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あなたにとっての「自由」とは? | コラージュアーティスト Ache._ Interview

「自由」とは一体なんだろう。 
規律や秩序があってこそ得られるものが自由なのか、
それとも、自由から規律が生まれ秩序に変化し、
私たちを統治しているのか。 

コラージュや映像作品を制作する
アーティスト Ache._ に、
表現することの尊さ、
「表現の自由」とは一体何か、
そして第1児誕生をきっかけに考える
現代の教育について聞いた。


Ache._

コラージュアーティスト、映像作家、またDJとしても活動中。

"毎晩奇妙な夢にうなされ続ける彼女は
 現実世界での拠り所として自身の作品に救いを求める

 不自由なく暮らすあの子にとっては

 身体が痒くなるような光景も
 今日何処かですれ違う貴方には
 自己を肯定する色調を聴く"







見た夢をそのままに再構築する「コラージュ」


すごい数の作品を作ってらっしゃる印象なんですが、いつ頃からコラージュ制作を始めたとか、アーティスト活動は今どのくらいですか?

Ache._:
なんかめっちゃ昔、小学生とか中学生くらいの時に、思い出をちょっと面白く編集するみたいなのをやってたんですよ。友達に贈るのが目的で、1日で撮った写真を、例えばビルを小さく人を大きくして、なんかちょっと面白い感じで編集して贈るみたいなんで、ちょっとこう笑うw みたいなのをずっとやってて。
それはなんかもう大人になって忘れてたんですけど、5年くらい前かな始めたのは。きっかけがあって、またそれを始めようかなと思ったんですけど。

企業とか、アーティストのMVとかもやられてるじゃないですか。そういったお仕事はどういった始まりでやられているんですか?

Ache._:
全然知らないところから見てもらって、依頼もらったりとか。まあ友達の友達とかもあるんですけど、初めての方とかも連絡くれて、依頼もらったり。
なんかコロナでみんなパンデミックみたいになった時、SNS=繋がりみたいになった時に、結構そこで繋がりが増えて。コロナの自粛がきっかけで活動の幅が増えたりしましたね。



制作スタイルというか、例えば、1日に1作品必ず作っているとか、制作頻度ってどのくらいでやられてますか?

Ache._:
作り始めた頃はランダムにあげてたりしたんですけど。なんか「何分チャレンジ」みたいなのを自分の中でやったり(笑)なんか、何時までに何個作れるかな?みたいなのとか、そうゆうのを自分でチャレンジしながら作るとかをたまに。その時の気分とか、今作ろうかなーみたいな時に作ったりとかしてるんで、毎日絶対に作らなきゃいけないとかは思ってなくて。
自分の気持ち優先というか、そんな感じで作ってます。

挑戦的な感じでやってるんですね(笑)

Ache._:
そうですね(笑)
で、息子が産まれたんで、息子がお昼寝の間、起きるまでに何個作れるかとか。ちょっとゲームみたいな感覚で楽しんでやってる時もあったり。

その時の気分でとのことでしたが、どうゆう気持ちだと作ろう!ってなるんですか?

Ache._:
私のコンセプトの話になっちゃうんですけど。
なぜコラージュやり始めたかっていうと、小学校くらいからずっと毎日夢をよく見るんです。1時間とか2時間とか、映画みたいな夢を見るんですよ。その夢が結構、いつも不思議な夢で。
旦那さんが彼氏だった時に、毎日「こんな夢見た!」みたいな話をしてたら、なんかそれって伝わらないじゃないですか、夢の話って。で、その時に夢を現実化したいんやけど、どうしたらいいんやろ?みたいな、絵を描くのとかも結構下手なんで何か表現する仕方ないかなーと思って。
現実に1番近いのって写真とか、リアルなものが良いかなと思ったのがきっかけで、それで小学校の時とかに作ってたフォト編集で作り始めたのがきっかけなんですけど。なんで、面白い夢見た時とか、想像とか。結構目が悪くて私、視力悪いんですけど、街歩いててこれがこうゆう風に見えたとか、目が悪いからそうゆう風に見えた、とかを自分で覚えておいて、溜めておいて、わー今作りたいなーって時に思い出して作ったりとかしてます。



なるほど、面白い!じゃあ制作された作品は実際に見た夢の話なんですね。
やっぱり「コラージュ」というもの自体が表現方法として面白いものじゃないですか。奇怪なものも多いと思うんですけど。でもそうやって、実際に見た夢なんだっていう話を聞くと、さらに面白く感じますね。

コラージュ制作にトライするとしたら、最初は何から始めたら良いと思いますか?

