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探鳥会レポート<A山編>2/2話 2023年2月 アオゲラ観察

    先日、ニコ支部K分会主催の探鳥会に参加しました。
 場所はA山です。

 探鳥会ご一行はA山の北側の山へ向かう稜線へと進みました。

 先頭が足を止めて、早く来るように手招きをしました。

 それなのに「何かいたかねぇ?」とのんびり歩く最後尾集団。

 「アオゲラがいるよ~」
 「えっ、アオゲラ!?」

 アオゲラというのは日本にしかいないきれいなキツツキです。
 最後尾は大急ぎで駆けつけました。

 先に着いていたスコープ隊が既に焦点を合わせてくれていたので、さっそく列の後ろに並びます。

 ずらりと人が集まったのに、アオゲラはまったく動きませんでした。
 おかげで全員がアオゲラの姿をおがむことができました。

アオゲラ

 この日、初めてアオゲラを見たという人が
 「もう一回並んじゃおう」
 何度もスコープの列に並び直す光景も見られました。

 不意に誰かが言いました。
 「あれはオスですか、メスですか」
 その声にスコープ隊が首をかしげました。
 「頭が見えないね……?」

 アオゲラは頭の模様で性別を見分けるのですが、ちょうど見えない角度なのでした。
 遠く離れたところから見たりして、メスではないかということになりました。

 「アオゲラは巣立つときにはもうはっきりオスメスの模様ができているんだよ」
 スコープ隊がそんな豆知識を披露してくれたので、私は「へー」と感心したのでした。
    (こういう豆知識みたいなの、大好き)

 アオゲラを十分に見たので、山を下りました。

 途中でデカカメラの人が熱心に鳥を撮っていました。

 参加者が
 「あ、ソウシチョウ!」
 というと、デカカメラの人は
 「ソウシチョウって言うんですか?」

    ……知らないで撮っていたらしい。

 その人はきれいな鳥がいたので撮っていたということでした。
 これをきっかけに鳥に興味を持ってくれるといいです。

 山を下りたところに池があって、シロハラがいました。

 シロハラは隠れるつもりで池の暗い場所に飛んで逃げたのでしょうが、そこは探鳥会ご一行の目の前でした。

シロハラ

 さらに進んだ先は花畑で、ルリビタキのメスタイプが横切っていきました。
 いつもここにルリビタキがいるのだそうです。

 花畑にある東屋で鳥合わせを行いました。
 探鳥会で見た鳥を確認し合う作業です。

    役員が見た鳥を読み上げていきました。
 「アオゲラ」
 「シロハラ」
 「ルリビタキ」

 「参考として、ソウシチョウ」

 飼われていた鳥が野生化したものなので、参考として数えます。

 ここで解散となり、探鳥会は終了しました。

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