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給与交渉してみた。

先に結果を言うと、30分上司と気まずい会話をする価値は絶対あり!!

  
メインで書いている今年のやりたいことリスト以外にも、今年初めてやってみたこともNOTEに書いてみることにした。
今回は、人生初の給与交渉!!


(1) 給与交渉の動機

  
さて、まず給与交渉をしてみようと思った経緯について。
理由は簡単で、今年社内で昇格したんだけど、思ったよりも給料が上がらなかったから。
 
初めは未経験でこそないものの、あんまり大きな仕事は期待されていなかったのが、今では大きな仕事をいくつも並行してこなすような状況だし、さらにはもっと大規模なプロジェクトも待ち構えている。
 
そして、私は外資系の会社の小さな日本支社で働いている。
ということは、常にアメリカやヨーロッパのタイムゾーンで働くことを余儀なくされ、正直体力的に結構厳しい。
 
こんな状況を踏まえて、もっとバーンと給料が上がらないものか、交渉してみることにした。

あとは、強いていえば、バリバリの日本企業に勤めていた時は、勤続年数とか年とか役職で給料が決まってて、全然給与交渉の余地が無かったから、経験としてやってみたいというのもあった。
 

(2) 給与交渉のやり方

 
感情的に
「なんでこんなに頑張ってるのに給料上がらないの!?」
と上司に言うのはよろしくない。
 
何か、上司および人事に訴えかけるための戦略が必要である。
 
 
そこで、ヘッジファンドの役員をやっている親戚にアドバイスを求めることにした。
色々な人生経験がおありだろうと考えての人選。
 
もらったアドバイスは以下の通り。

  1. まずは、昇格したこと、そして日頃の努力が昇格という形で認識されたことを非常に嬉しく思うと語る。

  2. さらに、仕事は難しいけれど、頼りがいのある同僚たちに支えられて勉強しながら進めている。どんどん難しい仕事がこなせるようになることが嬉しい、などポジティブなことを付け加える。

  3. しかし、大きなプロジェクトや責任が伴うにつれて、アメリカやヨーロッパとの打ち合わせが多くなるのは避けられず、体力的に結構しんどい。

  4. 以上のように、責任の大幅な増大とタイムゾーンのやりくりの煩雑さを踏まえて、より大きな給料の変化を期待していたと述べる。

  5. 可能であれば、いくらくらいを期待しているのか向こうから聞かせるようにする。ここで多めに言っておく。

  6. でも、今は予算の都合上等で思っている給料UPが会社としてどうしてもできない場合もある。この時に会社側から「ああ、給料今年は上げられないからこの子辞めちゃうかなあ、責任のあるプロジェクト任せるの控えるかな?」と思われないようにする必要がある。
    これを防ぐために、将来のキャリア形成について会社としてはどう考えてるか聞く。そして、最悪給料UPがすぐには望めなくても、「そういうプロジェクトを今後任せてもらえるなら頑張ります(頑張ったら給料上げてね)」と言って、来年の人事評価への伏線を張っておく。

 
さすが、すごい戦略的だなと思った。
さらに言えば、こういう給与交渉の「やり方」みたいなのが提示されているだけで、かなり交渉へのハードルが低くなった。
 

(3) 給与交渉を実践!!

 
ということでやってみた。
週1で上司と定例のマンツーマン会議があるので、そこで持ち出した。
上司もヨーロッパの人でヨーロッパにいるから、これもオンライン会議なんだけどね。
 
 
親戚にもらったアドバイスのうち、5番の「理想的な給料を聞いてもらう」以外は全部網羅できた。
聞いてもらうように持っていくって難しいね。
 
あと、強いて言えば他に予定外だったのは、アドバイスの6番の通り会社に私のキャリアパスを聞いたときに、

「会社として君に提供できるキャリアパスは、君が理想的には何をしたいと考えているかによって大きく変わる。まず、それを聞かせてほしい」
 
と言われたこと。
でも、これは、普段から考えていることがあったから、すんなり答えることができた。
簡単に言えば、今後はプロジェクトの一部じゃなくて、もっと全体を理解することができる仕事がしたい、という感じ。
 
 
そして会議終了。
その後、上司から人事にこの話は伝達され、さらに私の第二上司みたいな人にも人事から私のパフォーマンスについて聞き取り調査があったらしい。
 

(4) 給与交渉の結果


数週間後、上司から結果発表…
 
  
「条件付き給料UP」 
 

要は、「こういう仕事を受け持つようになったタイミングで再UPします」みたいな感じ。
だからすぐじゃない。

しかも、受け持つ仕事ってご縁みたいなところもあるから、何年後かも分からないし、本当に受け持つチャンスがあるかもよく分からない。
 
 
ということで、失敗ではないけど、成功とは言い難い感じになった。
 
でも、経験としては良かったし、これで逆に来年に何をアピールしたらいいか、割と明確になった。
それ次第では、今回の決定事項なんか無視してもっと上げてもらえるかもしれないし。
 
反省点としては、私に近い同僚からは、かなり私の仕事のレベルがUPしてるって評判だったんだけど、実際に人事にはあまり理解されていないっぽい。
自分の直属の上司が最近変わっちゃったっていうのも大きいかな。
 
だから、今後はそのアピールの方法を考えていかないといけないね。
それでも、繰り返しになるけど、今回給与交渉をしてみたことでどういうアピールをするといいのか感触が分かったのがすごく大きな収穫。
 

(5) 感想

 
あーーーーー。
まあ、残念は残念だけど、これ以上やっても人間関係に影響が出そうだし、とりあえず終了かなあ。
 
でも、やって良かった。来年度に向けて収穫ゼロではないし。
これから仕事がんばればいっか!


ちなみに、NOTEで主として書いている【やりたいことリスト】2024年に挑戦したい100のこと、についてはこちら。


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