Ache._:
えーっとね、私ワークショップをコラージュでやらせてもらったりするんですけど、その時に大体1番最初にやる、分かり易い・入り易いやり方としては、自己紹介。自分の自己紹介をコラージュでしてみよう、みたいなのが1番作りやすい、のかも。
例えば自分の好きな食べ物とか、好きな場所とか、好きな色とかをまず検索して、画像で集めて。それを組み合わせていくだけでも面白いものが出来るんじゃないかなっていう感じなんで。自己紹介がどうかなって(笑)コラージュ自己紹介(笑)

最初にご友人宛に作られたやつも、ちょっと似たような感覚ですよね、たぶん。思い出を集めて作る、みたいな。確かにそういった方法なら面白そうだし、やり易そう。

Ache._:
やり易いと思います。なんか、旅行行ったときの1日の写真全部を1つの画像にまとめてみる、とか。分かり易いかもしれないですね。
や、ほんまに、絶対誰でも出来るというか。みんなやってほしい(笑)見てみたい、みんなの作品を。




「パーツ」と「存在感」で生まれる内面構造


実は私もこの前仕事で初めて、コラージュ風のアニメ制作に携わって。私自身あまり慣れていないっていうのもありながら、結果的にコラージュ要素をどこに反映できたかというと、写真素材の色合いだったりとか、テクスチャーだったりとか、そのいった視点で選定していたものが多くて。それを今思い返すと、私がいつも仕事上常に気にしている観点に近いような気がして。だからコラージュ素材として選び取れたのかなと思って。
なので逆にいうと、あいみさんがコラージュ制作を通して通常やられていることって、例えば人や物の存在そのものや、細かいパーツや要素に常に気が向いているから、面白い構造みたいなものが出来たりするのかなって思ったんですけど…

Ache._:
あーなるほど、それはなんかすごい鋭いというか、面白い(笑)

なので例えばですけど、初めて会った人の良いところをすぐに見つけられるとか、全体ではなくその人の目が好きだな、とか。そういった具体的なパーツで見ていることってあったりしますか?

Ache._:
あります!なんかあの、それこそ人間観察がめっちゃ好きで
ダンスをずっと小さい頃からやってるんですけど、電車移動が多かったんですよ。で、電車移動って小さい時は携帯とか持ってなかったんでやる事なくて、かなり暇で。一人で乗ることが多かったんで、みんなが何してるかぼーっと見る、みたいな。この人たぶん次の駅で降りるなーみたいな予想したりとか。そうゆうので人間観察がめちゃ好きになって。なんで言ってもらったみたいな感じで、人のことを見てて。こうゆう感じの性格なんかなーとかも見てたりします。すごい!めちゃビックリした今(笑)
なんかでも、それこそコラージュって自分の内側を表現している部分もあるんじゃないかなって思ってて。コラージュ作品を見てその人の心理状態を見る、みたいなのがあるらしくて。だから関係してるのかなって思いますね。

作品作るときに、よく使っているパーツは何かありますか?お気に入りのパーツ、じゃないですけど(笑)

Ache._:
特にコレ!とは無いんですけど、「目」は体のいっぱいパーツがある中の一部やのにすごくインパクトがあるというか。なんか、例え実際に見えてなくても、後ろで見られてる視線を感じるとか。人の視線ってすごい、良くも悪くもインパクトがあるので。それを表現したくて…何て言ったらいいんかな、人間の不思議というか。それで結構、「目」のパーツを使うことが多いですかね。「目」と、あと「手」とか。



