探鳥会レポート<T牧場編>2/3話 2023年9月 秋の渡り
先日、ゆる支部の平日探鳥会に参加してきました。
集合場所はT牧場の周辺です。
探鳥会ご一行は開けたところで猛禽類が飛ぶところを見る予定だったのですが、まったく飛ばず、少し落胆して引き返したのでした。
復路の途中で、上空をトビが飛びました。
役員さんが
「飛んだよ、タカの渡りだよ」
と、大喜びです。
上空に尾が細い猛禽類が飛びました。
ハチクマかな?と、みんなで観察していたら、右から猛禽類が低空飛行してきました。
「近っっ!」
近かったので、尾の横縞がはっきり見えました。
困ったことに証言が食い違いました。
「尾のベルトは3つだった」
「いや、2本だった」
2人とも写真を撮っていたので、横縞の数はすぐに解決しました。
横縞の白い部分を数えた人と、黒い部分を数えた人と、まぁ、そんなところでしょう。
ゆる支部には猛禽類担当がいるのですが、この日は平日だったので来ていませんでした。
その人がいればこういう時に揉めないのに。
道路の横にサンショウが生えていました。
真っ赤な実を付けていました。
鳥が食べるんだよねという話をしていたら、参加者のひとりが味見をしてしまいました。
「たいしたこと、ないな~」
「うわ、あとから来た!」
ペッペッと苦しそう。
役員さんが
「言うでしょ、サンショウは小粒でもピリリと辛いって」
と、言いました。
飴をひとつ差しあげたら、あとで少しマシになったとお礼を言われました。
サンショウを佃煮にしたものは美味しくて好きです。
今、サンショウについて調べたら、生で食べるとしびれやけいれんを起こすことがあるそうなので、よい子は生で食べないで下さいね!
探鳥会ご一行は集合場所の駐車場まで戻ってきました。
ここで鳥合せをして、その後、希望者は牧場で鳥見をするそうです。
鳥合せとは探鳥会で見た鳥を確認し合う作業です。
まず、役員さんが見た鳥を読み上げました。
「トビ、いましたね」
「ハチクマ、いましたね」
「サシバ、いましたね」
「カラス、どこに行った!?」
探鳥会の最中に、珍しくカラスが出てこなかったのでした。
これで探鳥会はいったん終わりました。
私はこの後の牧場での鳥見にも参加しました。
3につづく。
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