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探鳥会レポート<K山編>1/2話 2023年4月 鳥よりも花を見ました

    先日、ニコ支部F分会主催の探鳥会に参加しました。
 場所はK山で、地元の人の信仰を集めた山です。

 集合場所の駐車場はあまりたくさん停められないので、隣の公共施設の大駐車場に車を停めました。

 受付で記名し、参加費として保険料を支払いました。

 定刻まで庭園で待つことにしました。
    季節はもう少しでふじの花が咲くかもという頃合いで、藤の花のつぼみを楽しんできました。

一本だけ満開の藤がありました

 同じように庭園で待っていた人が
 「オオタカ!」
 そう言って空を指しました。

 白い雲で覆われた上空の遙か先に黒い点。
 ……ううむ、わからん。
 それなのに周囲にいた人が「わかりやすいねー」と言っていました。

真ん中の点が
オオタカらしいです

 まもなく定刻になりました。
 「集まってください」
 という声が聞こえたので、そちらに移動しました。

 人が集まってきました。

 役員から本日のコースの説明があり
 「新緑を楽しんでいただければと思います」
 こう挨拶が終わったところで、先頭が先に進みました。

    K山のふもとにある庭園を通過します。

 行く手に不思議な緑色の色の木が見えました。
    それは葉ではなく、花びらの色でした。

 それは桜でした。
    緑色に近い花びらを持つ、御衣黄という桜だったのです。

御衣黄
御衣黄

 この御衣黄は、緑というより黄色に近く、ピンク色がすっと差し込む感じで、やさしい色でした。
 つい、桜を夢中で撮影してしまい、探鳥会ご一行のほぼ最後尾に付くことになりました。

 遠くの木のてっぺんに鳥が止まっていて
 「ツグミじゃない?」
 「ヒヨドリでは?」
 なんて話していた人がいましたが、よく見ると違う木にそれぞれツグミとヒヨドリが止まっていました。

 パタパタと羽ばたいて飛んでいった鳥の影を見ましたが、あれはカケスだと近くにいたベテランさんが教えてくれました。

 探鳥会ご一行は森林地帯に入りました。
    森林地帯を抜けて、山頂に出ましたが、ほとんど鳥に会いませんでした。

    山頂あたりで、私に声をかけてきた方がいました。

    最近、日本野鳥の会に入会したばかりのお嬢さんです。
    今日は名札を付けていました。
    Sさんと言うらしい。

   山頂から下る道をなんとなくご一緒しました。

    近くを歩いていた年配の人がジビエ自慢をしていました。
    「スズメは食べるところがほとんど無い」
    「口に入れて、アメ玉みたいにしゃぶるんだ」

    「それに比べたら鳩は食べるところが多い」
    「ただ、鳩は不味い」

   Sさんはそれを聞きながら
     「探鳥会はいろんな話が聞けて勉強になりますね」
    なんて言うのです。

    私がずっとジビエ自慢話をメモしていたからかもしれません。

    そのうちジビエ自慢はエスカレートし
     「ヘビはカリカリ」
    にまで発展しました。

    私がわざと「ヘビはカリカリ」と言いながらメモしたら、Sさんはププーッと笑ってくれました。

    人に笑ってもらえると、楽しくなるものですね。

2につづく。


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