確かに、目で性格が分かったりとかってよく言うじゃないですか。何か、力があるんでしょうね、きっと。
あと、例えば誰かモデルさんの画像を扱っているけど、「顔」だけ消したりとか、そういった作品もコラージュ作品では結構あるじゃないですか。そうゆうのも意味があったりするんですかね。「顔」があからさまに出ちゃってると何かが想像しづらいとか。

Ache._:
なんか、私の場合、夢の話をコンセプトにしてるんで、夢で会ったことあるけど思い出されへん、みたいな。夢で誰かに毎回会う夢みたいなのも見たことがあって。またこの人、夢で結構会うな、みたいな。でも思い出せないみたいな、そのボヤッとした感じがのっぺらぼうというか、そういう感じの表現で「顔」消したりとか、で使ってますかね、表現方法として。

夢っていうのは前提にありながら、「顔」以上にその人の存在感というか、そっちの方が記憶に残ったりするんですかね。

Ache._:
そうですね、自分はストーリーとかの方がバッチリ印象に残ってるんで、その夢のイメージみたいな、それを1番大事に作ってますね。





子育てとアート 「表現する」とは何か


お子さんがお産まれになって以降、子育てしながらアーティスト活動をされてると思うんですけど、お子さんが産まれる前と産まれた後で、劇的に変わったことって何かありますか?
今までこんなこと考えなかったけど、気にするようになったなーとか、例えば。

Ache._:
あーなんか、子育てするようになってより自由な時間って少なくなるんで。やらなダメな事とかも増えてくるんで。最初とか、赤ちゃんだったら3時間おきにおっぱいあげないとダメだったりするんですけど。夜中とか授乳しながら、どうゆう作品が面白いかな、とか、思い浮かんだこととか考えるようになってて、子育てがきっかけでさらに考える時間が増えたというか。
それで、もっと色んなもの見てみたいな、とか。家族で旅行行くのとかも、アートに関係する場所とかもそうなんですけど、行ってみたいな〜とか。刺激的にはなりました。

あとは、1番最初らへんの作品とかはかなり奇抜やし、見る人によったら見られへんとかグロテスクじゃないけど、ちょっとキツいなーみたいな作品とか結構あったんですけど。なんか段々、気持ちが優しくなったじゃないけど(笑)ちょっとまるくなったというか。
例えば、子供ちゃんが居てる作品を作る時とかは、あんまり奇抜な感じにはならなくなったかもしれないですね。子供に対する気持ちみたいなんが出たというか、母性みたいな感じ(笑)逆に自分の子供を使ったコラージュとかはしたことなくて。全然考え付かないというか、全く別の感じっていう風に思うようになりました。

夢から作品を作っていると仰ってたんですけど、夢の内容自体が結構変わったりとかもありましたか?

Ache._:
あー…夢の内容は……変わってんのかな?!結構、毎日すごい悪夢みたいな夢をずっと見てたんですけど、最近そこまで悪夢みたいなのは見なかったりしますね。たまに見るけど…そこは変わったかな。ちょっと癒されてる感はありますね(笑)



運営されている子供向けのワークショップはダンスも絡めてやってると仰ってたかと思うんですけど、何がきっかけで、いつ頃から始めているんですか?

Ache._:
それもコロナがきっかけで…
ダンススタジオを運営してるんですけど、ダンスって、発表会の場が無いとただただ練習するだけで。まあバンドとかやっててもそうだと思うんですけど、発表する場所がないと頑張れないじゃないですか。で、その発表会をやろうって予定してた日にちょうど緊急事態宣言が出てダメになったんですよ。1番最初の緊急事態宣言の時に、ちょうど発表会の日やって。
そこから3年間、発表会出来ないっていう風になったんですけど。でもそうなった時に、やっぱりダンスが好きで通ってくれてるみんなが、コロナが原因でダンス辞めてしまうっていうのも可哀想やし、面白くないなって思って。

