

とはいえ、函館は本当に素敵な街だった。行ってよかったと思ってるし本当に楽しかった。また行きます。
今度行くときはマスクが要らない世界になっていることを祈る。