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探鳥会レポート<N神社周辺編>3/3話 2023年8月

 先日、ニコ支部T分会主催の探鳥会に参加してきました。
 集合場所はN神社前で、神社周辺を歩きます。

 探鳥会ご一行は川沿いの道を進みました。
 周囲には田んぼが広がっていました。

 川をじっくり見ていた人が「カルガモがいました」と報告してくれました。

 突然、ベテラン兄さんが
 「スコープ貸して」
 分会長が持っていたスコープを受け取って、川の反対側に向けはじめました。

 何が始まるんだろうと集まる探鳥会ご一行です。

 しばらくするとベテラン兄さんは顔を上げ
 「中央よりも45分の方向にモズ」
 そう言って見せてくれました。

 さっそくスコープの列に並びます。

 覗いてみたところ、木の葉で隠れた枝のさらに奥にモズの姿がありました。

 周囲の参加者は大絶賛。
 「よくこんなのを見つけたねぇ!」

 世の中にはすごい人もいるものです。

 少し歩くと、河原の草が1箇所だけ大きく揺れているところがありました。
 あきらかに何かがいそうなのでみんなで凝視しました。

 飛び出したのはオオヨシキリでした。
 飛んだけれども、またすぐに葦の中に見えなくなりました。

 探鳥会ご一行は川沿いに歩いて、次の橋のところで集合場所に向かって曲がりました。
 今日は暑くなりそうなのでショートカットコースだそうです。

 道路を渡ってご神域に入った途端、空気が変わりました。

 ご神域にはたくさんの木が植えてありました。
 「涼しい!」
 「気持ちいいね」

 「そこにきれいな花が咲いています」
 「キツネノカミソリだよ」

キツネノカミソリ

 しばらくすると先頭が歩き始めたので、その後を追いました。

 本殿は山の中腹にあります。
 坂を登って、本殿まで行きました。

 ご神域はきれいに掃き清められていました。
 探鳥会ご一行は本殿前に行き、手を合わせました。

 ベテラン姉さんが
 「そこにシジュウカラがいます」
 「ね?」
 そう言って私に同意を求めましたが、私には分かりませんでした。
 「あ、飛んだ」
 シジュウカラが先に飛んで、ここにいるよとアピールしてくれました。

あ、シジュウカラ
と、言われたあたりです。

 探鳥会ご一行はご神域の西側にある十九社前に移動しました。
 ここも十分に日陰がありました。

 「ここで鳥合わせをしましょう」

 鳥合わせとは探鳥会で観察した鳥を照らし合わせる作業です。

 観察した鳥として数えるためには自分の他に証人が必要になります。
 この仕組みが、みんなで鳥を見ましょうという探鳥会の趣向につながっているように思います。

 また、鳴き声だけでも観察した鳥に数えます。
 鳴き声も証人が必要になります。

 「カルガモ」
 「モズ」
 「オオヨシキリ」

 少ないと言っていたのですが、鳥の観察数はそこそこの数字になりました。

 この時点で10:00前でした。
 「暑いので気をつけてお帰りください」
 周囲の人にお礼を言って解散となりました。

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