じゃあどうやったら表現出来るのかっていうのを考えてた時に、映像に残すとか、自分の踊りをコラージュとかでアート寄りに編集してSNSに投稿するだけでも違うんじゃないかな、っていうので旦那さんと話し合って。
「クリエイティブクラス」っていうクラスなんですけど、そういうクラスを作ったらいいんじゃないかっていう話になって。それがきっかけですね。動画の編集の仕方とかを生徒に教えるようになって、そしたらもう今は、スタジオの動画も作ってくれるような生徒が育つようになって。



じゃあ、ダンスの方が最初というか、元々やられていたのはダンスが結構メインだったんですね。

Ache._:
そうですね、ダンススタジオがメインで。私自身も10代から今までずっとダンスがメインで、HIPHOPをずっとやってて。でも、そのダンススタジオという枠から外れたいというか。
ダンススタジオってこう、スタジオでダンスやって、発表会やって、こうゆう感じの音楽で踊ってみたいな。そうゆうのを全部取っ払ったスタジオというか。だからこの「クリエイティブクラス」はもっと自由な、アートとかを取り入れたクラスにしてて。なんで、コンテンポラリーとか、そうゆう要素を入れたレッスンとかもやってますね。

コラージュもそうなんですが、その他一般的に「アート」とされているものと、ダンスと、共通点や親和性みたいなものって何かあると思いますか?

Ache._:
それ、さっき考えてたんですけど。
まずコラージュは、自分を表現出来るっていうのは魅力だなっていうのと。整理整頓というか、心のモヤモヤしてた部分をコラージュで作品にしたら結構スッキリしたりとかするんですけど。そうゆうところが魅力なのかなって思います。
あとは、誰でも出来るっていうのが。別に技術なくても、どんな形でも、作ってしまえば作品として出せるんで。誰でも好きなようにやれば良いし、それが魅力かなって思います。



確かに、技術があって無いような形式だからこそ、評価する軸が人によって違うというか。見る側の感性だけで終わるから、それはそれですごく良いことだと思うし。そういう意味でも誰でも出来るし、自分が良いって思ったら良いってことですよね。

Ache._:
ダンスもやっぱり表現するっていうので、そこが似てて。ダンスも自由に踊るソロとか、バトルとかあるんですけど、即興で踊るみたいな。思い付いた感じを踊りにするみたいな。それもインスピレーションを何かから得て踊るみたいなレッスンをよくするんですけど。
例えば、電車に揺られてて、揺られてたところから転けてしまって、転けてしまった場所が遊園地やって、なんかこう回る感じ!とかをダンスで表現する。で、コラージュもそれと同じような感じで、インスピレーション得て降りてくる。なんで、どっちもやってたらどっちもイメージが湧き易いんかなーっていうので、そこが似てるというか。

技術や方法が違うだけで、元のソースというか、考えることや目指す方向は一緒というか。

Ache._:
そうですね、音楽とかも似てると思います。旦那さんも音楽系アーティストでビート作ってて。なんで、そこからの刺激もめっちゃありますね。





これからのアート(社会)はどうなれば良い?


今回、CHIRUDAのサイトをご覧いただいて、「子供が産まれたのをきっかけに、これからのアートがどうあるべきか考えさせられました」って最初にコメントを頂いてたのですが、具体的にお伺いしても良いですか?

Ache._:
なんか、SNSで作品作って投稿した時に、何回か消されたことがあって。「違反してます」みたいな、その、「ガイドラインに沿って」みたいな…

過激すぎる、みたいなことですかね?

Ache._:
でもほんまに普通の、普通というか…例えば煙草を持ってる写真を使ったやつとか、そうゆうのもダメみたいで。え〜みたいな。
なんか、「未成年の子も見るから」みたいな理由なのか、具体的な理由は分からないですけど。まあ、例えばヌードとかもダメなんですけど。自分が作りたいと思って出した作品は全部消されてしまう、みたいなのが何回かあって。
なんか、今の時代はみんな表現の仕方が自由というか、携帯とかも気軽に手に入るし、テレビとかインターネットとか、色々と広がってるけど実は制限されてるんじゃないんかなって逆に思ったりしてて。「表現の自由」ってじゃあ何なんやろ?って。これはダメで、これはOKだからこの範囲の中でアートをやりなさいって感じやん、それやったら。と思って、それをめっちゃ考えるようになって。

例えば自分の子供たちが、こうゆうことを表現したいってめっちゃ自信持ってやってたとしても、それがダメって否定されたら、じゃあそこで終わってしまうのか?とか。なんかそうゆうのをめっちゃ考えました。

なるほど。その、煙草もそこまで規制されてるっていうのはちょっと知らなかったです。

Ache._:
そうなんですよ、私もビックリした。なんか、ダメな理由=煙草、みたいな。え、ダメなの?みたいな。

それってでも、アーティストのアカウントじゃなくても、例えば個人的なアカウントで煙草吸ってるとか、手に持ってる写真なんて普通にあがりそうじゃないですか。そうゆうのもダメなんですかね。

Ache._:
どうなんやろー……なんか、その私が作ったコラージュでダメだったやつ、実はプリントしてて。今はもう色々刺繍入れたりしてますけど、これがダメだったんですよ。



Ache._:
これ、山から女の人の顔が生えてて、煙草吸ってる人たちが居てる、みたいな。これ消されちゃったんですけど。ちょっと顔が幼く見えた=未成年が煙草吸ってる、みたいな。AIが認識して判断してるみたいで。だから、それで引っかかったのかな、とか思いました。

それ、でも、可愛いですね(笑)

Ache._:
あー、ありがとうございます(笑)そう、だからSNSには載ってない作品が実は結構あって。

確かにそうですよね、色々と技術が発展して自由になっている気がする反面、これまでに無かった規制も増えているのかもしれません。どうすれば良いんでしょう。

Ache._:
なんかね、息子が保育園とか小学校とか行くとかってなった時に、どんな所が良いのかって考えるとやっぱ自由…自由って言っても色々あると思うんですけど、なんかそうゆう所が良いなと思って。
私自身、小学校とか中学校とかずっと嫌やったんですよ、その義務教育の過程が嫌で。先生とかもむっちゃ嫌いやったし、なんでそんな押さえつけられるんやろ?って思ってたし。そこで押さえつけられて、自分を出されへんかった子はそのまま大人になってるんですよ、絶対。それってめっちゃ勿体無いし、親からしたら、色んな親御さんが居てるんで分からないですけど、自分の子供の可能性とかを人が潰してしまうっていうのがとても辛くて。

なんで、そこがもっとこう豊かになってたら良いなとは思いますね。日本がアートとかにもっと手広くなって、表現とか、服装とか髪型とかも。中学校とか、髪の毛染めたらあかんとか、カラーコンタクトはダメとか、化粧したらダメとか言われるけど、メイクアップアーティストになりたい子とかも居てるし。だとしたら興味持って毎日メイクしてるわけやから、別にそれはあかんって言う必要無くない?みたいな風に思ったりするんですけど。そこがもうちょっと良くなれば良いなとは思いますね、日本の教育というか。

それで言うと、そういった部分をよく表しているなって最近よく思うんですけど、日本の学校って制服のあるところが多いじゃないですか。制服ってまさにそうですよね。海外だと、私立とか名門校が制服を持っているところがありますけど、逆に公立はほぼ私服だったりするから。そこが違うのかなって。制服による規律って色々ありますよね。。
やっぱりお子さんが産まれてから、そういった教育の話とかも気にするようになった感じですか?

Ache._:
やー、なりました、うん。やっぱり面白い人生歩んでほしいなって思ったりするようになったのがきっかけで、めっちゃ考えるようにはなりました。

なんか、もはや「学校」というものの存在意義を考え始めてしまいますよね(笑)

Ache._:
(笑)ほんまにそうですよね。
だから、インターナショナルスクールとか見たりしてて。小ちゃい時から別に英語やらんでいいやんって声もあるんですけど、そうゆうことじゃなくて、取り組んでることとかが全然違うくて、面白かったりするんで。義務教育やけど、中学校とか別に自由で良いんじゃないかなって思いますね。色々調べていけたら良いなって。

勉強というか、学業のためだけに学校に行くんだったら、通信教育が最近増えていたり、そこで勉強している子も増えているみたいなので。それでもっと自由な時間というか、好きなことに費やす時間を自由にアレンジ出来る方が良い子は、そっちの方が人生が豊かになる可能性は全然ありますよね。
ただ、もしそうゆう自由な生き方をしてほしいから通信教育という選択をしても、今の日本ってたぶん、通信教育= "レベル低い" "良くない子供" "家庭環境に事情がある子供" みたいな感じで見られることってすごく多いと思うんですよ。そういった偏見から起こる固定概念とか、広く全体含めて改善されたら良いなと思うんですけど、すごく難しいですよね。

Ache._:
難しいですよねー、ほんまに。どうなんですかね、変わらないんですかねその感じは。

仮に今後いつか良い方向へ変わったとして、例えば50年後とか、そうゆう感じだろうなと思ってしまうんですよね(笑)きっとすごく時間がかかる。だから逆に、学校というもので固定するのではなく色々な選択肢を用意してあげて、それこそワークショップだったりとか、色んな可能性に触れられる機会とか、手助けできる人間とか、周りにいてあげた方が良いんだろうなっていうのは、漠然と私も考えていたりするんですけど。

Ache._:
ほんまにそう、なんかめっちゃ意見が合うというか(笑)分かります。
ダンススタジオもそうゆう感じでやってるんで。学校では教えてくれへん、というか。
なんか、あんま学校行ってない子とかもレッスンに来てて。ですけど、ダンスが楽しくて来てくれてたりとか。それこそ映像作るのを教えてあげたら、それを仕事にしてたりっていう子もいて。中学校2年生の子やったんですけど、全然学校行ってなかったけど、映像の仕事をもらってきたりとかしてて。それで良いと思う、ってずっとその子には言ったりしてて。そう、ほんまにそうって思いますね私も。

素敵ですね、そのストーリー!
私も高校まで一応、義務教育でいわゆる「学校」に通ってたんですけど。為になったことももちろん少なからずありますけど、学校以外の例えば、同じ勉強でも通ってた塾の先生がすごく良い先生だったりとか、高校の時にやってたバイト先の先輩とか、そこで働いてるおじさんの話がすごく面白かったりとか。そっちの方が今思えば記憶にもやっぱり残ってるし、情報というか、色々為になったなって思うことが多いので。学校ではない、自由な課外授業というか、色んなことに触れられる機会や時間が増やせたら良いですよね。

Ache._:
めっちゃほんまにそうやなと思います。共感!




Q | あなたにとっての「自由」とは?

おそらく、規律のうえに成り立つオリジナリティが自由とされているのだけど、そのオリジナリティは何かしらの限度を超えてしまうと押さえつけられてしまうのが現状の世界だ。

もしかしたら、
私たちに100%の自由というものは存在しないのかもしれない。

でももし、その自由が限られたものであったとしても、その中での100%を発揮することが出来たら、例えそれが一瞬であろうと "楽しい" と感じることが出来るかもしれない。
私たちは秩序と自由との間で絶妙なバランスを探し求めながら生きているけれど、そのバランスさえ何かに押し付けられ、否定されたとしたら、例えどんな人やどんな立場であっても「生きづらい」と感じてしまうだろうことは想像に難くない。

個々に違うオリジナリティと自由を尊重し少しでも活かすために、これから出来る行動には何があるだろうか。
たとえ、一部ではダメだと言われるような事柄であっても、きちんと目を向け認めてあげられる存在がどこかに存在すれば、その人にとっての「自由」を少しでも実現させてあげられることが出来るのかもしれない。

想像してみよう、あなたらしいやり方を創造しよう。あなたの「声」を #ChirudaVoice で聞かせて。


Recorded 2022.05.31
Interviewer : Haruko Kubo (CHIRUDA)
Editor : Haruko Kubo (CHIRUDA)

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